今月の星岡はぎりぎりまで迷って、前日申し込みやキャンセルもありと伺っていたので、前日に行くことと確定しました。やっぱりコロナの影響で不要不急の外出は避けるとできるだけ外に出ないようにとの要請もあり、土曜日のベルカントは気が進まなくて休みましたが、料理教室はデモを見て、いただくだけなので、お互いに話をしなければ少人数だしいいかなと思い、申し込みをしました。お正月らしさを味わいたいとの思いもありました。
1月の献立
前 菜 しらたき粉節
焼 物 宿かり焼
煮 物 鶏の治部煮
蒸 物 薯蕷蒸
酢 肴 わかめの果実酢
鯛にゅうめん
甘 味 ぜんざい
治部煮の材料の説明。小巻湯葉とすだれ麩を使います。すだれ麩がなかなかおいしかったです。湯葉とか生麩はなかなか関東では準備しにくい材料です。
治部煮の材料と出来上がった宿かり焼。宿かり焼きは牡蠣と、長葱、豆腐の上に味噌をかけてオーブンで焼いたもの。牡蠣をからいりして水分を飛ばすのがポイント。
鯛にふり塩をして、少しおいて、水分を取り、お酒をかけてその上に、ほうれん草を茹でてから卵黄を混ぜたものを並べ卵白を泡立てたものを加えた大和芋のすりおろしをかけて蒸します。かぶら蒸しのようですが、また違った感じでおいしかったです。
冷凍しておいた巻ゆばを見せていただきました。(右上) ↑
わかめの果実酢はリンゴのすりおろしがメインの合せ酢につぶ貝の霜降りと玉ねぎ、ラディシュを和えたもの。他に胡瓜やキャベツなどが使えます。右上はにゅうめんの材料。
詞書] いはひの心をよめる
わかめの果実酢
しらたき粉節単純な料理ですが、おいしかったです。お酒や醤油、みりんの他にごま油を使っています。
宿かり焼 味噌は桜味噌、西京味噌、みりん、砂糖、当たり胡麻、卵黄を練ったもの
治部煮 大好きな料理の一つです。
薯蕷蒸 白身魚とほうれん草のうえに大和芋をかけて蒸します。
鯛にゅうめん 鯛は皮だけ炙り、焼き目をつけてから酒蒸し。
ぜんざい 上品な甘さでおいしかったです。
この日はいつもよりボリュームがあり、おなかがいっぱいになって、体重も増えていました。
他に男性の参加も珍しくあり、全部で5名と多い人数でした。顔なじみの方もいらして、黙って食べるのは苦痛だわと言っていただきました。食事は会話があって楽しくおいしいものなのにね。
丑年、年女の私としては「前進」の文字がうれしいです。
この日のコーディネイト
前日になってやっと着物も出して、お正月なので宝尽くしで帯は黒しか合わないかと思い、引っ張り出してきました。帯どめの独楽がこの時しかできないという思いで合わせました。Kさんからお母様の物をいただいたものです。
この黒の帯は西陣まいづるのものでお気に入りの一つです。結構何にでも合いそうです。ところが当日になってやっぱり白っぽい帯がしたくて変えてしまいました。
白い帯どめが目立たない帯になってしまいましたが、お会いした方から素敵な帯留ですねと褒めていただきました。象牙ですかと言われて、いただきものなのでよくわからないのですが、そのようですとお答えしました。
着付けに手間取ってしまい、3回も帯を結び直しました。これは博多織なのですが、薄くてペロンとしているので、結びやすいのですが、前結びで回した時にぐしゃっとなってしまい、2度目はどうも着物の丈が長すぎたので、物差しを入れて引き上げようとしたら、帯を崩してしまいました。おかげで遅刻してしまったのですが、練習にはなりました。めったに着ないと着方忘れています。やっぱり着なきゃだめだと思いました。
疲れましたが、お正月に和服はやっぱりしゃんとします。暖かくて和服日和でした。
Jan.14 2021 Asagaya
目の保養をさせて頂きました。お目出度い柄がいっぱいちりばめられたお着物。きっと周りの方も喜ばれたのでは。そして私の大好きな緑の帯揚げ♥
って、今回は着物のことだけコメントしました。
何か街からも喜びが消えていくような感じがして、お正月らしい着物にしてみました。宝尽くしの半襟もおととし自分で色をさして作りましたが、和服も同じ柄なので、半襟つけるのもおっくうで白のままで着ました。半襟もいろいろ付け替えたり、面倒くさがらずにすれば和服のおしゃれも完成に近くなりますね。