Reflections

時のかけらたち

the Kabuki

2024-09-24 23:22:57 | art

9月18日

名古屋での北村朋幹のリサイタルの翌々日。久しぶりに玉三郎、歌舞伎座へ出演なので
銀座まで出かけました。
いつもお世話になっているK子さんとお会いするのも何か月ぶり? 

秀山祭*の特別な公演プログラムもすごかった。亡くなった吉右衛門さんのを見たかったけど・・
カブキらしいカブキでキャストも豪華でした。

*秀山祭(しゅうざんさい)
初代中村吉右衛門の生誕百二十年を記念して、その功績をたたえるため、
俳名 である「秀山」を冠し、平成18(2006)年9月歌舞伎座から始まった。

 

 

夜の部

近松半二 作

一、妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)

太宰館花渡し
吉野川

  太宰後室定高
久我之助
雛鳥
蘇我入鹿
大判事清澄
玉三郎
染五郎

吉之丞
二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
  武蔵坊弁慶
源義経
片岡八郎
駿河次郎
亀井六郎
常陸坊海尊
富樫左衛門

後見
幸四郎
染五郎

種之助
高麗蔵
友右衛門
菊之助

吉之丞

 









妹背山婦女庭訓

玉三郎の私にとってはまた初めての世界。
母は昔、玉三郎は年取った女性を演じるのがまたいいのよねと言っていたことがありました。
今は本当に年を取り、その役に近くなってきますが、またその風格があり、美しかったです。

話がこんがらかっていて何が起きているのかよくわからなかったけれど、舞台の両サイドで起こっている
ドラマが盛り上がっていくのを玉三郎の美しい動きと共に見つめていました。

若手もどんどん育ってきていて、娘役の左近の初々しかったこと。
かたや染五郎の美しいこと。まだ中学か高校生くらいの時にTVに出ていたのを見て、きれいすぎて驚きましたが、
しっかりと声も通って立派に育ってきていました。


雛鳥=尾上左近、太宰後室定高=坂東玉三郎 /(C)松竹 

大判事清澄=尾上松緑、久我之助=市川染五郎/(C)松竹

子を思う親の気持ちと死を受け入れる子どもたち。

 



Yahoo News より  富樫左衛門=尾上菊之助  武蔵坊弁慶=松本幸四郎 

 @松竹

カブキの様式美を堪能した勧進帳。
席がいつもの後ろの方なので、心の動きまでは見ることができませんでした。
いつだったかシネマ歌舞伎を見て、歌舞伎役者の演技力に驚いたことがありました。

 


久々の歌舞伎は見ごたえがあり、どっぷりと歌舞伎に浸りました。

いつもスッキリ和服で決めていらっしゃるK子さんの着物はこちらで。
黒の帯がすてきで、隅々まで行き届いているいつもの着こなしです。

 

10月も楽しみです。

染五郎×玉三郎  源氏物語 六条御息所の巻

 

 仁左衛門×玉三郎  年齢を感じさせない現代の歌舞伎の最高峰

仁左衛門と玉三郎が描く 結ばれなかったからこその美しさ 十月歌舞伎「婦系図」取材会レポート

 

Sep. 18  2024   Ginza

 

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2 コメント

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Unknown (カンカン)
2024-10-02 02:54:59
香子さん、コメントありがとうございました。
ほんとうにすごい演目でしたね。
今年後半、玉三郎が見れて嬉しいです。
いつまでお出ましかと心配で、あれば行きたくなります。

天守物語は前回見たのと役がスィッチしていますね。

今月も公演はもうすぐですが、仁左衛門共々楽しみにしています。
返信する
Unknown (香子)
2024-10-01 07:42:08
遅くなりましたが、先日はありがとうございました。
なかなかがっつりとした演目で良かったですよね。
また今月も楽しみです(今月は目の保養〜♪)

12月もタマさまお出ましの「天守物語」があります。
今回はタマさまの富姫に七之助クンの亀姫ですよ (^_-)-☆
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