Reflections

時のかけらたち

ネイチャーガイドとともに歩く金作原 - Amami⑦ ・・・ Kinsakubaru

2025-02-16 23:53:15 | wonderland

1月25日

3日目はエコ・ツアーガイドと一緒でないと入ることができない奄美の原生林の中へ足を踏み入れます。
一村の絵にもあるヒカゲへゴを見たくて、指定ガイドと一緒にしか入れない森へ行きましたが、旅行に出る寸前にガイドを申し込み
民宿迄ピックアップしてもらうことになっていました。ガイドのワゴンに乗って、その車でしか入ることが出来なくて、しかも
駐車台数も限られているという厳しい制限のある原生林です。それだけ手厚い保護がされている自然です。4月からガイド料も
値上がり、また車ももっと手前までしか入れなくなるということでラッキーでした。

民宿の朝食は鶏飯です。そのため前日も鶏飯は食べないでいました。

朝食なのでスープはさっぱりしていますとのご主人の話でした。
宿の奥様は昨日も大和村の実家の畑を手伝いに行ったとのこと。モズクも海で取ってきたもので
ここの人は食べるものは自分で作ったり、とったりしますとのお話でした。

食後の発酵飲料ミキもおいしかったです。その家々で味が違うということです。神様に捧げる
ミキも作っているとか。

奄美が日本で2番目に大きな島とお聞きして(実際は沖縄を入れると3番目)、なかなか数日では回れないことが
わかりました。金作原の後どこを回ろうかと相談にものってくれます。おばあさんが大島紬を織っていたとの
ことで紬村にも行ってみたかったのですが、今回は自然を見るだけで時間がありません。

野鳥が渡ってくる場所や、奄美の個性的な生き物のこと、この時期に鯨が子育てのため何千頭とやって来ること
などいろいろな情報を教えてくれました。野鳥もたくさん渡って来るとのことで、鳥撮りの人たちは夜明け前に
出かけて行くそうです。自然が残るこの島は本当に魅力的です。金作原のあとは蝶々が見られるフルフラガーデンと
2つの海が見れる丘 加瀬間峠に行くくらいかなと計画しました。

9時過ぎにガイドさんの車が到着して、必要な荷物だけ持って、レンタカーと荷物は宿にそのまま残して出発しました。
ガイドさんは金作原に着くまでも、奄美の自然などについて運転をしながら説明してくれました。途中サシバが飛んで
いたのが見えました。

奄美ではハブが一番怖いので登山と言うスポーツがなかったことや、ハブを退治するためにマングースを入れたら
今度はマングースがアマミノクロウサギを襲うようになり、マングースをほぼ駆除してやっとアマミノクロウサギが
増えて来たとか・・・・

金作原に政策で松を移植したら海外からやってきたマツクイムシにより全滅して、また元の森が復活した話など興味深い
話をたくさん聞くことができました。明治神宮の森は130年かけてできたけど、ここの森は80年で復活したとも。

金作原を歩きながら、森がいかにしてお互いを利用しながら生成していったかとか、たくさん説明を受けたのですが、
森の成り立ちについては頭にしっかり入っていなくてなかなか文献もなくて、記録をとっておけばよかったと
今さら思います。

次々と小さなワゴン車がついて見学者がガイドさんと一緒にそれぞれグループで歩いて行きます。
そこまで来て車を停めることができないツアーの団体さんがずいぶん前から少し小雨が降る中を
歩いていました。高齢者が多く見られました。

ここから森の中を歩きます。雨も止んでいて気持ちが良かったです。



アマミテンナンショウの芽が出ていました。








ヒカゲヘゴの斑点が見えます。

幹には、白い丸い模様が刻まれています。これは、葉を落としながら上へ伸びていった成長の跡です。白い模様の中に
見える黒い点は、維管束の跡。周りには黒い毛のようなものがついています。根です。これは幹の断面。中心に細い茎が
あります。茎のあちこちから出た根が、体を支える働きをしています。小さなものが多いシダ植物。しかし、亜熱帯には
木のように大きなものもあるのです。 NHK for school より







オオタニワタリが樹上に着生しています。


大きなシダの宝庫

ヒカゲヘゴの新芽



まさに一村の世界





ガイドさんにハブの牙を見せてもらいました。

サクラツツジ











カゴメラン



これは何を説明してもらっていたのかしら? もう忘れちゃった。

途中、木の穴の奥の水が溜まっている窪地にいたオットンガエルを見せてもらいました。
眼だけキョロキョロしていました。ガイドさんはこのカエルさんとおなじみのようで久しぶりに
ここに戻ってきましたと話していました。

倒れて横になった木に赤髭がかわいい姿を見せてくれたのは嬉しかったです。
慌ててカメラを構えましたがすぐ去って行ってしまいました。

鳥の鳴き声も多く聞きました。キツツキもいました。





トクサラン


ルリミノキ





オキナワウラジロカシ

こんなに根っこが出ていても大丈夫な樹齢200年近い木です。
ここに降りて行くのが急な階段でちょっと怖く、カメラを持ってもらい、気をつけながらゆっくり降りて行きました。
周りの人にも「お母さん、頑張って」と励まされました。こんなおばあさん来ていませんでした。車で通った道には
ツアーの人たちが歩いていたけれどあの人たちはどこに行ったのだろう?






ヒメフタバラン

いくつかの種類の蘭を見ましたが、これからどんどん咲いて行くのでしょうね。




 

ガイドの水間忠秀さんのfacebook(https://www.facebook.com/tadahide.mizuma)より撮れなかった生き物たちの写真をお借りしました。

オオトラツグミ



一村の絵の中に高らかに鳴いているように描かれていた赤髭


オットンガエル


水間さんお薦めのアングル。私も真似して撮りましたが、失敗しました。

 

とても充実した、解説も面白いツアーでした。時間の制限があったので写真はなかなか撮れませんでしたが、
赤髭が目の前に出てきてくれたことやいくつかの蘭を見ることもできました。

小さな鳥が目の前にやって来た時は、何か癒される感じがしました。きっと一村もそんな感じがしたと
創造しました。きっと寂しくなかったと思いが深まります。何か世界がパッと広がった感じ・・

水が豊かな命の森を歩いて、説明も丁寧で、参加できて良かったです。
奄美の人たちの自然の取り組みも強く感じられました。

帰り道で説明のあったソテツが外来種のカイガラ虫にやられてしまって、行く先々で枯れていたことが納得。
害虫の恐さも感じました。

 

世界自然遺産エリア「金作原」で亜熱帯の森をお散歩

奄美大島の希少な動植物に出会う金作原トレッキング

 

Jan. 25   2025    Amami

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すてきな洋館でアートに浸る至福の時間 ・・・ blissful time immersed in art in an old Western-style house

2025-02-15 00:09:39 | art

2月14日

旅行から戻って、しばらくボーッとしていましたが、表千家の教室で中華のアフタヌーンティに行ったり、
白金の自然教育園でセツブンソウを見たり(カワセミとジョビ子付き)、久しぶりにT高校の先輩のお宅ですてきな
クラフトを見せていただいたり、昨日の玉三郎の阿古屋と人情話の珍しいコメディの歌舞伎とすてきなことにたくさん
出会ったのですぐ載せたいところですが、取り急ぎ、16日が最終日の素晴らしい展覧会についてお知らせだけします。
セツブンソウを見に行った時に庭園美術館が隣なので見たかったのですが、公園の自然の中を歩いて、やはり美術館と
2つは無理と思い伸ばしていたものです。その時も長い列ができて混んでいるようでしたが、今日もしばらく並んでから
入りました。もう一つは九段ハウスと言うふだん非公開の洋館で開催されているアートイベントです。Kudan House
での展覧会は昔フランス大使館立て替えの時の Noman's Land を思い出させる素敵な空間使いでした。屋上のテラスで
青空の下コーヒーをいただいて幸せでした。朝香宮邸でもウィンター・テラスにも展示があり、普段行けない場所に
行くことができました。おまけに庭園美術館の庭に梅の花が咲き始め、鳥もたくさん来ていました。

両方とも撮影OKでカメラを持って行けばよかったと後悔。スマホで100枚近く撮ってしまいました。
とりあえず数枚慌ててピックアップしましたが、美術展ナビにリンクを貼りましたのでそこでご覧ください。
なお入場料は庭園美術館はシルバーだと700円、Kudan Hous は2,500円と高額でした。









 

 

 







 

美術展ナビ そこに光が降りてくる

美術展ナビ プレビュー「CURATION⇄FAIR Tokyo」

 

Feb. 14  2025   Shirokane & Kudan

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いよいよ一村終焉の家をめぐって - Amami⑥ ・・・  the house where Tanaka Isson died 

2025-02-14 23:57:23 | wonderland

1月24日

奄美の一村記念美術館と終焉の家を訪ねるのがこの度の第1目的でした。
2日目にいよいよ一村に家に行きます。その前にハートロックを見て、カーナビが頼りにならないので
大変でした。住宅街の奥の方にありその先には養鶏をしている家があり、裏山に続くような感じでした。
この一村が最後の家として借りた家を手を入れて住み始めてたった10日でこの世を去ってしまったので
暮らした家と言うものでもなく、この家自体亡くなってから2回移転してここに落ち着き、周りに木々を移植して
まるで一村が暮らしていたかのような環境になっています。紬絹染色工として生活し、お金をためて絵に専念
するという暮らしを繰り返し、良心に従った絵を描き続けた求道者のような一村の暮らし。夕食の準備を
している時に倒れ、床には野菜が散らばっていたというつましい暮らしも感じられます。

神童と言われた少年期から苦労の多い長い時期、絵を求め続けて、奄美にたどり着いた一村。
その生涯をたどるようにぽつりぽつりと訪れる人がいます。私たちの後にも車が一台入ってきました。




ほんとうにわかりにくい場所でした。







裏山の方にも道が続いていて、少し登ってみたりしたのですが、一部ぬかるんでいて足元が悪かったので
引き返し、名瀬市に近い海岸の方に行ってみることにしました。

 

大浜海浜公園で昨晩作った奄美のおにぎりと、家から持ってきたマフィンなど食べてランチ。
駐車場にも鳥がいたのに追いかけても写真に撮ることはできませんでした。


 



この景色を見ながらのお弁当。
食後は浜に降りて、貝殻を拾ったりして・・・











不思議花が下がって・・





 



宮古崎に行ってみようかと向かったけれどパーキングは国直サンセットパークに停めて・・・




友人は宮古崎までの道を探って、偵察に歩いて行きましたが、やはりアップダウンがかなり
あって、ここから先は歩きだけみたいなので、大和村の方に進むことにしました。


 

 

大和村に向かい道路沿いの群倉で車を停めました。雨が少し降ってきました。

伝統的な奄美独自の穀物貯蔵庫「高倉」。その高倉が家から離れた場所に集めて建てられていることを群倉(ぼれぐら)
といいます。高倉はイジュやモッコクなど水やシロアリに強い木材を使用し、組み込みはめ込み式で、釘を使わずに
作られています。柱はネズミが登れないようにツルツルに削られており、倉庫部分にはかつて4.8トンの米俵を収納して
いたとか。
群倉は、火災から稲もみを守るため、作業の利便性といった理由で、集落はずれに集団で建てられました。かつては
島内各地で見ることができましたが、現在は大和浜のみ残っています。現在残る全5棟は、すべて築100年を超えています。
県指定有形文化財(建造物)。



この後大和村のダムに寄って見ようかと思いましたが、道に迷って、ぐるっと回って帰ってきました。


大和村の奄美野生生物保護センター近くで彼岸桜が咲いていました。

名瀬市に戻ると民家の間の民宿がわかりにくくて、住所でナビに入れても、違う場所に案内してくれて
ほんとうに大変でした。民宿のご主人に話したら、レンタカーのカーナビは全くあてにならないと
教えてもらいました。更新していないし、道路も変わっているところもあるのでとんでもない案内がある
とのこと。頼れるのはグーグルマップのナビだけです。



やっとたどり着いた民宿花海(かみ)ハウス。YAMAPのハイキングの記事でみつけた民宿です。
ここのご夫婦には奄美大島について、そこで育った奥様からは特に生活についてもいろいろ教えていただきました。

朝食のみで夕食はついていないので歩いて繁華街まで行って適当にお店をみつけて入ることにしました。
ほとんど居酒屋のような店で、カフェもない町でした。市役所を中心に大きな商店街が2本走っていました。




地元の料理が頂ける居酒屋の「かめ」に入って。私だけビール。友人は若い頃は飲んでいたのに
今は全く飲まないのでつまらない。ビールがとてもおいしかった。

モズクもとてもおいしくて。沖縄のジーマーミ豆腐が好きなので、ここでも自家製ピーナッツ豆腐が
あったのでそれを注文。他にはアオサ海苔の玉子焼き、とても時間がかかったポテトサラダをいただきました。
ポテトサラダはじゃがいもを焼いてあるようでとてもおいしかったです。お客さんがしびれを切らすほど
のんびりしていました。





 食べログにきれいな写真が載っていたので拝借

 


民宿で泊まった夜に、なんかシュワシュワと変な音がして、よく見るとベットサイドのテーブルの上に置いた
今朝、夜明けの浜辺で拾った貝殻が動いていました。中にヤドカリさんがいたのですね。すごくきれいな形の貝で
友達が拾ったのをもらったのですが、友達の貝も拾ってすぐヤドカリさんがいたので放してあげていました。
私のには入っていないと思っていたので、翌朝庭に放しました。川や海が近いので無事生き延びてくれたかしら・・

ちょっとした事件でした。

Jan. 24  2025  Amami

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハートロックへ - Amami ⑤ ・・・Heart Rock 

2025-02-11 23:27:06 | wonderland

1月24日

奄美大島2日目は田中一村終焉の地に向かいますが、その前にHeart Rockを見て行くことにしました。
まーぐん広場に戻ってチェックアウトしてから海岸線に出てハートロックへ走りました。


サトウキビ畑があちこちにあり、かられたサトウキビが束になっているところもありました。


喜瀬漁港



友人はこの椅子が面白いと言う。熱でグニャグニャになっていしまっていました。
私は何かの用途で最初からこのデザインかと思ったけど違うみたいでした。


この静かな漁港の周りを散歩している人がいました。

 

ナビが全く働いてくれなかったのですが、やっとハートロックの入り口まで来ることができました。




亜熱帯の林を抜けて、海に出るというのも面白い。



途中黒っぽい少し大きめの鳥がいたのだけど、何かよくわかりませんでした。
クロツグミかな? コゲラの鳴き声もどこかでしたような・・













ビラビーチと言われるこの辺りはサーフィンで賑わるところらしい・・・
見た奄美の海岸の中では一番波が荒かったと思います。
友人はこの荒々しい海が好きと ・・・ 私は穏やかな淡いグリーンの海が好き。






 




この辺らしいのは確かなのですが・・・ これがそうかな?

ハートロック ※現在は、強風の影響により砂で埋没しており見られません。

後から龍郷町観光サイトで1月21日付でこんな記事をみつけました。
しかも干潮時に現れるとも・・ 又林の中ではハブに注意とも!
夏にはアカショウビンも見られる場所のようです。


クワズイモ!

 

Jan. 24  2025  Amami

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歩き続ける、その先に   稲葉香  ・・・ Kaoru Inaba  keep walking and beyond

2025-02-10 23:51:32 | people

2月8日

友達から教えてもらったNHKEテレ「こころの時代」でリュウマチで歩き続ける女性の番組。
見逃し配信で期限ギリギリで見ることができました。

若いころから大きな苦しみの中にいて、ヒマラヤを歩く喜びを見つけたスケールの大きな女性の姿がありました。

老化による体力や関節の限界で、もうだめかもしれないと話すといつも友人はあきらめたらもうそこで終わりに
なってしまうと励ましてくれています。

 

 

【こころの時代】歩き続ける、その先に | 稲葉香 | NHK

YouTubeで見るをクリックするとみることができます。

初回放送日:2025年2月2日

重いリウマチを患いながら、ネパールの山々を歩き続けてきた稲葉香さん。去年、病状が悪化するなか、
まだ訪れたことがない山岳地帯に挑んだ。なぜ歩き続けるのか。 大阪・千早赤阪村で小さな美容室を営む
稲葉香さん(51)。関節の変形や痛みが生じる重いリウマチを患いながら、20年以上ネパールの山々を
歩き続けてきた。困難に挑み続ける功績が評価され、2020年「植村直己冒険賞」を受賞。酷使してきた
足首の病状が悪化するなか、去年、これまで以上に険しい中国国境の峠に挑んだ。いつ歩けなくなるか分から
ないという不安を抱えながら、なぜ歩き続けるのか。稲葉さんの歩みをたどる。

 

彼女の歩けるうちに歩いておきたいという思いは私と同じ。
あきらめたらそこで終わるから
あきらめなければ無限の可能性がある。

行かなくてはわからないことがある。
自分の知らない世界がどんどん見えてくる。
未知の世界を一歩ずつ踏みしめる。

言葉にならないほど、魂が震える場所を見つけた。 ネパール

歩くことでいろいろなことが見えてくる。
人生も一歩進むと変わってくる。
見え方も一歩進むだけで変わってくる。

 

アンドレ・プレヴィン モーツァルト ピアノ協奏曲24番 Andre Previn Mozart Piano Concerto No. 24

 

アンドレ・プレヴィンの包み込むような、滑らかなモーツァルトのコンツェルトです。
久々に聴くモーツァルトが新鮮でした。

 

生きることは歩くこと・・・

 

歩き続けて・・・
音楽の世界もどの世界も開けてくる・・・
生きることはアクションを起こし続けること。

 

長谷川きよし - 歩きつづけて

意味合いは違いますが、長谷川きよしのこの歌が大好きで、もう10年近くなるのか銀座のライブハウスに行ったことがあります。
今でも変わらない歌声でした。

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜明け 〈一眼レフ〉 - 奄美④’ ・・・ dawn 〈SLR〉

2025-02-09 23:59:59 | nature

先に載せたのはスマホバージョンでどうも一眼レフとは色あいも全く違ってまぜて載せる気にはならず、
こちらに一眼レフのをまとめました。望遠レンズで風景を取るにはあまり向いていませんが、このトーンも好きです。
風景は結構スマホの方がよく撮れたりします。










私のコレクション




イソヒヨドリがやって来ました。








南国の花が活けてありました。

 

Jan. 24  2025   Amami

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜明け - 奄美④ ・・・ dawn

2025-02-09 23:59:57 | nature

1月24日

奄美の夜明けです。水平線と朝陽の宿を取ったのは日が昇るの見たかったためですが、残念なことに夜は少し雨が降って
水平線近くには雲がかかっていました。

水平線の広がる海を見て、浜辺を歩き、貝を拾ったりして、日が昇っていく時間をゆっくり楽しみました。

目が覚めた時はまだ、星空・・ 6時少し前です。

































日が昇ったので、部屋に戻り、朝食の準備。といっても昨晩炊いたご飯の残りを
持ってきたインスタントのキノコのポタージュに入れてリゾットにしただけ。

奄美のおにぎりの残りはお昼のお弁当にして持って行くことにしました。

 

最後に部屋の中を写真に撮って。食器もたくさんそろっていたのですが、IHが一度に二つ使えなかったのが難点。
チェックインの時に家にはヤモリがいますよと注意がありました。別に危害を与えることはないけどね・・・

昨晩、洗面所の窓の外にヤモリが1匹いた影が映って、友人が驚かないようにと教えてくれました。家の中では
会いたくないですね。


部屋もたくさんあったので好きな部屋を使って・・

帰りにまたまーぐん広場まで行って、チェックアウトして奄美の2日目が始まりました。

 

Jan. 24   2025   Amami

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あやまる岬と伝泊「水平線と朝陽の宿」へ - 奄美③ ・・・Ayamaru Cape and the Inn of Horizon & Sunrise

2025-02-08 23:57:27 | wonderland

1月23日

奄美パークの次は比較的近いあやまる岬に海を見に行きました。

着いたときは雨が少しぱらついてきました。



雨も止んだので、展望のいい所まで歩いて行きました。






















この後は伝泊の宿に行くために、まーぐん広場でチェックインに向かいました。伝泊は古民家をリノベした
一軒屋の宿でベランダから朝日が昇るのが見えるので選んだ宿です。

レンタカーのナビがほとんど機能しなくて大変でした。グーグルマップが一番いいと後から聞きましたが、
私のスマホには容量がいつもいっぱいなのでアプリを入れてなくて、次回からはマップはグーグルを
使えるように空き容量を増やして設定しておきたいと思いました。

宿もほとんど目印がなく、みつけるのに苦労しました。普通の民家なので。


でもこのベランダに感激。まっすぐ海にも出れたのですが、初めは回って道を通って出ました。


夕食は奄美の伝統料理を作りました。チェックインの時に食材を注文しておいたのでレシピを見ながら
簡単な料理を作りました。

 

油ソーメンと、おにぎり。 おにぎり薄焼き卵でくるむのが奄美流。
パパイヤの漬物がおいしかったです。

 

食後に持って行った野点セットでお抹茶を点てていただきました。
なんと友人も野点のセットを持ってるとのことで、持って来てもらえばよかった。
お抹茶が大好きな人で、育った地方では気軽に抹茶を楽しんでいるとのことでした。
とてもおいしくて、落ち着きます。

 

この日のルート:

奄美空港 → 奄美パーク(田中一村記念美術館) → あやまる岬 → まーぐん広場 → 水生線と朝陽の宿

 

Jan. 23 2025  Ayamaru Cape 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

田中一村記念美術館と一村の庭 - 奄美②・・・ Tanaka Isson Museum and his garden

2025-02-07 23:59:09 | art

1月23日

いよいよこの旅行の目的、一村記念美術館に入って行きました。


 

季節によって入れ替えがある作品です。
東京での大々的な回顧展は迫力がありましたが、ここでは静かに一村の作品を誰もいない中で見ることができました。
出会ったのは2組くらいの鑑賞者だけでした。

友人の一村の絵は奄美で見るは正解でした。
ここで見る一村の絵は描く時代も網羅していましたが、千葉市美術館(個人蔵)の「アダンの海辺」を加えたらもう完璧に
近かったけど・・・

ここで見ると初めの頃の絵はどこかに幼さを感じることができ、「秋晴」の大根は輝いて見えました。
やはりどの時期のも素晴らしくて、一村の色と線の世界を堪能しました。

赤髭は誇らしげに歌い、アカショウビンはかわいらしく、オナガはにぎやかに動き、絵の中に一村は
生き続けていました。私は一村の絵に孤独感を感じないところが好きです。この後、2日間奄美の自然の
中にいましたが、その訳がわかるように思いました。

廊下で見た一村の俳句が面白く、生活も感じることができます。ネットで見つかったので引用しました。
彼は孤独で過酷な大島紬の色付けの労働をしながら絵を描いた孤高の人でしたが、寂しさは感じない絵でした。
どこか誇らしげです。

 

写生帖にはまた、いくつかの俳句が書きとめてあった。やはり絵かきの句で、そのまま絵になりそうな俳句もある。奄美の珍しい触れた驚きが、そのまま句になったのもある。あえて俳句といわないまでも、手すさびで写生帖に書き残した句には、一村の奄美の自然をどう感じとっていたのか、画家の目が感じられる。

砂白く 潮は青く 百合香る
砂白く 潮は青く 千鳥啼く
白砂の丘 千鳥たわむれ あざみ咲く
残月に パパイヤ黒し 筬(おさ)の音
鬼へごは 老椎よりも 丈高し
小春日を 小夏と聞けり 奄美島

梅花なし 桃花またなし 島の春
鶯も ソテツを侶とす奄美島
黄に赤に もみじ葉散りつ 桜咲く
若葉見えず 杜鵑(ほととぎす)聞かず 鰹食う

銀河見ゆ フクロウ聞こゆ ねむの花
宝島 白あじさいの 乱れ咲く
白砂の丘 白馬いななく 白あざみ
千鳥なく サギは降り立つ 牛の背に
花は緑 燃ゆる緋の葉よ 名はクロトン

風強し 波は届くか 残月に
熱砂の浜 アダンの写生 吾一人

雛鳩を懐(だ)き
眠れず 木菟(みみずく)を聴く
病鳩を懐き
眠らず 木菟を聴く

一句一句、一村の思いが込められた句であるに違いない。最後の二句などは、か弱いハトの生命をいとしむ、一村の孤独がひしひしと伝わってくる。

『日本のゴーギャン 田中一村伝』(編者:南日本新聞社、発行:小学館文庫)

 

美術館の内部で写真を撮っていい場所だけ・・





一村とのツーショットです。


 

見終わってから、先ほどはまだソフトクリームをやっていなかったレストランに戻り、ブレーク。



そのあとは一村の杜を歩き展望台に向かいました。






















この杜の中の道を歩きながら、友人はつくづく一村はいい場所に出会ったねと話していました。
同感です。題材だらけの自然の中でした。



展望台からの眺め








 



スマホと一眼レフの色が違ってとり混ざっている写真です。

 

展望台からの帰り道・・

アダンの木に鳥の姿が・・・




イソヒヨドリではなく、ヒヨドリのようです。




実の中を食べているのかな?





 

Jan. 23 2025  Amami

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一村の南国に到着 - 奄美① ・・・ arriving in the tropical country of Isson - Amami①

2025-02-06 23:59:56 | wonderland

1月23日

成田から飛び立って、雲の輝く世界を見ていました。これが私が住んでいる星、地球なんだな~って思いながら。
この下で何万年も生きて、そして相変わらず戦争はなくならない人類。サンテクジュペリの「人間の土地」の中の
表現は美しかったけど。一人一人の人間の暮らしがあって・・・

奄美大島は日本で2番目に大きい島と2泊目の名瀬市の民宿の奥様が言っていたけれど、それは沖縄本島が変換される前のことなのね。
帰ってから調べて3番目の島と言うことがわかりました。

北緯28度、東経129度で、鹿児島市から約380km、沖縄本島から約300kmの地点に位置しています。 奄美大島の面積は約712km2
周囲約460km、南北に80㎞。 沖縄本島、佐渡ヶ島に次ぎ、国内で3番目に大きい島で、東京23区よりも広いです。

空港に降りて、荷物を取って、空港の前にある奄美レンタカーに歩いて行きました。送迎の車も頻繁に来るそうですが、歩いてすぐの
場所にあるので空港の駐車場を横切って行きました。その地に降り立った途端、そこは南国の緑色の世界でした。もわっと暖かく
深い緑ではなく明るい緑色の世界。アダンだって空港内にもあちこちに・・・ 一村の世界にやって来たのだと思いました。

レンタカーを事前に予約して、お店でもチェックインの手続きが必要ですが、画面で進めて行くので、時間はあまりかからずに
すみました。レンタカー屋さんが並んでいましたが、民宿で教えてもらっていた奄美レンタカーで借りて、最後は名瀬市で返却です。
車はどんどん進化しているので新しい車の仕組みをわかるのに時間がかかります。やっと動き出しても変な音がするので、気になって
レンタカーのお店に戻り店員さんに聞いて確認しました。私は免許を更新してはいましたが、全部友達にお任せです。

まず空港から近い奄美パーク、田中一村記念美術館に向かいました。




ペパーミントグリーンのかわいい軽自動車です。奄美では自転車がわりのような車で
住人に車もほとんど軽です。

 

奄美の郷というメインの建物の展示を見たりして、2Fのレストランが開くのを待ちました。
とにかく朝食がまだだったので食事をしてから美術館に行くことにしました。11時近くになっていて
昼食件朝食です。私は奄美の郷土料理の煮物にしました。友達はお蕎麦。


あんま定食(豚あばら、野菜煮)
モズクがどこで食べてもおいしかったです。








スミレを発見して大喜び。あちこちにかわいい花を咲かせていました。
奄美では一年中花が咲き、蝶が飛んでいると書いてあるのを見たことがあります。








ガジュマルの中の不思議な世界。友達は造園をやっていた時にガジュマルを扱ったので
なんだかその世界に引き寄せられて行きました。














 

Jan. 23  2025  Amami

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする