庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

土民生活WEB版

2007-02-05 13:22:00 | 自然
石川三四郎の『土民生活』の寛太郎的現代風口語訳を以下URLにまとめてWEBページとしてUPした。
http://www.geocities.jp/kantaroliberal/domin.htm

文体はまだ必要以上に硬質だから、これを現代のナチュラリストや私自身、自然そのものの子供たちが、さらにすんなり飲み込めるようなものにできればいいな・・・と考えている。

彼の言う「土民生活」を、物質文明がほとんど極点に至ったかに見えるこの現代世界において実践することは不可能に近いだろう。しかし、近年ますます多くの人々が都市生活に見切りをつけて「田舎暮らし」を始めたり、そこまでいかなくても小さな庭やプランターを家庭菜園の場にしたり、様々なアウトドア活動に元気を得ているのは、私たちがいつまでも自らを照らす光明に背を向けることに耐え得る存在ではないからにちがいない。