碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

【お知らせ】「実相寺昭雄監督」オンラインイベント

2022年09月15日 | 映画・ビデオ・映像

主催:実相寺昭雄研究会

 

 

「実相寺昭雄監督」

オンラインイベント

 

さすらいの銀仮面を語る

 

配信 9月17日(土)~10月1日(土)

 

 


初日に観た、映画『ノイズ』

2022年01月29日 | 映画・ビデオ・映像

 

『ノイズ』

監督:廣木隆一

原作:筒井哲也

脚本:片岡 翔

 

藤原竜也

松山ケンイチ

神木隆之介

黒木 華

 

 

28日(金)の初日に観ました。

 

エンタメ感を予想していたら、

もしくは

直木賞的味わいかと思っていたら、

かなり芥川賞的世界でありながら

ヘンに芸術風ではなく、

泥くさく

人間くさい語り口が

なかなか見事で。

 

かなり面白かったです。

 


「サンダーバード」の新作

2022年01月15日 | 映画・ビデオ・映像

 

映画館で

日本語版「サンダーバード55/GOGO」を観た。

 

なんと、

あの「サンダーバード」の新作だ。

 

55年前の放送から

リアルタイムで見てきた、

大好きな「サンダーバード」と

再会できるとは!

 

「再現性」の高さは申し分なし。

「アナログ」の魅力も実感。

 

あとは、

ストーリーが

もっともっと面白かったら、

言うことないんだけど(笑)。

 

今回は

「甦ったこと」に拍手です。

 

 


実相寺昭雄監督、没後15年の命日

2021年11月29日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

今日

11月29日は、

実相寺昭雄監督

没後15年の命日です。

 

もう15年なのか、

まだ15年なのか。

 

たとえば

実相寺昭雄研究会で、

私を含め

監督と接してきたメンバーが

集まれば、

実相寺昭雄は

常に「現在形」で語られます。

 

冥界の監督は

「おいおい、いつまでやってんだ」と

笑うかもしれませんが、

まったく

過去の人ではありません。

 

そういう存在を

持てたことの幸せを、

15年が過ぎた今も

感じています。

 

実相寺昭雄

2006年11月29日、没。

享年69。

 

合掌。

 


11月16日 「実相寺昭雄DAY&NIGHT」開催!

2019年11月16日 | 映画・ビデオ・映像

 

高円寺シアターバッカス

「実相寺昭雄DAY&NIGHT」

 

*11/16 参加決定!!!
柴俊夫氏(主演・万城目淳役)

11/16 JR山手線/京浜東北線 一部区間運休
どうぞお気をつけてご来場ください。

ウルトラ世代が最初に見つけたスタークリエイター!映画人としても、デビュー作でロカルノ映画祭最高賞を受賞の快挙!映画とオペラをともに手がける、稀有の日本人演出家!巨人・実相寺昭雄の足跡に迫る特別企画がスタートします。(協力:実相寺昭雄研究会)

vol.1は実相寺ワールドの源流ともいうべき「ウルトラQ」初の映画化作品「ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説」(1990年)を上映!

バブル終焉期、紆余曲折を得て、実相寺昭雄&佐々木守コンビに委ねられた傑作TVシリーズ「ウルトラQ」の映画化。そのとき、監督・実相寺昭雄は何を考え、何を作品に刻み込んだのか?


長年名コンビとして実相寺作品を支え、今作品でも撮影監督を務めた中堀正夫氏他、当時を知るゲストとともに、映画を読み解き、考え、語り合う一日です。実相寺昭雄ファン、ウルトラファンのみならず、若きクリエイター必見の企画がスタートします!

「実相寺昭雄Day&Night」vol.1
2019年11月16日(土)

13:00〜「ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説」(上映のみ)
15:30〜「ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説」
17:45〜 トークセッション(サイン会/写真撮影付き)
中堀正夫氏(「ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説」撮影監督)
堀内正美氏(俳優・浜野哲史役)
*参加決定!!!
柴俊夫氏(主演・万城目淳役)
20:00〜 懇親会(ゲスト/関係者参加します)

 参加料
  13:00〜/15:30〜上映のみ参加 ¥1,500-
  15:30〜上映&トークセッション参加 ¥4,000-
  20:00〜懇親会 ¥4,000-


「実相寺昭雄研究会」9月例会 ゲストに堀内正美さん

2019年09月16日 | 映画・ビデオ・映像

 

実相寺昭雄研究会の

9月例会は、

ゲストに

「実相寺組俳優」(ご本人談)の

堀内正美さん(写真前列中央)を

お招きして、

行われました。


<ときどき記念写真> ピットさん、レオさんと(笑)

2019年08月28日 | 映画・ビデオ・映像

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」


是枝裕和監督「パルムドール」受賞に拍手です!

2018年05月20日 | 映画・ビデオ・映像


是枝裕和監督の「万引き家族」が、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したとのこと。

拍手です!

思えば、是枝さんと初めて会ったのは、テレビマンユニオンの新人採用試験の面接。

30年前のことです。

もう30年かあ、といった感慨はともかく(笑)。

是枝さん、おめでとう!

早く「万引き家族」が見たいものです。


第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された「万引き家族」がパルムドールを受賞した是枝裕和監督が、5月19日(現地時間)の受賞式後、日本の報道陣の前でその喜びを語った。

パルムドールのトロフィーを持って現れた是枝監督は、「授賞式後ずっと持ち続けているので、じつは腕がもうがちがちなんです」と、少しリラックスした様子で笑顔をのぞかせた。そして「ふだんは緊張しないタイプなのですが、さすがに(壇上では)緊張しました。挨拶は喋りながら考えました。一番大きな賞を頂き、あと20年ぐらいは作り続けられる勇気をもらったと思います」とコメント。また今回家族をテーマにした作品で評価されたことについて、「『誰も知らない』のときにふだん社会のなかで見過ごされがちな人々を可視化させようと考えて作りましたが、今回もそれをストレートに出したつもりです。プレミア上映のときのリアクションも良く、海外の記者の取材を受けたときも『タッチング』や『ラブ』という言葉を良く聞いたので、届きたいところに届いたのかなと感じました」と語った。

審査委員長のケイト・ブランシェットも、「ふだんあまり目につかない人々をとりあげた作品が今年は目立った」と語り、そのなかでも是枝作品を「監督のビジョンが感じられる素晴らしい作品」と評価。また審査員のひとりであるドゥニ・ビルヌーブ監督も、「とても深く心を動かされた。深みがあり、演出も秀でていて、輝くものがある」と語った。

(映画.com 2018.05.20)

2017年に、映画館で観た映画

2017年12月17日 | 映画・ビデオ・映像



2017年に、映画館で観た映画は以下の通りです。

今年もまた、何を観たのか、忘れてしまいそうなので(笑)、ここに記録しておきます。


<1月>
ドクター・ストレンジ

ザ・コンサルタント

マグニフィセント・セブン

本能寺ホテル


<2月>
ラ・ラ・ランド

マリアンヌ

ナイスガイズ!


<3月>
キングコング

パッセンジャー

チア☆ダン


<4月>
ゴースト・イン・ザ・シェル

暗黒女子

グレートウオール


<5月>
メッセージ


<6月>
ハクソー・リッジ


<7月>
ライフ


<8月>
トランスフォーマー最後の騎士


<9月>
ダンケルク

三度目の殺人

ドリーム


<10月>
猿の惑星 聖戦記


<11月>
ローガン・ラッキー


<12月>
オリエント急行殺人事件

スター・ウオーズ 最後のジェダイ

2016年に映画館で観た映画

2017年04月09日 | 映画・ビデオ・映像



2016年に、映画館で観た映画の一覧です。

忘れてしまいそうなので(笑)、備忘録的に書き留めておきます。


<1月>
ブリッジ・オブ・スパイ

 監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:トム・ハンクス

ザ・ウォーク
 監督:ロバート・ゼメキス 出演:ジョゼフ・ゴードン=レヴィット


<2月>
オデッセイ

 監督:リドリー・スコット 出演:マット・デイモン

キャロル
 監督:トッド・ヘインズ 出演:ケイト・ブランシェット

スティーブ・ジョブズ
 監督:ダニー・ボイル 出演:マイケル・ファスベンダー


<3月>
マネー・ショート 華麗なる大逆転

 監督:アダム・マッケイ 出演:クリスチャン・ベイル

ぼくが命をいただいた3日間
 監督:工藤里紗 出演:若山耀人、平祐奈

ちはやふる -上の句-
 監督:小泉徳宏 出演:広瀬すず

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生
 監督:ザック・スナイダー 出演:ベン・アフレック


<4月>
スポットライト 世紀のスクープ
 
 監督:トーマス・マッカーシー 出演:マーク・ラファロ

レヴェナント:蘇えりし者
 監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 
 出演:レオナルド・ディカプリオ

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
 監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ 出演:クリス・エヴァンス

ちはやふる -下の句-
 監督:小泉徳宏 出演:広瀬すず


<5月>
64-ロクヨン- 前編

 監督:瀬々敬久 出演:佐藤浩市

海よりもまだ深く
 監督:是枝裕和 出演:阿部寛


<6月>
64-ロクヨン- 後編

 監督:瀬々敬久 出演:佐藤浩市

教授のおかしな妄想殺人
 監督:ウディ・アレン 出演:ホアキン・フェニックス、エマ・ストーン


<7月>
インデペンデンス・デイ:リサージェンス

 監督:ローランド・エメリッヒ 出演:リアム・ヘムズワース

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
 監督:ジェイ・ローチ 出演:ブライアン・クランストン

シン・ゴジラ
 総監督:庵野秀明 監督:樋口真嗣 出演:長谷川博己


<8月>
君の名は

 監督:新海誠 出演:神木隆之介、上白石萌音


<9月>
ハドソン川の奇跡

 監督:クリント・イーストウッド 出演:トム・ハンクス


<10月>
ジェイソン・ボーン

 監督:ポール・グリーングラス 出演:マット・デイモン

永い言い訳
 監督:西川美和 出演:本木雅弘、竹原ピストル

スター・トレック BEYOND
 監督:ジャスティン・リン 出演:クリス・パイン

インフェルノ
 監督:ロン・ハワード 出演:トム・ハンクス


<11月>
団地妻 昼下りの情事

 監督:西村昭五郎 出演:白川和子

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
 監督:デヴィッド・イェーツ
 出演:エディ・レッドメイン


<12月>
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

 監督:ギャレス・エドワーズ 出演:フェリシティ・ジョーンズ


樋口尚文さん「実相寺昭雄 才気の伽藍」出版パーティー

2016年12月21日 | 映画・ビデオ・映像

映画評論家の樋口尚文さん


撮影監督の中堀正夫さん


写真家の塩澤秀樹さん




樋口さんと、実相寺監督夫人で女優の原知佐子さん


原さん


TBSで実相寺監督と同期だった並木章さん


堀内正美さんが司会役で、出演者の皆さんが登壇 


志水季里子さん


風祭ゆきさん


樋口真嗣監督




以前ドラマ「波の盆」でご一緒した、風祭さんと


中堀さん、志水さん


樋口監督と

没後10年 師匠「実相寺昭雄監督」のこと

2016年12月19日 | 映画・ビデオ・映像


本のサイト「シミルボン」に、以下のコラムを寄稿しました。

https://shimirubon.jp/columns/1676658


没後10年 師匠「実相寺昭雄監督」のこと

師匠の一人である、実相寺昭雄監督が亡くなったのは2006年11月29日のことだ。69歳だった。

今年は没後10年となる。また、年が明ければ、生誕80年を迎える。

1960年代にTBSで放送された、「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」などでの印象深い作品の数々で知られる実相寺監督。

長編映画デビュー作「無常」(70年、ロカルノ国際映画祭グランプリ)をはじめ、「帝都物語」などの映画、さらに音楽番組やオペラの演出などでもその才能を発揮した。

ウルトラマンからオペラまでの広がりと奥行き。テレビディレクター、映画監督、オペラ演出家としてはもちろん、小説、絵や書、そして監督が大好きだった鉄道に関しても、すべて一流の仕事を残している。

● 実相寺昭雄監督との出会い

私にとって、監督との最初の出会いは、テレビマンユニオンに参加した1981年だった。それ以来、2006年に監督が亡くなるまでの25年間、様々な形で師事してきた。

旅番組「遠くへ行きたい」(日本テレビ系)で監督が担当する回は、プロデューサーとしての自分の番組をそっちのけにして、ADを務めた。監督の代わりにロケハンを行い、一緒に神田、鎌倉、気仙沼、そして長崎などへ出かけたロケは、ひたすら楽しかった。

ロケ自体が、実相寺学校の移動教室でもあったのだ。現場でいつも驚かされるのは、創ろうとする映像のイメージが明確であることと、それを実現するための巧みな技術だった。

また、私がプロデュースした番組では、監督に何度もタイトル文字を書いていただいた。ひと目で監督の書とわかる筆文字。あの独特の字体が好きだった。

それから映画「帝都物語」も、原作者が、私が仲人をさせていただいた作家・荒俣宏さんだったこともあり、企画段階から公開まで、さまざまな思い出がある。第一に、荒俣さんと実相寺監督、それぞれ自分にとって大切な知り合いが、一つの作品で出会ったことが嬉しかった。

● ドラマ「波の盆」

そんな中で、私にとって最も大事な作品が、ドラマ「波の盆」である。

西武スペシャル「波の盆」が放送されたのは、1983年11月15日のことだ。

主人公は、明治期に日本からハワイへ渡った、日系移民一世の老人(笠智衆)。妻(加藤治子)を失った新盆の日に、日本からやって来た孫娘(石田えり)と出会うことで、起伏に満ちた自分たちの過去が甦ってくる。家族とは、民族とは、故郷とは何かを問う意欲作だった。

監督・実相寺昭雄、脚本・倉本聰、主演・笠智衆、音楽・武満徹。こんな豪華な座組みは、もう二度とできない。制作は日本テレビとテレビマンユニオンである。

また、この作品は、実相寺監督にとって17年ぶりとなるテレビドラマだった。マウイ島での長期ロケでは、光と影による大胆な構図など、磨き抜かれた“実相寺カット”を駆使しながら、丁寧に物語を構築していった。

アシスタント・プロデューサーとして、私がドラマの原点を学んだこの作品は、最終的に、この年の「芸術祭大賞」や「ATP大賞」を受賞するなど高い評価を得た。

● 所詮、死ぬまでのヒマツブシ

5年ほど前、川崎市市民ミュージアムで、「実相寺昭雄展~ウルトラマンからオペラ魔笛まで」が開催された。

「所詮、死ぬまでのヒマツブシ」と言いながら、だからこそ自らの美学に従って真剣に遊び抜いた監督。

会場に再現された書斎には、監督が愛用した「けろけろけろっぴ」の筆箱もあった。仕事を離れた時のお茶目な監督の姿が浮かんできた。

そうそう、監督のすごいところは、そのヒマツブシが様々なジャンル、多岐にわたり、しかもどれもが一流だったことだ。

展覧会場には、監督の絵てがみ、というか葉書に絵を描き、ひと言の文を添えたものがたくさん展示されていた。書家の島田正治先生とやりとりされたものだ。

実は私の手元にも、監督から届いた数十枚の絵てがみがあって、大切な宝物になっている。それを取出し、眺めていると、受け取った当時は気づかなかった、その時々の監督の気分や気持ちが、一枚の葉書に込められていたことが分かる。

● 実相寺昭雄研究会の発足

以下は、ドラマ「波の盆」の当時のスタッフ表だ。

•脚本:倉本 聡
•音楽:武満 徹
•制作:梅谷 茂
•プロデューサー:吉川正澄、山口 剛
•撮影:中堀正夫
•照明:牛場賢二
•美術:池谷仙克
•編集:浦岡敬一
•録音:奥山東宣宏
•効果:小森護雄
•記録:穴倉徳子
•監督:実相寺昭雄
•制作:日本テレビ、テレビマンユニオン

キャストを含め、もう何人もの方が亡くなっている。

実相寺監督をはじめ、主演の笠智衆さん、加藤治子さん、音楽の武満徹さん、ユニオン側のプロデューサー吉川さん、美術の池谷さん、編集の浦岡さん、効果の小森さん、VE(ビデオエンジニア)の小野さん、そして俳優の蟹江敬三さんや奥村公延さんも。

これは「波の盆」に限ったことではなく、様々なジャンルの実相寺作品に関わった人たちの多くが他界している。

そこで数年前、“実相寺組”として長く監督と過ごしてきた方々と共に、「実相寺昭雄研究会」を結成した。

活動の中心は、監督が遺した資料の整理・分類・分析と、監督と作品に関する聞き取り調査である。その成果は、研究会が運営する「実相寺昭雄オフィシャルサイト」などで、順次公開中だ。

http://jissoji.wixsite.com/jissoji-lab

● 京都での上映会、そして・・・

特に今年は没後10年ということで、11月から12月にかけて、京都で大規模な上映会を行った。実相寺昭雄研究会と京都文化博物館が共同で主催した、「鬼才・実相寺昭雄監督 映像の世界~ウルトラマンから仏像まで~」だ。

命日の11月29日と、12月6〜11日の計7日間に26作品を上映。

「ウルトラマン」シリーズで人気の高い「故郷は地球」「恐怖の宇宙線」などや、京都や周辺を舞台にした「無常」「曼陀羅(まんだら)」「哥(うた)」のATG三部作、さらに62〜63年にTBSで放送され、大島渚が脚本を手掛けたドラマ「おかあさん」(6本)などもフィルム上映した。

テレビを通じてリアルタイムで見た「ウルトラマン」や「おかあさん」を、フィルムで見るのは貴重な、また不思議な体験だった。そして、あらためて、“実相寺カット”と呼ばれる特異な映像の冴えやキレを実感することができた。

期間中、作品の上映だけでなく、トークライブも行った。

司会は研究会の勝賀瀬重憲監督(ドキュメンタリー「KAN TOKU 実相寺昭雄」)。ゲストには映画評論家の樋口尚文さん、「恐怖の宇宙線」に子役として出演していた内野惣次郎さん、京都嵯峨芸術大学准教授の安齋レオさんなどが並んだ。

加えて、実相寺監督夫人で女優の原知佐子さん、俳優の堀内正美さんの特別出演もあった。

会場には、東京など関西以外の地域からも、多くの方が来てくださった。実相寺監督とその作品は不滅だという気がして、やはり嬉しかった。

2017年は生誕80年。まだ検討中だが、特に、若い世代にも何かが伝わっていくような、そんな催しが出来たらいいなと思っている。

きっと監督も、遥かM78星雲あたりから、笑って見て下さっていることだろう。

(シミルボン 2016.12.18)



京都での「実相寺昭雄監督・上映会」最終日 2016.12.11

2016年12月12日 | 映画・ビデオ・映像



勝賀瀬重憲監督と




京都文化博物館での「実相寺昭雄監督・上映会」も、いよいよ最終日。

「ウルトラセブン 狙われた街」と、「ウルトラマンマックス 狙われない街」が上映されました。

「ウルトラセブン」を、しかも、あの名作「狙われた街」を、16ミリのフィルム上映で観るという贅沢。

この2作品には、40年近くをつなぐ、監督の強いメッセージが込められていました。

トークショーのMCは、すっかりお馴染みの勝賀瀬重憲監督。

ゲストは、撮影監督の中堀正夫さん。

そして、スペシャルゲストは、実相寺昭雄監督夫人で、女優の原知佐子さん。

中堀さんは監督との出会いを語り、また原さんは「ヘンな人だったわねえ」と(笑)。

監督が大好きだった京都で行われた上映会、名残惜しくも、お開きとなりました。





中堀正夫さん




原 知佐子さん






10日の「実相寺昭雄監督・上映会」

2016年12月11日 | 映画・ビデオ・映像

会場の京都文化博物館


10日の「鬼才・実相寺昭雄監督 映像の世界~ウルトラマンから仏像まで~」では、「ウルトラマン 恐怖の宇宙線」と、ドキュメンタリー「KAN TOKU 実相寺昭雄」(監督:勝賀瀬重憲)を上映。

「恐怖の宇宙線」に子役として出演していた内野惣次郎さん、京都嵯峨芸術大学准教授の安齋レオさんのトークライブがありました。司会は勝賀瀬監督です。





内野さん   安齋さん






町で見かけたポスター

京都で、「実相寺昭雄監督・上映会」開催中 2016.12.09

2016年12月10日 | 映画・ビデオ・映像

京都文化博物館で

私たち実相寺昭雄研究会と京都文化博物館が主催する上映会、「没後10年/生誕80年 鬼才・実相寺昭雄監督 映像の世界~ウルトラマンから仏像まで~」が開催されています。








9日(金)は、上映のほかに、映画評論家・樋口尚文さん、特別参加の俳優・堀内正美さんによるトークショーがありました。司会は研究会の勝賀瀬重憲監督です。




樋口さんも、堀内さんも、監督をめぐる「ここだけの話」を披露してくださり、会場のコアな実相寺ファンは大いに盛り上がりました。

午後の上映は、1960年代にTBS社員として演出したドラマ、「あなたを呼ぶ声」「生きる」「さらばルイジアナ」の3本。

いずれも、「おかあさん」というレギュラー枠での異色作ばかりです。

「さらばルイジアナ」の主演女優は、放送の翌年に結婚することになる、原知佐子さん。そう思って観ると、また、いろんな感慨がありました(笑)。

原さんも、11日(日)のトークショーに特別参加してくださる予定です。


勝賀瀬重憲監督


樋口尚文さん


堀内正美さん