碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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映画『ラストマイル』は上出来のサスペンス

2024年10月06日 | 映画・ビデオ・映像

 

映画『ラストマイル』を観てきました。

 

テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の監督・塚原あゆ子と脚本家・野木亜紀子が再タッグを組み、両シリーズと同じ世界線で起きた連続爆破事件の行方を描いたサスペンス映画。

流通業界最大のイベントである11月のブラックフライデー前夜、世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生し、やがて日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件へと発展する。関東センター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島ひかり)は、チームマネージャーの梨本孔(岡田将生)とともに事態の収拾にあたるが……。

 

脚本:野木亜紀子、監督:塚原あゆ子、プロデュース:新井順子。このトリオの作品ということで、映画館へ。

期待以上に面白く観ました。

実際に起きるかもしれない犯罪。ドラマで描くのは、ちょっと大変で、やはり映画じゃなくてはならない1本だと思います。

3人が手掛けてきた、ドラマ「アンナチュラル」や「MIU404」との”相互乗り入れ”も贅沢な趣向です。

結構長尺でしたが、飽きることなく、サスペンス映画としてのドライブ感を十分楽しめました。満島ひかりさんの力量に、あらためて感心したことも記しておきます。

 


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