先日の事故もあったので平気なのかな?って感じだったけれど、ひとまず普通に見えた。
本人の予定では今日完成みたいだったけれど、流石にこれだけ凝った尻尾・・・・
そうは容易いものでは無くて、自宅で張り終わり・・・となった。
しかし、実に良く出来ていると思う。理由は1つで、良く観ている・・・ここ。
生体としての金魚にしても、俺の作品の金魚にしてもね・・・良く観ている。
しっかり真似されている・・・実に精度良く。ただ、とは言え、そんな中でも特に良い
場所がある。それが背ビレ。ここだけ俺とは明らかに違うのね・・・実に良い。
きちんと観て、真似をするべき場所は真似をし、きちんと自分らしさとして、
自分のやり方をする。受け入れる場所にチャレンジする場所がある・・・・。
本人に意識は無いかも知れ無いが、非常に上手く出来ていると思うのね。
この金魚のお題ってのは、尻尾のグネっとした細い部分のパ-ツが出来ると、英語の
筆記体や、ミュシャなんかの髪や植物の茎や枝が作れると思うし、ウココにしても、
ただ同じ大きさをこの形で合わせるだけでも、かなり難しいのに段々と大きさを変えて
合わせて行く・・・・このテクニックが出来たと言う事は、幾何学模様のようなものを
作る時のパ-ツ切りのバリエ-ションを増やす事にもなるし、みどりのように生き物が
好き・・・・そんな人には、ヘビだのトカゲのようなヨロイのような雰囲気を持つ、
そんな生き物をリアルに作る事も出来るだろうし・・・・この金魚のお題にはそんな事が
隠されていると思うのね・・・
そんな中、またかんすけがやって来たのね。
実にこれも良い。初めての生き物作品として考えれば、ほぼ完璧に近い。
良く奇妙なウロコの楕円をバランス良く切ってあるし、尻尾も実にモザイクっぽい。
この雰囲気の良さ・・・ここは常連さんには良く見て欲しい部分で、これを経験値が
上がってしまうと、きちんとそろえてしまうから、綺麗過ぎてしまう事がある。
この雰囲気・・・上手くなると中々出せなくなるのね。ここは見習うべき加減である。
生き物ってのは、幾何学模様では無いので、流動的な部分が必ず必要なのだけれど、
何でも良い訳では無く、これがベスト・・・つまり良い塩梅ってのがこんな感じ。
と言う訳で、ここはもう問題無く終わるだろう。
それと恒例のコ-スタ-。
これをみどりと好きなのはどれ?ってな話をすると・・・・下の2枚が俺とみどりが
選んだものとなる。みんなはどうかな?
少なくとも、俺もみどりも上の作品を選択しなかった・・・・では理由探しとなる。
何故?・・・そこ。人の作品の批評なのだから、何と無く・・・では、先人として
失礼であって、ごもっとも・・・となったり、是正の目安みたいな事になるような、
アドバイスとまでは行かなくても、何らかの手掛かりくらいになるような事を
言ってあげられるようにならないと、教えるって言う側になる練習にならない。
その時、かんすけは初心者なのだから、形のアドバイスの方が練習になる。
色は好みで左右するのだから。それが経験値のある人になると、色のアドバイスって
言う事もある。しかも、ここを・・・とほんの少しだけの是正で変えられないと、
カ-ドゲ-ムに例えると、全とっかえになってしまう。いかにちょっと・・・で、
あっ・・・・って変えられるか・・・になる。
その時の目安は、選ばれた2枚のようにどっちにしようかな?って3枚のグレ-ドが
同じ作り手が作っているのだから、そう簡単に選ばれないように・・・・。
3枚作ったら、3枚共に落とせない・・・って悩ませる事が出来る・・・そんなのが
良いね。理想はね。ただ、とは言うものの、良くこの短期間で下の2枚のグレ-ドを
作れるようになったのね・・・・中々のグレ-ドの作品になって来た。
これなら、デザインフェスタに置く許可出せる・・・・そう言ったのね。
みんなの金魚も一苦労の中での参加。だもの、かんすけも苦労の中での作品の方が、
釣り合いが取れる。
いずれにせよ、良くここまで作れるようになった・・・・実に真摯に作っているのが
伝わって来る。遊んでいる感じでは無い。きちんと見せよう、とか、売り物であるって
気持ちが伝わって来る。意識が変われば作品も変わって来る。作品とは?自分自身である
・・・・まっ良いか・・・と作る事も出来るし、チェって言う事も出来る。
意識1つでいくらでも変わる。実に2人の作品が証明している。
そんな中、当然俺も・・・
トケイソウの配置を変えて見た・・・少しバランスが良くなって来たように思う・・・・
ラフ画とは違って、実寸にすると、バランスが悪くなったりするもので・・・・
描く事は出来ても、モザイクをするとなると、出来る大きさにすると、必然的に絵よりも
大きめになってしまう。すると下絵とは若干変わる事になる事が多い。
ただここまではほぼラフ画の清書のように、忠実に再現しているように思えるが・・・。