katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

アップル教室とユ-ミンママの掲示板

2013-06-04 07:01:14 | モザイク作家
いよいよバックとなったんだけれど・・・・この時点でノ-プラン。
前回、金の1cmタイルを持っては行ったものの、具体的な事は無く・・・・じゃどうする?

そもそもデザインを考えるって言うってものは、人が作った問題を解くって言うものでは
無いので、机に向かって答えが出るってものじゃなくて、ほんの少しの手掛かりを見つけ

犯人を見つけ出す・・・そんな刑事さんみたいな事をする。しかも自分自身の心の中に
ある理想と向き合うもので・・・・。

しかもアトリエでそれをする・・・となると、何も出ずおしまいって訳には行かない。
遠方から来て、お金を使って、しかも月に1回・・・・どうにもこうにも悪条件・・・。

ん・・・教える側には問題が山積みなのね・・・何しろきっかけが無いと・・・。
オリジナルを作るって言うのは、その本人の理想なんだけれど、出来る事と出来ない事が

ある。その判断は俺なんだけれど、その理想が浮かばない・・・って事になると、その
理想を一緒に探す手伝いをするのが仕事となる。がしかし、こんな場合、付き合っている

女の人へのプレゼントを探すのと同じで、これかな?これかな?と提案しても、大抵の場合
、それはイヤ・・・それじゃない・・・・と否定ははっきりしていても、あっ、それ。に

出会うのは至難の業なのね。三択くらいなら当たるかも知れないけれど・・・・。
本人がどうしたいか?私が聞きたいんですぅ・・・・なのに、私も聞きたいですぅと、

もはや漫才や落語のようなやり取りになる。これがオリジナルのお教室なのね・・・・。
そんな中、金魚が卵を産んで孵った・・・そんな事から、こんな話をして見たのね。

通常構想を立てて、それではタイルをそれに従って切ります・・・って言うのが基本だと思うんですけれど・・・・何も出ないならクラッシュにしますか?・・・・と聞くと、

それはイヤと言うのね・・・やっぱりね。だとすると、構想いらずのクラッシュはイヤ
なのだから、必ず何か構想を立てる方を選んだ事になる。

では構想を立てる側を選んで出ない事になる・・・って事になった訳である。
とても面倒な言い方なんだけれど確認の確認。しかも自宅で1ヶ月出なかったものを、

アトリエで2人で考えるにしても、自分の作品の構想なのだから、せめて俺に何かヒントをアシストしようとする自分の趣味趣向みたいな事を徹底的に話さないと、

見つかるものも見つからない・・・。しかし医者の問診みたいな話して時間が来たら、
それで、ハイ今日のお教室は・・・っていくらです・・・納得出来る?

逆に俺が恐縮するね・・・。そこでね、卵が先か?鳥が先か?ってあの話みたいなもんで、通常構想を立てて、それではタイルを・・・って考え方を変えて見る。

さっきクラッシュはイヤって言った事で、構想は立てるを選んだ事になると言ったけれど
、他にも選択した事がある。それが大きいパ-ツはイヤ・・・これも同時に選んだ事。

クラッシュって言うのは、場合に寄ってはそのタイルの一番大きくなるようなパ-ツを
入れる事にもなる・・・って言う事。だからそれもイヤと選んだ事になる。

と言う事は・・・何を意味するのか?つまり本体では1cmタイルの大きさで1枚の丸とか、
2cmくらいのガラスタイルから切り出したパ-ツだったり、大きいパ-ツで構成されていた

そしてバック・・・色がかぶるって言う事があるのなら、大きさもかぶるって言う事も
あるんじゃないのかな・・・?と考えるのなら・・・・?

例えば、全体の大きさを分母とした時に、1cmタイルの1枚分の大きさが分子と考えると、
残りのバックのスペ-スを分母とするのなら、当然1cmタイルの何分の1かに切らないと、

比率が合わなくなる。と考えられる・・・。そんな中、チラッと描き出した絵が、
ツタみたいな線・・・それ、頂きましたぁ。・・・と言う事は、その線は細い。

それを最小に安定的に切れる大きさはどの位?それは四角、丸、楕円、長四角?何が
美しいと思う?・・・・と怒涛の質問。そんな中、1cmタイルの9分の1の四角を選択。

そしたら、恐らくツタはツタって言うくらいだから長くなる・・・・だってツタが
3cmって事は無いでしょ?きっと長いはず・・・・だから、ひとまず切り過ぎないくらいに

気を付けて、まずは9分の1を切りながら・・・そういつも言う、・・・ながら。
知識を憶える、記憶なんて事をするのでは無いから、パ-ツを切るなんてもんは、

慣れ、繰り返しで体に覚えさせるもので、考える事では無い。だからきちんと切り方や
きちんとした眼だけの取り締まりさえすれば、考える脳は暇だらけ。

その暇を利用して考える・・・切ったパ-ツを並べつつ・・・ね。ただし、これは切る事が安定しているリピ-タ-さん以上の人達が出来る芸当で、そう簡単では無いのね。

そんなやり取りの中で見つけたツタ作戦。そこまではひとまず何とかなったけれど・・・
着地の最後の最後、それが終わった時に何色になるか?・・・・

徹底的に今まで話した事を洗いざらい思い出したり、以前話した話から推測すると・・・
好きな色はベ-ジュ、クリ-ムと言った白に近い薄い色・・・。

そこでそうなんですか?と質問すると、ん・・・・とどうやら違うようだ。
とりあえず1cmタイルでは無さそうなので、コロを見せたが反応が悪い・・・・これも、

違う・・・。ん・・・・そんな中、モリスが好き・・・って言い出した・・・ん・・・
モリス?何それ。・・・モリスって言ったら、俺の中ではフィリップモリス・・・・

タバコだっけ?・・・違うよな・・・きっと。俺の脳に引っ掛かったモリス・・・・
そこで調べて見ると・・・あっなるほどね・・・こんな感じなのかぁ・・・好きなのは。

モリスとは?・・・ウイリアムモリス。

何しろすべてが色褪せたような柄・・・って事は、薄い本体に薄いバックなんだから、
濃くなった本体なんだから・・・バックが濃く・・・でイコ-ル・・・になるかな?

しかもモリスは、テカッて無い色なのに、タイルはテカッている・・・それを押えるタイルとなると・・・・濃くて艶無し・・・エミリア。



と、こうなるけど・・・あっ素敵ぃぃとなり、一件落着。後は時間が解決なのね。
ヒヤヒヤで今日も逃げ切りぃぃぃ。あぶねぇぇぇぇ。

まっ、良い勉強になるのね・・・・俺の脳もフル回転。一休さんよりも一休さん。
無理難題ばっかりなんだもん・・・・あははははは。

その後はひたすら俺も9分の1・・・・

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