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学年百人一首大会~1年生~

2014年02月24日 | Weblog
声あげて百人一首に手を伸ばす
           心がひとつ張り詰める空気






冬と春が入り交じったような季節です。車を走らせると、ところどころに雪が残っています。しかし、梅の花が咲き始め、春の季節を少しずつ感じます。何より、最近は屋根の上のソーラーの水が熱くなって、風呂を沸かすのにも時間がかからない日が多くなっています。

節約、節約。



そんな中で、先週の金曜日、1年生の「学年百人一首大会」が行われていました。冬によく学校では見かける行事です。この間は、その場にいると温かな感じがしました。1年生の取り組みはクラスで練習をして、本番を迎えます。そのことが大切であることを感じました。


よく学校でレクリエーションをすることがあります。その時だけを楽しむこともあります。しかし、過程があって、本番を迎えるような場を作ることに大きな意味があるときがあります。



みんなで練習をする・・・そして本番を迎える。
みんなで準備をする・・・そして本番を迎える




過程の中で、友だち同士が助け合ったり、励まし合ったり、ふれあう場面があると思うのです。その中で、クラスのまとまりを作ることができると考えます。本番だけであると「楽しかったか、楽しくなかったのか」「勝った、負けた」のその時だけの楽しみになりがちです。




例えば、「班対抗のバスケットボール大会」をするとします。

①担当の係が原案を考える、学級会で提案をする。 
②昼休みなどに班ごとに練習をする。  
③本番を迎える。



このことがスムーズに流れ出したときは、班やクラスの集団を変わっていると思います。これは、一つの例ですが、前向きに頑張れる、自分たちで動ける意識の高い集団をめざしたいものです。その行事が終わったら、「何かが変わった。」とちょっとだけでも思えるものが欲しいと思います。




百人一首大会の会場となっていた武道場は、過程をしっかり持っているだけに、ぴーんと張り詰めた雰囲気がありました。読み手の声を真剣に聞いて手を伸ばしていました。「班のみんなでお互いに頑張ろう。」という姿勢がありました。


緊張感のある、かつ楽しい大会でした。「いっぱい、取れているね。」と体の横に積まれている取った札を見ながら、生徒たちに小さな声で伝えると、みんなにこっとうなずいていました。



しっかり生徒たちの戦いぶりを見てから、そっと武道場から離れました




ドアの外からも札を読む声と生徒の「はいっ。」と言って取る元気のいい声が聞こえてきました。



意義のある企画で、生徒たちが頼もしく見えました。