


ホールの壁をゆらりとすり抜け



昨日の夜、机を移動していて、腰がぎくっとなりました。「早く最初の治療をしておかないと明日が大変。」と子どもも来てくれていろいろ手当をしてくれたり、今日の朝は、病院に連れて行こうかと気を遣ってくれました。
なんとか一人で、朝、病院に行ってから、日田に出張に行きました。
靴下をはくにも、車に乗るにも痛みが伴いますが、おかげで何とか仕事はできました。
今日は、日田市で「第8回大分県中学校総合文化祭」が開催されました。パトリア日田というきれいな会館で開かれ、中文連の役員をしているので行きました。
この文化祭も大分県下を回っています。3年前には中津地区にもやってきました。再来年は、全国の中学校総合文化祭が大分県に回ってきます。スポーツだけでなく文化的な取り組みも大分県は盛んになっています。
パトリア日田のたくさんある観客席も日田市の中学生でほとんどが埋め尽くされました。全学校から鑑賞に来ていました。舞台では、大分県下の中学生のステージ発表がありました。
地元中学生の神楽・和太鼓でオープニングです。神楽は「大蛇退治(おろちたいじ)」でした。伝統文化を学ぼうと総合的な学習の時間に練習を重ねてきています。中学生とは思えないほどの見事な舞いです。
素晴らしい演技に会場に詰めかけた中学生も食い入るように見ていました。

神楽や太鼓の音が会場に響き渡りました。神楽も太鼓も小規模中学校の生徒たちの演技でした。全校生徒で取り組んでいます。地域の方たちから指導していただきながら、伝統文化を引き継いでいます。
演技をしている生徒たちが大きく見えました。
オープニングのあとは、中文連事業のコンクールの部門別での最優秀賞を受賞した県下中学生の発表でした。県吹奏楽コンクール、県合唱コンクール、NHK杯全国中学校放送コンテスト、その他バイオリン、フルート、独唱コンクールです。
県トップレベルの生徒たちの演奏は見応えがあります。素晴らしい音色でした。
演奏を終えたあとは、感想発表があります。
特に感じたことは、トップになる生徒たちは、しっかりと自分の思いを持っています。感想発表の練習はなかったと思うのですが、やり始めたきっかけは何だったのか、取り組みから得たものは何なのか、これからの夢や目標は何か・・・など司会者から言葉を求められたときにしっかりと明快に答えていました。
一流になるには、心に揺らぎない思いを持つことであると感じました。
ある女子中学生の発表者が、「優勝する自信はありましたか。」という質問に「最初からありました。」とステージ上で答えていました。それなりの質の高い練習と練習量とメンタル面でのトレーニングを積んできたからこそ、コンクールという大舞台でも強気で臨めたのだろうと思います。

いろんなジャンルの取り組みを勤務校の生徒たちにも見せたかったです。
「文化のハーモニー とどけみんなの心に」という大会スローガンでした。このような総合文化祭の取り組みが県下の中学生の心も育てるものであることを願っています。