かったかくんのホームページ

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ふるさとが変わる~災害に強く~

2016年02月05日 | 大分県
朝、学校に着いてから、外の温度は1度でした。着いてからすぐ、久しぶりに朝、グランドの整備をしました。少しずつ草が出始めています。風がないので、気温より体感温度は寒く感じませんでした。

車の窓をあけて、グランドを回りました。外の空気の匂いが春を感じさせてくれます。



そんな季節のよそおいの中で、梅雨のあの災害のことを思い出します。一昨日、生徒の通学路の橋が架替工事をするために、壊されます。そのために、仮橋ができます。


仮橋を通っての通学になります。


仮橋とその付近の様子を、建設会社の方、土木事務所の方、小学校の先生、教頭先生、生徒指導主任の先生と一緒に現地視察をしました。安全のために最善を尽くさなければなりません。
 

要望を聞いたり、要望を伝えたりしながら、変更場所の確認をしました。

あの九州北部豪雨の時は、この場所は大きな被害がもたらされました。母が当時、入所していたこの地域にある高齢者の施設も被害に遭いました。


母は、騒動の音をきっとベッドの上から聞いていたことでしょう。また、勤務先のPTAの会長さんや生徒たちと一緒に、被災された方の家屋の片付けを手伝いました。
 

あれから3年が過ぎました。川はいろんな顔を持っています。

仮橋から見える川は透き通っています。あの時の黒い濁流ではなくとてもきれいな清流です。


「水がきれいですね。」
と言いながら、橋などを見ていきました。


 

橋を架け替え工事が始まります。各地では堤防を作る工事も行われています。川の幅を広げる工事をしているところもあります。災害から澄んでいる人たちの命を守るために、ハード面での取り組みの最中です。


「立ち退きにあうかも知れない。」
など、生活が変わっていく人たちもいます。風景が変わっていくところもあります。

とまどいも寂しい気持ちもあります。

それだけに今の変化が将来にわたっての命を守る盾となってもらいたいと思います。
 


災害後は、地域の絆も深まっていると感じています。みんなでみんなの命を守ろうとする姿があります。ハードも大事です。

「災害に強くなる」ための最も大切なことは、人々の日常的なつながりであることは間違いないと思います。
 


透き通る清流を見ながら、そんな思いがしました。