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発想と想像力

2016年02月03日 | 大分県
今日、授業を見て回りました。体育館でどんどんどんと走る音が聞こえてきます。外はグランド状態が悪いので、体育館の中を生徒たちが走っていました。
 

はしに椅子を並べて生徒たちがジグザグに走っていました。当然距離がのびてきます。

ただ、体育館の中を回るのではなく、ちょっとしたアイデアや発想が、動きにも変化が出て、子どもたちの持久力をのばすことにつながると思いました。


授業を回っていると、いろんなことを自分自身が学ぶことが多いです。
 

以前、小学校に勤務していたときに、体育の授業をしていました。

同じ、授業をするなら、

「全員ができるようになる」

ということを心がけていました。もちろん、他の教科の内容も同様です。体育では、鉄棒のさかあがり、跳び箱の開脚跳び、一輪車、水泳など、クラスの目標を持たせ、挑戦していきました。

「どうしたら・・・。」

ということを考えながらまた、いろんな先生からアドバイスをいただきながら、マスター法を作りました。



自分の指導能力が衰えていなかったとしたら、今でも開脚跳び、さかあがりなど一週間あれば、クラス全員はマスターさせることができると思います。


一輪車はもうちょっと期間がいるかも知れません。
 

部活も同様です。一部の生徒を上達させるのではなく、「全員」のレベルを上げ、達成感を感じさせたいと思っていました。


だから、大会前の練習などに、自分以外に指導する仲間にレギュラーの生徒だけを守備位置につけて、ノックをしないように伝えていました。
効率は悪いかもしれませんが、最上級生は全員を守備位置につかせていました。



ここはベースの部分です。
  

そして、すべてに共通することは、指導者からのオーソドックスかつオリジナルな直接的な指導も時には必要でしょう。しかし、もっとも大切なことは、子どもたち同士で学び合いをして力を獲得していくことです。
 

方法を模倣することもとても大切です。
またそれだけで終わるのではなく、「想像力」の中で、実態に応じて、しっかりと子どもと向き合って、スパイスのきいた自分なりのオリジナルな指導法を編みだし、結果に導いていくことが、教員をしている中での醍醐味だと思います。

 
例えば、学習、百人一首を覚えること、そして今行なっている面接練習なども「苦労したけれど、できた」といういろんなアプローチでの達成感を浴びれば浴びるほど生徒たちが生きていく中で、強さをもたせていくのだと思います。


面接練習もちょっとやり方を工夫すれば、短期間に生徒全員の対応が上達します。



今日の体育のようなちょっとした発想が、自発的に生徒をのばすのだと思いました。