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若者が活きる街づくり

2016年02月16日 | 大分県
今日も雪が舞う一日でした。朝起きるとうっすらと雪が積もっています。季節も最後の冬模様を演出しています。

今日はランの花と雪です。ランの花は、粘土で作っています。昨日、公民館に勤務している先輩にいただきました。
 

昨日は、午後から市の「雇用」についての話し合いが行われました。中学校・高校、行政、商工会議所、振興局、ハローワーク、労働基準監督署、企業などの関係機関の方10数名が集まっての会議でした。

市の進路担当ということで、参加をさせてもらっています。
 

地元の企業の実態、商工会議所からの報告など、学校では知ることができない話題があります。中学校では就職希望者が市全体でも5名を切る実態があり、直接雇用と関わりがある中学校は少ないです。

 
しかし、間違いなく3年後は多くの生徒たちは地元またはふるさとを離れて職についていきます。
 

いろんな報道では、社会は「ゆるやかな回復傾向」と言いますが、現状厳しい状況があるというところから、話が始まっていきました。
 

国勢調査の速報では、人口が増になっているのは、県内では大分市だけであると言います。しかし、減少幅はいろいろあって、ふるさとの市は、人口減少の幅が小さいというデータがあります。


自動車産業など企業の誘致がその要因となっているようです。しかし、同じような自動車産業が中心となっている市の例では、その市では、若者の定着が少ないそうです。
 

人口減少幅が小さい、若者が定着できる要因として、


○働く場所がある 
○安心して子育てできる環境にある(病院・学校など) 
○買い物する場所 
○交通機関 
○娯楽施設 

などがあげられます。トータル的な魅力ある街づくりを推進していく必要があります。

今日もトータル的な高校への要望についての話がありました。部分的でなく、いろんな角度からそうごうして考えていかなければならない時代になっています。話を元に戻すと、
  

雇用の問題として、大きな企業だけでなく中小企業、さらに数名のごくごく小工場など、いかに活性化していくべきか、これから検討していこうということになりました。
 

企業情報発信、市の魅力情報発信そして、耶馬溪など観光資源を外国人にもアピールできるようにしていくような話も出され、これからの課題として残されました。
 

バレーボール部の監督をしている高校から参加していた先生は、

「東京では目立たない。だから地方で目立ちたかった。
だから高松に行き、全国レベルまでひきあげた。」

こと、縁があり、中津に住み、

「地方から全国発信を行なわれるようになった」


ことを力説していました。足もとをみれば、地方だからできることがたくさんあることを伝えたかったと思います。
 
 
若い世代が都会にあこがれるのを止めることはできません。


しかし、高校生や中学生に地方の素晴らしさに目を向ける教育、ふるさとに魅力を感じる教育と実践を学校がしていく必要があるのではないかと具体的に指摘もされました。


学校からだけではなく、いろんな立場の方からの思いを聞く、学校とは違う会議のスタイルでビジョンを聞く場にいることができ、充実した時間となりました。