かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

あなたにとって、平和って

2016年08月10日 | 大分県
昨日は、ナガサキに原子爆弾が投下されて、71年目を迎えました。

8月6日には、「平和を願う日」ということで、授業や全校集会を持ちました。

節目節目にこうして、平和について考えることは、とても大切な時間であると思います。学年部の先生が、研修で出張だった学年で、授業を担当することになりました。

50分間の授業とは久しぶりです。どんな平和を題材にした内容にするのか考えました。
 

修学旅行が10月に行われます。「広島・京都・奈良」への修学旅行です。広島では、「広島平和記念公園」で学習をします。

原爆の子の像の前で集会を開き、全校生徒で折った「千羽鶴」を捧げます。



千羽鶴の由来は、インターネットで調べると、このように表されています。


「もともと「折り鶴」は室町時代に遊びとして誕生し、江戸時代に庶民に広がったそうです。鶴は縁起のいい鳥で「鶴は千年、亀は万年」と言われ、長寿の象徴といわれ、鶴を折るたび寿命が延びる、と考えられています。


「千羽鶴」の由来は「原爆の子の像」になっている佐々木禎子さんが由来になっています。佐々木貞子さんは2歳の時、広島の原爆で被爆し、12歳で急性白血病と診断されました。


禎子さんは、鶴を千羽折ると願いが叶うと信じ、夜も眠らず「生きたい」と願いを込めながら薬の包みなどで鶴を折り続けたそうです。」



そこで、授業を組み立てました。



①「ヒロシマ原爆投下で知っていること」を生徒にいろいろあげてもらいました。

②昨年の修学旅行での「原爆の子の像」の集会を写真を見せ、広島平和公園の中で、ここは、どこなのか聞いてみました。紙芝居を見て、原爆の子の像の由来や佐々木禎子さんの事実を考えました。

③どんな気持ちで千羽鶴をささげたい?って聞きました。

・世界の平和を願って  
・二度と核兵器が使われないように  
・平和を守りたい  
・世界から核がなくなるように捧げたい  
・原爆、戦争が原因で亡くなった方が、安らかに眠れるように折り鶴を捧げたい  
・戦争がなくなり、どの国も核兵器を持たずに毎日平和な世界になるように  
・二度とヒロシマやナガサキの悲劇がおきませんようにという気持ち  
・原爆で亡くなってしまった人たち全員を追悼する気持ち  
・平和が続きますように・・・

など意見を出し合いました。


④折り鶴を歌いました。

⑤最後に「あなたにとって平和とは。」
・幸せに生きること  
・みんなが幸せに暮らせること  
・みんなが普通に生きること  
・誰の命を奪うことなくみんなが楽しく生きること 
・普通の生活ができること  
・けっして暴力などで解決しない社会  
・幸せを感じることできる世界  
・生きられること  
・学校でみんなで話したりして一日をすごせること  
・世界がめざすもの  ・人殺しのない社会  
・平凡  
・核のない世界  
・家族みんながいつまでも健康であればいい
 


言葉の裏には、きっといろんな「思い」があるんだと思います。

次の世代の生徒たちへのいいバトンタッチをすることが、わたしたちの責任だと考えます。

10月の修学旅行は、学習とともに、「こころ」を込めて、手を合わせて欲しいと願っています。


最後に全校で千羽鶴を折りました。