かったかくんのホームページ

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貴重なUD研修会

2016年08月03日 | 大分県
昨日の夕方、道の駅に行って、研修会でのお土産を買っていました。包んで、のしをつけてもらっていました。違うお客さんが来たので、担当の方が違う店の方を呼びました。

「ちょっと代わってもらえるかね。」


男性の方に、代わりました。名札が見えました。も、もしかして・・・。


「ひょっとしたら、しゅうちゃん?」
そうですが・・・と言いつつ、向こうは、だれだろうって顔をしています。
「だれと思う?」

うん?

「かったかせんせい。」
あ~~っ。
 

わかってくれてよかった。
 

本耶馬渓の小学校に勤務していた時の子どもでした。わたしは、5年生を担当しました。しゅうちゃんはその時、小学校の1年生でした。1年生が終わると、転校していきました。だからそれ以来。20数年ぶりです。
 

まあ、しっかり大人の顔になって、仕事に頑張っています。うれしい懐かしい再会です。しばらく話をしました。
 

当時のあゆみちゃんのお母さんがレジにいるので、「しゅうちゃんがここで働きよるんやね。」と言うと、「そうっちゃ。」懐かしい時間でした。
 

話は変わりますが、今日は、そのお土産ドラマの研修会が学校で行われました。


研修会の講師は、授業のユニバーサルデザイン研究会大分支部顧問の佐藤百合子先生をお迎えしました。ユニバーサルデザイン研究においては、大分県で第一人者であると思います。

「教室環境のユニバーサル化とは~発達特性の理解からの視点」


というテーマで研修を進めてくれました。
 

教師として子どもたちに関わっていきます。もちろん、授業のユニバーサルデザイン化を学びましたが、教師である前に、人としての在り方、本質まで考えることができた時間でした。

テーマは難しい言葉がありますが、内容は、とてもわかりやすくこれからの授業づくり、学級づくりの普遍的なものを学びました。


優しい言葉の中にも、授業や子どもたちと関わる中で、アバウトになりがちなところを学ばせてくれます。
 


なぜ今、「教室環境のユニバーサル化なのか」、

○わかりやすい授業の工夫がされているか~形式にこだわりすぎて、子どもたちが置き去りにされていないか。

○子どもの理解の度合いを数値や結果だけで判断していないか。~過程も大切にしているか、自発的な学びとなっているか~ 

○「教師」という教材、教具は有効に機能しているか 

○必要に応じて、授業内容、教材、教具のカスタマイズができる心の準備ができているかというところを具体的に話をしてくれながら、これを切り口に研修が進んでいきました。

 



発達しょうがいについても学びました。また実際に先生方が発達しょうがいの特有の困難さを体験していきました。


体験の中で、先生方に「困り」が生じました。そこで、なぜ、困りが生じたのか、原因を探りながら、支援の手立てを考えていきました。ワークショップの中での貴重な学びでした。



先生方の今までの実践などの思いなどにも、わかりやすくアドバイスをいただきました。ユニバーサルデザイン化された研修であっという間に150分の先生の講義が終わりました。
 

「授業研究」と「子ども理解・子ども研究」の両輪を大切にしながら子どもの環境を大切にしていきたいと思います。