『笑い声響かせ仲間と歩く道
吐く息白く 会話が弾む』
3階の教室の前の廊下から通路を見ると、子どもたちが会話を弾ませながら登校してきています。
吐く息が白くのぼっています。
今日も一日が始まります。
しばらく待っていると、元気のよいあいさつをしながら、子どもたちが教室に駆け込んできます。
子どもたちにとって寒さはあまり関係ないようです。
今日もいつものように1日が始まりました。
子どもたちのように「風の子」になりたいです。
授業も1時間目の国語から始まり、図工・理科・・・そして6時間目のラストは、体育です。
しっかり楽しみながらも1日が過ぎていきました。
昼休み、子どもたちがなわとびをしている様子を見ていると、
「せんせい、鬼ごっこをしよう。」
と低学年の子どもたち。
う、うん・・・と思いましたが、正月の体のなまりを解消?できるかなと鬼ごっこにも参加をしました。
でも子どもたちはすばしっこいです。
追いつくのもひと苦労です。
いい運動になりました。
授業では、3学期、学年末ということで、教科書を終えるために、進み具合と子どもたちの理解をしっかり考えながら授業を進めていかなければなりません。
国語では、物語文や説明文の他にも、1時間・2時間扱いで学習する内容があります。
2時間扱いの俳句では、
夏目漱石の
「凩や 海に夕日を 吹き落とす」
相馬遷子の
「華やかに風花降らすどの雲ぞ」
の俳句を味わいます。
この俳句のどんなところに良さがあるかグループや全体で話しました。
「「木枯らし」を「凩」と1文字で書いているのがいい。」
「「枯れる」という言葉を使っていないのできれい。」
思いがけない発言が出てきます。
「強い風なのに、夕日を吹き落とすと書いているのはきれい。」
すごい。
ちょっとしたところに感性がでてきます。
「相馬遷子の俳句で、風花(かざはな)とあるけど、ぼくの妹は風花(ふうか)。そんな意味があるのかな。」
などわずか1行の句なのに、盛り上がりました。
俳句を楽しめる感覚をもってくれたらうれしいです。
その次の授業は、
「自分の好きな詩を書きとめよう」
ということで、いろんな詩の良さをタブレットを使いながら、出し合いました。
先日ブログに書いたミスチルの詩も味合わせながら、曲も聞きました。
言葉を楽しむことができた何時間かの授業でした。
言葉からも優しい気持ちになることができます。