かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

思いがけない再会の思い出

2014年02月07日 | Weblog
月日経ち不意のメールの連絡に
           幼き頃の顔が瞼に






懐かしい人に会うととてもうれしく思います。先月の終わり、中学校の卓球大会に行ったときのことです。
「先生。だれか分かる?」



たいていは分かるのが特技?ですが、ちょっととまどいました。考えました。



「もしかして・・・せいちゃん?」



あたりでした。採用して3年目に受け持った生徒です。仲人もさせてもらいました。しかし、最初はわかりませんでした。というのもスタイル抜群になっていたからです。ぽちゃっとした体がひきしまっていました。



「ありゃ~あの体型から変化して。わからないよ。」



縁はどこかでまた結ばれます。せいちゃんは、北九州にある会社に勤務していますが、中学生の卓球の大会の世話をしています。学生時代からずっと卓球に関わっています。高校時代は、卓球部の主将もしています。



誠実なせいちゃんだからこそ、高校時代でもみんなのリーダーとなって部をひっぱっていったのだと思います。懐かしく話をしました。



しかしせいちゃんは、大会運営が忙しそうで、すぐに本部に戻りました。放送などで進行をしていました。頼りになる存在として活躍をしています。




そして、今日。




初めて教師になったときの生徒から連絡がありました。もう何十年もたっています。


「ご無沙汰しとりやすヾ(o´∀`o)ノ これからもよろちくでつ♪♪♪.」



どうしているかと思っていましたが、相変わらず元気でした。「よろちくでつ~~」ではないよ。まったく。

当時、書くことができないほどにいろいろ心配をかけられ☆ました。家に遊びにきては、ねずみのように家の中を駆け回り、あるときは、「せんせい、まだ帰っていないんです。」と家の人から電話がかかるほど、飛び回り・・・人の10倍ほどの活動量です。

でも今は、いいお母さんになっています。




しかし、時間が過ぎてもふいに縁が復活することはうれしく思います。自分にとっても青春時代の頃です。このようなつながりがもてるということに、教職に就いての喜びも感じます。次世代を背負う、今を背負っている教えた生徒たちがこれからも元気で、活躍をして欲しいと思います。

朝からいい一日

2014年02月05日 | Weblog
さわやかな一日の始まり感じつつ
           今日は何かいいことありそう




先週は、気温が20度を超えました。日曜日に車に乗って温度計を見ると、21度となっていました。真冬とは思えない気温です。しかし・・・昨日の午前中、突然雪が降ってきました。寒い一日となりました。三寒四温とはいうもののあまりにも気温差が激しいこの頃です。



2月になり、学校生活の中で、高校受験に行く生徒たちがいます。昨日は大分地区や福岡地区で入試が行われました。3年生にも緊張感が漂っています。




昨日はたくさんのいいことがありました。




朝、いつものようにほうきを持って学校の中を回っていました。静かな廊下や教室です。回っていると、一番乗りの生徒に出くわします。昨日、3階の廊下を歩いていると、「こつこつ。」と階段を上がってくる音。「今日の一番乗りは誰だろう。」と思って階段の上から下をのぞくと2年生のRくんがいました。



「おはようございます。」と元気のいいRくんの声。朝からさわやかな気持ちになります。次の言葉。
「先生、いつも学校をきれいにしてくれてありがとうございます。」すごい言葉。「Rくんからそんなこと言われると照れるなあ。でも今日は、何かいっぱいいいことがありそうだね。」とRくんに伝えました。




学校を回って、あいさつ運動に出ると、PTA生活指導部の方やPTA三役の方が校門のところに立ってくれていました。毎月1日の大切な行事です。入試等の関係で3日に延ばしていました。その中に、Rくんのお母さんもいました。


「Rくんがそうじをしていたら、ありがとうございます、って言ってくれたんですよ。」と言うと、「そんなこと言ったんですか。」とお母さんもにっこり。うれしい一日のスタートでした。




昨日はいろんな行事や入試関係のことで時間をすごしました。・・・夕方・・・です。かつての生徒のKくんが奥さんと子どもを連れて遊びに来ました。


直接、部や学年を担当していたわけではありませんが、Kくんが中学生のとき、授業で教えたり会話を弾ませたりしていました。生まれてまだ100日のかわいい赤ちゃんです。福岡の方で仕事をしていますが、休みなので帰省をしてきたと言います。懐かしい時間を過ごしました。



卒業してからほとんど会っていないので、およそ10年ぶりくらいでしょうか。あの時のままの優しい雰囲気です。Kくんいわく、「けんかをすることもない。」というほど仲のよさです。見ただけでもそれがわかります。



あかちゃんは、「結翔くん」というそうです。Kくん夫婦や周りの人から愛情をたっぷり受けている表情をしています。しっかりとだっこもさせてもらいました。ちょうど面接練習中だったので、中断して中学生も赤ちゃんを抱いたりしました。



あたたかい一日を過ごさせてもらいました。

濃い一日~霧の街で~

2014年02月03日 | Weblog
受験生バスの中には緊張感
         霧はらすのは君の力で






濃い一日でした。何が濃い?




まずは、霧でした。昨日から濃い霧がかかっています。昨日は、鉄道なども霧のために遅れたりしています。ここはロンドンか・・・とまではいきませんが、2日続けての霧の街となっています。


昨日、大分別府毎日マラソンが行われましたが、テレビを見ていても風光明媚な別府湾も霧でよく見えない感じになっていました。せっかく全国でテレビ放映され、別府湾がPRできるのにちょっともったいないか。今日も一日、霧に包まれていました。



昨日は午後からは晴れましたが、今日は、ずっとこのままでした。こんな白い世界もたまには趣を感じます。





そして、その濃い霧の中、濃い私立高校入試が行われました。貸し切りバスやタクシーで向かう生徒たちもちょっと緊張感。「特奨入試より簡単だった。」と帰ってきての生徒たちのコメント。5時間みっちりと問題と解答用紙とにらめっこしてきたようです。

高校に行きましたが、静かで緊張感に包まれていました。しかし、帰ってきて学校に寄ってきた生徒は意外にも疲れをあまり見せていませんでした。若いということはエネルギーがあります。

明日は大分地区や福岡地区の私立高校の入試があります。受験は続きます。入試も私立、県立高校と進んでいきます。


受験ムードもどんどんと濃くなっていきます。帰ってきて面接の練習を希望する生徒たちと練習を行いました。1.2年生も市のテストが行われていました。


受験生も1.2年生も中身の濃い一日でした。





生徒たちも学校から帰り、気になっていた「退職教職員の作品展」に会場のイオン三光に行きました。ふだん学校のいろんな関係でお世話になっている方々が出品をしています。


最終日です。ぎりぎりに着きました。最終日でぎりぎりということは、作品の撤去前なので、作品を出品している先生方がたくさん来ていました。懐かしい顔ぶれ。



小学校や中学校で担任をしてくれた先生方もいます。一緒に勤務させてもらった先生方もいます。話も弾みました。作品は濃いものばかりです。すごい。


みんな芸術家です。書道、絵画、写真、陶芸・・・。ギャラリーは素晴らしい作品で埋めつくされていました。



小学校、中学校と担任ではなかったのですが、教えていただいた先生がいました。写真を展示しています。「先生、とてもきれいですね。」と言うと、「ほめてくれたのは、おまえが最後だから、写真をやろう。」と展示していた写真のミニチュア版をいただきました。


感激。中学校の時、暗室で写真の現像を教えてくれたりもしました。その時は好奇心で現像することにちょっとだけ凝りました。





そして、夜のとばりが降りて、PTAの方が来て少し話をしているときに、お家の方が、「まだ子どもが帰っていない。」とやってきました。


「大丈夫ですので、心配はしないで下さい。」との言葉。確かに帰る姿は見ました。「心配はしないで。」と言われたものの先日来の小学生の行方不明の事件があります。「所在の確認はするまでは。」と、学校にいる先生も含めて、友だちに連絡を取ったりしていました。


間もなく、お母さんの携帯に電話が。「今、お母さんの職場にいるよ。」ということでした。学校から歩いてお母さんの職場まで行ったそうです。濃い暗闇の中を・・・まったく。でもほっと一安心。電話で「明日、かったかせんせいからいっぱい怒られなさい。」えっ、こちらにふるか☆濃い発言。


「家でしっかりと親子げんかをしながらも心配かけさせないようにしつけをして下さい。」とコメント。




なんやらかんやらで濃い一日でした。でも子どもたちが無事で元気で活動できて何よりでした。

地区の話し合い~地域の絆~

2014年02月02日 | Weblog
災害で地域が強く結ばれて
         生まれ変わって新たな出発






新年から考えると、もう一昨年のことになります。年月は経っていますが、まだまだあの時の爪痕は残っています・・・。
 

昨日、地区の寄り合いがありました。来年度の自治委員さんの決定などをしました。自分たちのわからないところや時間で地区のためにいろんな活動をしくれています。感謝の気持ちです。


一昨年、地区では、九州北部豪雨の災害が発生しました。特に、今の役員の方々は、災害が発生した時には、大変ご苦労をされたことだと思います。災害の発生、避難した人たちの確認、災害復旧、ボランティアの人たちの要請、配慮・・・いろんなことに奔走してくれました。


現在でもまだまだ爪痕が残っています。



この被災の復旧、そしてこれからのこと・・・は次の役員の方へと役割が移っていきます。



そんな地区の大事な話でした。

地震による津波対策として、「ここは海抜○Mです」というような看板を最近目にすることがありますが、一昨年の川の氾濫で「ここまで水位がありました」というような掲示がこれから各所でされるということです。

そのことを目にすることで、防災に対する意識が日常的に持てるような気がします。



今日の夜に「どんど焼」の話し合いがあります。永い間、小学校の下の河原で「どんど焼」をしています。川に降りるときに階段があります。



かつては階段に竹で手すりをつけたり、高齢者が降りるときは手伝ったりしていました。母も足が悪くなってから降りることができなくなるほど、急で長い階段でした。


しかし、今は、数段しかありません。上流からの土砂がたまってしまっています。特に今回の水害ではかなりの堆積物があります。また同じように川が氾濫すると、川が浅くなっているので、前回以上の被害が出てしまいます。



これからこの堆積物を除去する工事が始まるそうです。道路や田畑も川となり、想定外なところに氾濫した川からの水が襲ってきました。しっかりと生きるための知識として、次の世代にもつなげていかなければなりません。




文化財になっていたかつての耶馬溪鉄道の鉄橋も復旧工事が始まりました。サイクリングロードとして使われていましたが、氾濫で破壊されたままになっていました。



少しずつ少しずつふるさとが戻ってきています。元通りの平穏な生活に戻っていくのもあとわずかです。今度は防災の知識を身につけての生活です。地区が元よりも強くなっていっていると思います。

ちいさな幸せ

2014年02月01日 | Weblog
青空が悲しい色にならぬよに
          永遠へと続く平和の祈り





いよいよ今日から2月になりました。月日が経つのは早いもので新しい年を迎えてからひと月が過ぎました。 




今日の夜は、冷たい雨が降っていますが、このところ日中は15度以上の気温があり、三寒四温で少しずつ春が近づいていることを感じます。



年度末で入試やいろんな会議が入ってきている中、ちょっとリフレッシュ。先日、百田尚樹さん原作の「永遠の0」を観に行きました。映画が公開になってから観に行きたいとは思っていましたが、なかなかその機会はありませんでした。



原作はまだ読んでいません。予告編では少しの知識はありましたが、どんなストーリーの映画なのか楽しみでした。「家族に対する愛」「命を大切にしていきたい思い」が伝わってきました。

戦争からすればほんの小さな命でも、残してきた家族、大切な人からすれば偉大なる命であることを訴えます。生き残ることにこだわった主人公です。



戦争が進むにつれて若者たちを特攻に送り出さなくてはならなくなりました。当時の口には出せなかった幻の声を主人公、宮部は映画を通して伝えていったのではないかと感じました。

宮部は「死んではならない、生きる道を選ぶこと」を人がその岐路に立たされた時に大きな反発を受けても常に厳しく訴えていきました。




サザンの「蛍」から・・・
「涙見せぬように 笑顔でさよならを
 夢溢る 世の中であれと
 祈り」





と映画でいろいろ考えさせられて、次にっと。腹も減ったので、少し歩いてパン屋へ。しっかり腹も満たされました。


平凡だけど、小さな幸せの一日でした。