今日、わざわざ奈良県から無農薬レモンの見学に来てくださったKさんが、当園のレモンを使ったバウムクーヘンを持ってきてくださった。なんでも果汁と皮をその中に使っているのだという説明。ふむふむそれ以外の材料もすべてこだわって作っているという。素材の説明書きは、卵は~、油脂類は~、粉類は~、蜂蜜は~、マジパンローマッセは~、レモンは~、ラム酒は~、製法は~といったこだわりの1ページになっている。マジパンローマッセ???(ドイツの伝統的な製菓素材で、粉状にしたアーモンドと砂糖が2:1の割合で作られています。)というものは初耳である。辛党である私が幼少の頃からバウムクーヘンだけはなぜか好物である。感想は、もちもちした密な食感がこだわりの言葉を増幅させて脳に刺激をという感じ。
我が家のレモンも全国津々浦々嫁がせてもらっているのだが、レモンだけでなく他の材料もこだわってくれているのは、生産者としてとてもうれしい。中には無農薬という言葉だけを一回こっきり宣伝用に買われていく方も・・・。そんなことから農産物をただの1次産品として評価しないで、加工品の中のしっかりとした重要な素材として皆さんに価値を認めてもらえたらと日々情報発信に励んでいこうと思っている。今日は芋焼酎の”一本義”がやけにうまい。