日本代表、アジアカップの本大会に進む事ができ一安心。アオマツムシのリューリューという鳴き声が、お月様を幻想的に感じさせるようになってきた。夜長のためか、『オシムの言葉・・・フィールドの向こうに人生が見える』を読ましてもらった。運動量豊富なプレーヤーであった自身もかなり納得!以前のブログで“考えて走る”という事が、体と頭を同時に使う農業という職業にぴったり当てはまると書かせてもらったが、今回は“システムは人の上に君臨するものではない”という言葉が心に残った。
それは状況に応じた判断やイマジネーションによる変革が、より大切になるという意味だと思う。私のいる世界も組織がシステマチックにやるあまり、がちがちの枠組みから逃れられない経営者をよく見る。アイデアだけで行動を起こさない場合もあるが、自由な発想とITを用いて風穴を開けている生産者が、たくさん取り上げられていることからも、その言葉がより響いた。『オシムの言葉』は農人の世界をも引き込んでしまうということか、つまりサッカーというスポーツは農業と同じく人生そのものなのか。これからも一白志酔の気持ちで、果樹園の風をみなさんにお届けできるようにと、つかの間の楽しみの黒霧をたしなんでいる。