果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

奇跡のレモン2

2008年09月21日 20時45分09秒 | 日記・エッセイ・コラム

21日午後、スパー境田店の催しに大西洋君の招きで、
北部地区市民館へ豊橋出身の真打、桂文月さんの落語を聞きに。
転失気が屁(へ~)と笑いをこらえきれず・・・、つい私も出してしまいました。
笑いの渦の後は、久しぶりに妻と某居酒屋で晩ご飯。
そこに置いてある[O:KUN]を開くと、はな×美樹の対談の冒頭に、
私の研究テーマであるレモンのお話が!
「生のレモンで絞るレモンサワーが女性に受けた・・・、
でも気になっていた。」当然気になっていたのは・・・。

話変わって、
3月に完熟しすぎて、鉢の土の植えに落ちた無農薬レモン。
7月のブログにも書かせてもらい、いつまで保つかと心に付箋が付いていた。
そしてとうとうエントロピーが最大になり、土に帰る日がやってきたのだ。
レモンは9月18日にはまだ大丈夫だったが、台風13号の湿度で元気になった
ダンゴムシさんにすこしずつ分解されていくように。
急激に腐らないのは、善玉菌の遊び場となっている栽培環境のおかげだろう。
木村さんのリンゴは9月まで腐らなかったそうだが、
河合さんのレモンは土の上で9月中旬まで腐らなかった。
それにしても45度以上になる悪条件を通り越した温室の中で、
すぐに腐らなかったのは一般的には不思議に感じると思います。
しかし長年の発酵技術の積み重ねと気づきの連鎖で、
自然のコナンドラムは解けて行っているのです。
そして奇跡のレモンという名前から普通のレモンになる日が、
河合果樹園ではすぐそこに見えています。
それには継続的なぶれない管理と皆さんの応援が必要で、
安全性への道は偽装でにぎわう向こう側にあるはずです。

Dsc06334 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

コメント
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