9時34分、新所原駅発のJR東海道本線下り列車で友人のIさんと一緒になる。
今日は伊勢屋酒造の蔵開きに行った。
古き良き時代の情緒が色濃く残る路地を入っていくと、
蔵の前にはすでに大勢の人たちでごった返していた。
受付を済ませ、さっそく初絞り吟醸の周太郎と大吟醸のもともとを試飲させてもらう。
生きているといった味が喉からスッと入っていく。
発酵とはすなわち微生物の力、土の中も酒蔵の中も土俵は同じ。
とくに大吟醸のもともとはクラスターの大きな変幻自在の水が体に入ってきたようなお酒に感じた。
その後とても歴史を感じる酒蔵を見学させてもらい、
一つ一つが文化なんだなと振り返らされる。
映画のセットを思わせる外観を見ながら、振る舞いのトン汁や甘酒をいただく。
こんなところでひと晩飲んで入れたらいいな~というところ。
小布施の洗練された蔵とは一味違う、SHOUWAが日本酒のバーになれば面白い。
豊橋は知られざるこんなところが多い素敵な街だといつもIさんに教えられる。
帰りは春の日差しに誘われて久しぶりに駅から歩いて帰った。
道端の草たちも春を感じ始めているのがわかる。
豊橋にはその文化的価値に気がつかない陽だまりが多くあることを、
みんなで伝えていこう!檸檬と一緒にほどほどをグイっと・・・。