すべての人に平等にある「時間」がゆっくりと流れる。
タイムリミットは今週中。
いつもは時間軸が早く回転しているせいか、
ゆっくりを上手に使うことがやっと呑み込めてきた。
昔から農的仕事が忙しいことを「戦争」という。
一斉収穫などリミットのある仕事をするときに口に出る言葉だ。
それから解放されても、映画の中では必ず戦場に帰っていく。
来週からはまた忙しくなりそうである。
低温注意報が出ているので、少し後ろにずれていくかも。
無農薬レモンの温室の中はレモンの花の香りを全身に浴びることができる。
この中の環境は健康にとって大切な鼻呼吸で、めいっぱい吸い込んでも違和感がない。
自然の香りになれてくると、上品さの尺度が少し変わってくる。
これを皆さんにお伝えできないのがとても残念。
また見学にきてくれる方々が驚かれるのが、レモンの蕾の色。
咲く花は白いが蕾の時は色が違う。
レモンというワールドワイドな果物が多くの人たちを魅了してきた一つの理由だ。
食す以外の価値を掘り下げることは、
レモンに関わる人たちの使命ではと感じる。