果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

最低気温とベータクリプトキサンチンと生産者交流会

2015年10月09日 14時25分02秒 | 日記・エッセイ・コラム
最低気温が15度以下の日がほとんどになって来た。
この15度以下という温度は虫達にとっては過酷な温度なのだろう。
彼らにとっては朝方はじっと我慢の時間帯である。
太湯が登って体温が上がれば、空高く上昇して景色を楽しめる。
極早生みかんの収穫も折り返しぐらいだろうか。
この時季のみかんは、どこか懐かしい味がする。
以前にもまして季節の先取りが早くなる傾向にある味覚にはぴったり来るのだろう。
もちろん私も9月に入ると温室みかんの超甘い味より、
極早生みかんの酸っぱ甘い味を体が求めるようになる。
食欲の秋、ついついもう一口という欲望を、みかんを2~3個でやり過ごす。
これから3月上旬までは、みかんの橙色の機能性成分ベータクリプトキサンチンを
体内にため込むとしよう!
化学合成すると1mg/1万円といわれるベータクリプトキサンチン。
みかん3個で6万円~9万円ということになる。
本当に価値というのは、知識と想像力がいるものである。


今週の日曜日、みかんのオーナー園にて生産者交流会が行われた。
30組のオーナーさんが参加してくださり、過酷な草取りに励んでもらった。
今年は降り続く雨に、いくら草を取っても、いくら草を刈っても、
いくら草を枯らしても一週間もすれば元の木阿弥状態という初体験の年だった。
お盆前に草刈り機を持ち出してなんてことになってしまった。
夏草は通常2回ぐらいしか生えてこないのに、今年は4回も生えてきた。
特にツユクサの猛威には最後はあきらめの境地に。
こういったときに大勢の参加者の元、
草取りをしてもらうと一気にオーナー園はきれいに。

いやはや本当に助けて頂きました。
雑草コントロール栽培が機能しない年でありました。

河合果樹園 http://kawaikajuen.jp

NPOほの国プロジェクトのみなさんと農大の加藤君(どこだ!)



草取りの様子


コメント
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