とうとう極早生の摘果作業が始まった。
天気が良ければ、順次みかん園を移動しながら当分終着駅はない。
田んぼのカエルたちは、大地に響けよと言わんばかりにのどから声を出す。
毎年の風物詩は、このところ一息ついている私の心には晴れ間となる。
当時、ヨーロッパ中を席巻した「若きウェルテルの悩み」で有名なゲーテが、
自身の逃避行を書いた「イタリア紀行(相良守峯訳)」を、
自分も本を出版した関係で読んでみた。
もちろん私の興味はレモンライフ研究家としてのレモンライフの部分である。
少々斜め読みの感はあるが、、あらたな展開の興味を注ぎ込まれてしまった。
そんな一文を紹介させてもらう。
イタリア紀行上巻P47~P48
9月13日
「今朝三時に、船頭二人と共にトルボーレを後にした。
はじめは追い風だったので帆を使うことができた。
上々の朝だった。曇ってはいたが、未明の間はごく静かであった。
私たちはリモナの沖合を通り過ぎた。
段階式の造りでレモンの樹をうえつけたリモナの山畑は、
豊かな、しかも楚々たる眺めである。
この果樹園全体にわたって行く列かの四角な白塗の柱が列び、
各列にそれぞれいくらかの間隔をおいて階段状に山腹を上手へと伸びている。
これらの柱の上には丈夫な横木がわたしてあって、冬期になると、
中に植えてある樹の蔽いををするようにしてある。」
イタリア最北端のレモン栽培は冬期の防寒対策としてレモンハウスを活用した。
ゲーテは「ミニヨンの歌」の中で、「知っていますか レモンの花咲く国を~」と歌った。
ガルダ湖のリモナ(リモーネ村)に不朽の名声をこの詩がもたらすことになったという。
こんな歴史もレモンつながりだからおもしろい!
河合果樹園 http://kawaikajuen.jp
天気が良ければ、順次みかん園を移動しながら当分終着駅はない。
田んぼのカエルたちは、大地に響けよと言わんばかりにのどから声を出す。
毎年の風物詩は、このところ一息ついている私の心には晴れ間となる。
当時、ヨーロッパ中を席巻した「若きウェルテルの悩み」で有名なゲーテが、
自身の逃避行を書いた「イタリア紀行(相良守峯訳)」を、
自分も本を出版した関係で読んでみた。
もちろん私の興味はレモンライフ研究家としてのレモンライフの部分である。
少々斜め読みの感はあるが、、あらたな展開の興味を注ぎ込まれてしまった。
そんな一文を紹介させてもらう。
イタリア紀行上巻P47~P48
9月13日
「今朝三時に、船頭二人と共にトルボーレを後にした。
はじめは追い風だったので帆を使うことができた。
上々の朝だった。曇ってはいたが、未明の間はごく静かであった。
私たちはリモナの沖合を通り過ぎた。
段階式の造りでレモンの樹をうえつけたリモナの山畑は、
豊かな、しかも楚々たる眺めである。
この果樹園全体にわたって行く列かの四角な白塗の柱が列び、
各列にそれぞれいくらかの間隔をおいて階段状に山腹を上手へと伸びている。
これらの柱の上には丈夫な横木がわたしてあって、冬期になると、
中に植えてある樹の蔽いををするようにしてある。」
イタリア最北端のレモン栽培は冬期の防寒対策としてレモンハウスを活用した。
ゲーテは「ミニヨンの歌」の中で、「知っていますか レモンの花咲く国を~」と歌った。
ガルダ湖のリモナ(リモーネ村)に不朽の名声をこの詩がもたらすことになったという。
こんな歴史もレモンつながりだからおもしろい!
河合果樹園 http://kawaikajuen.jp