このところ温室の上に上がって作業することがしばしば。
それは修理のためだったり、ビニールの開放だったり、掃除だったり。
そう、農夫は高いところが苦手では勤まらないのである。
西風に吹かれて飛んだ木々の生ける証である古葉は、
これでもかと樋の上に堆積して水の流れを緩慢にする。
経年劣化でビニールもところどころ裂け目ができていたりすので、
補修用のテープを張ってもう少し生きながらえてくれと祈る。
開放するときは、密閉するために止めてあるバネを外して
換気のためにビニールを巻き上げれるようにする。
そんな時、目に飛び込むは雄大な景色。
ビニールのつるっとした無機質な庭に、有名な立岩が借景のよう。
一呼吸してしまう瞬間だ。
河合果樹園は愛知県にあるのだけれど、最寄り駅は静岡県の新所原駅。
南口ができたおかげで、我が家からの距離はかなり縮まったし、
踏切と立岩街道を通らなくてよくなったので、
安全性と言おうか安心感と言おうか、気持ちに余裕ができたのは確かだ。
街に出るときはここから、JR東海道本線にて二川駅を経由して豊橋駅に行く。
このところの日の長さから、立岩を尾に見立てた通称クジラ山が沈みゆく夕日で影となる。
身近なものがなぜか美しく見えるのは、天命クラブ半ばだからだろうか。
ある人が言っていた、「理想郷は身近にある」と。
しかしその理想郷は、近くて遠い存在なのだろう。
つまり見えない場合が多い、灯台下暗し状態。
理想郷の入り口の門番に問うてみたい。
「どうしたら中に入れてもらえるのですか?」
はてさてなんと答えてくれるのだろうかと妄想が湧き上がる。
きっと「地域の美しいものを100個、答えなさい」というだろう。
それは修理のためだったり、ビニールの開放だったり、掃除だったり。
そう、農夫は高いところが苦手では勤まらないのである。
西風に吹かれて飛んだ木々の生ける証である古葉は、
これでもかと樋の上に堆積して水の流れを緩慢にする。
経年劣化でビニールもところどころ裂け目ができていたりすので、
補修用のテープを張ってもう少し生きながらえてくれと祈る。
開放するときは、密閉するために止めてあるバネを外して
換気のためにビニールを巻き上げれるようにする。
そんな時、目に飛び込むは雄大な景色。
ビニールのつるっとした無機質な庭に、有名な立岩が借景のよう。
一呼吸してしまう瞬間だ。
河合果樹園は愛知県にあるのだけれど、最寄り駅は静岡県の新所原駅。
南口ができたおかげで、我が家からの距離はかなり縮まったし、
踏切と立岩街道を通らなくてよくなったので、
安全性と言おうか安心感と言おうか、気持ちに余裕ができたのは確かだ。
街に出るときはここから、JR東海道本線にて二川駅を経由して豊橋駅に行く。
このところの日の長さから、立岩を尾に見立てた通称クジラ山が沈みゆく夕日で影となる。
身近なものがなぜか美しく見えるのは、天命クラブ半ばだからだろうか。
ある人が言っていた、「理想郷は身近にある」と。
しかしその理想郷は、近くて遠い存在なのだろう。
つまり見えない場合が多い、灯台下暗し状態。
理想郷の入り口の門番に問うてみたい。
「どうしたら中に入れてもらえるのですか?」
はてさてなんと答えてくれるのだろうかと妄想が湧き上がる。
きっと「地域の美しいものを100個、答えなさい」というだろう。