果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

脱皮した柚子坊と円月殺法、そして百儂人ビール試飲会

2017年08月22日 18時21分00秒 | 日記・エッセイ・コラム
ツクツクボウシがクマゼミやアブラゼミに混じって鳴いている。
蒸し暑い天候の中、少々秋風を感じるセッションだ。
無農薬レモンやレモネーディアの温室の中に、
妖術使いのようにどこからともなく侵入し、
世代交代を謳歌している不届きものがいる。
彼らにとっては大まじめな塩基配列による所行なのだが、
作り手にとっては、勢いよく音を立てて1本の葉脈だけを残して
せっかくの生産工場のメインマシーンを食べられては大きなダメージだ。
だから、温室の中には夏のキュリアスキッズが持つ3種の神器のうちの一つが隠してある。
そして発見と同時に、それを振り回し捕獲する。
通常、それは上から振り下ろす方が多いかも知れないが、
私は下から上へと振り上げて円を書くようにして振り下ろす。
そうするとレモンの木に振り下ろしたタモが当たらないように、
着地点を一瞬考える時間ができてうまくコントロールできるからだ。
捕獲したアゲハチョウは、申し訳ないが私の殺生の対象として踏みつぶして殺す。
無農薬栽培故、殺生の対象は少ないけれど、
食べ物が口に入るまでには、多くの犠牲がともなっている。
そしてその中には少なからず、身体の部分的犠牲もある。
考えれば考えるほど、自身のご機嫌を伺うことになる。


さて今日は待ちに待った豊橋百儂人が開発した、
百儂人カレーと百儂人ビールの試食&試飲会がカフェめし屋ブラボーさんであった。
昨年の百儂人まつりで、華々しく登場した百儂人ビール。
今年は新たに3種類のビールカクテルをデビューさせるための最終調整である。
①米儂人のお米から作った一夜酒とビールのマリアージュ。
②葡萄儂人の巨峰ジュースとビールのマリアージュ。
③玉蜀黍儂人のトウモロコシペーストとビールのマリアージュ。

儂人とサポーター有志のいろいろな意見が交錯しながら、
ひとつのビールカクテル文化がここ豊橋で今年も花開く。
3年前から豊橋のいろいろな飲食店やキッチンカーで販売してもらっている、
初恋レモンアイは一足早く文化として定着しているから、
次から次へと儂人ビールがデビューして愛されるようになるといい。
9月30日(土曜日)の百儂人まつりが初登場となる。
ノンアルコールもご用意してお待ちしております。

河合果樹園 http://kawaikajuen.jp/





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