果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
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マザーヴィクトリアの収穫予想と二川サイフォン2

2018年01月18日 13時40分25秒 | 日記・エッセイ・コラム
一転、三月の陽気にまとまった雨が降った。
暖かさと寒さの競演は、来シーズンの露地みかんの出来にはどう影響するだろうか。
今シーズンよりは花が多いのは明白。
この共演で花芽は充実し、多くの実が止まるだろうと個人的には予想する。
和歌山の方からのかゆ占いでは、豊作だとの書き込みがMLにあった。
春には花摘み作業が忙しくなりそうある。
まだ収穫していないのはマザーヴィクトリアという種類。
寒波に会うとやられてしまうため、天気予報と作業の組み合わせを考えて
ぎりぎりで収穫したいと思う。
当園も初成りなので本当の能力は引き出せないが、
来年へ向けての少しばかりの宣伝になるだろう。
生ジュースにはぴったりの品種で、個人的にはさっぱりした味が好きなのだが、
ご時世の上ではやはり高糖度になるまで我慢するため、寒さとの戦いである。

新しいチャレンジ、はたまたどうなるやら・・・。

先日、尾崎まさてる市議会議員のロワジールホテルでの新年会に出席した。
町内の年中行事として、体調が悪くなければ出席させてもらっている。
普段会えない人と会えたり、
大先輩方の古の経験を聞かせてもらう数少ない機会だという側面もある。
河合果樹園の温室の下も通っている、二川サイフォンの正確な位置を教えてもらった。

直径3メートル前後の車が通れるほどの大きさのサイフォンは、
110年という地上権が設定されていて、自身が生きている間に完結できないほどである。
今年でやっと通水50周年なので、まだ半分以上残っていることとなる。
農家の数が風前の灯火となる昨今から見ると、いったいどうなるんだろうと思えてくる。
農家個数が多くて大勢の人がいた時代から、
今の現状からみると大局に立ってシステムを変える必要があるのは明白だろう。
立ち上がりから水が何の苦労もなく取り出せることは、深く感謝しなければいけないが、
やはりどこかしっくりこない遅れている対策に思うものがある。
搾取される側(下支えする側)が大勢いる時代のシステムからどう変わるか、
豊川用水通水50周年を契機に多くの人が農に近づいてもらいたい。

河合果樹園 http://kawaikajuen.jp/

二川サイフォンが直下を走る奇岩立岩







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