果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

初日の出と二川サイフォンとみかえり阿弥陀

2018年01月07日 16時22分53秒 | 日記・エッセイ・コラム
新年初めてのブログ、今年も心新たに
果樹園の徒然と豊橋の魅力を書いていこうと思います。
2005年から始めたブログも、
あっという間に過ぎ去って私の手に歴史を刻んできました。
時々、ブログの内容について言ってくださったり、
思わぬ共通点を掘り起こしてくれたりして、
農の本質に迫ってくれる方々には感謝しきれないほど。
人は経験でしか本質を理解できないといわれるけれど、
その一翼だけでも理解することは必ず投票という消費構造につながらる。
それが地域の魅力となることで、地域力が上がる。
初心に戻って、ぶれない仕事をしていきたい。

本年もどうぞよろしくお願いします。

十何年かぶりに河合果樹園の北方を守ってくれている奇岩立岩に、
初日の出を見に行った。
以前はとても大勢の人がご来光を拝みに来ていたが、パラパラと静かな初日の出だった。
雲もかからずはっきりとオレンジ色に輝く太陽は、
ちょうどレンゴー株式会社豊橋工場の延長線上に現れ、
明暗のコントラストを地上に振り撒く。

帰りがけに立岩の裏側から直下を抜けて東細谷まで作られている
豊川用水の二川サイフォンをのぞき込み、その恩恵にも祈る。
またこの難工事で亡くなられた16名の方々にも・・・。

新年からそんなことをアクティブに考えながら、34年目の農が始まった。

七草がゆのニュースが流れる中、
乾燥と寒さでレモネーディア露纏は堪えきれる時間は短くなってきた。
月曜日の雨の後は、すが上がってしまう前に収穫してしまうことになるだろう。
そして今年も昨年好評のうちに終わってしまった
レモネーディア露纏「睦月の雫」を絞ることに。

このタイミングでという判断が難しいが、この一月しかチャンスはない。
だから睦月の雫、1リットル瓶はいろいろな料理や飲み物に変わって、
お店での爽やかさの演出にむく。
唯一無二の河合果樹園の抵抗は、苦しいけれど自然の力の反対側にある。
本来は協調と行きたいところだけけれど、
やはり温暖化の猛威のため仕方がないと諦める。
34年目とはいえ、一年生だという認識も必要なんだなと、
永観堂の見返り阿弥陀を思い出す。

河合果樹園 http://kawaikajuen.jp/





コメント
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