果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

花信風と豊丘高校同窓会総会

2019年05月13日 11時18分36秒 | 日記・エッセイ・コラム
早生みかんの花盛りは過ぎ、儚く花唇が散りゆく時季になってきた。
青島みかんと、やっと状態が良くなってきたマザーヴィクトリアはもう少しで盛花となる。
夜の散歩には最適な気温の中、闇の中にみかんの白い花がうっすらと浮かび、
辺り一面を覆い尽くす香りは、まるで泉に湧く水の如し。
半月にかかる薄雲が郷愁を誘う。

この時季は他の花たちの香りも、毎年の季節感を大きく感じさせてくれる。
花信風に乗って流れてくる吸葛(スイカズラ)の甘い匂いは初恋にもにて心を揺さぶり、
金銀花という別名のごとく目にも麗しい。
定家葛の少し個性のある香りは、
「来ぬ人を まつほの浦の夕凪に 焼くや藻塩の 身もこがれつつ」
の歌を思い出させてくれる。
仕事に追われる中に、花を愛でる時季が続き、新たな感性に気づくことになりそうである。

昨日、我が母校の総会が盛大に執り行われた。
野暮用で出席はできなかったが、出席している同級生からのLINEにて、
なんとなく雰囲気を味わうことができるのも情報化社会のおかげ。
今日の東愛知新聞に「令和時代に柔軟に対応」という見出しで掲載されている。
LINEからは、懇親会のサンバチームだけが目立っていたが、
全国に誇る和太鼓部の活躍がやはり新聞の写真としては正鵠。
じっくり読んで気づいたのが、あら!私の名前。
知らない間にたくさんの人たちの目が向いているのを再認識せざるを得ない。
そしてさらにじっくり読むと、校長先生の名前に見覚えが・・・・。
come cardで検索して、あ!と声が出そうになった。
まさか、同性同名と言うこともあるかと思い、確認事項としてリストに。
必ず、何かに繋がる天命クラブの現象に、心躍らされながら初夏を楽しんでいきたい。

河合果樹園





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