果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

謹賀新年! 35年を振り返って&新たなる目標

2020年01月02日 11時14分33秒 | 日記・エッセイ・コラム

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

多くのお客様と友人、そして節目節目でご指導いただいた先生方のおかげで、
大学卒業&就農から35回目のみかん作りも残りわずかとなった。
振り返ると多くの失敗や勘違いもあったが、
微妙な経営感覚は平均点以上を維持できたのではないだろうか。
多くの場合、自然の猛威にさらされて山あり谷ありの
農業経営となるところ、次の種を撒いておくことと、
そのときの諦めない瞬間的判断がうまくかみ合い谷のない35年間であった。
温室みかんから始まり、露地みかんの減農薬無化学肥料栽培、無農薬レモン、
無農薬レモネーディア、6次産業化、自然栽培レモン、そしてデビューを待つ子たち。
経営企画では地産地消型みかんのオーナー制度、初恋レモンプロジェクト、豊橋百儂人など、
すべて10年以上結果を出し続けることができた。
その集大成としていただいた日本農業賞「食の架け橋部門」大賞受賞は一区切りになったと思うが、
まだまだ目標地点へは少し距離があるので、多くの友とワンランク上をめざしたい。

さてこれからの経営の問題点として一番気になるのが、温暖化による気候変動!
特に台風による被害は一昨年大きく私の中で増幅し傷跡をのこしていった。
農業自体、炭酸同化によって温暖化抑制に貢献している部分と、
化学肥料や過剰散布や燃料、そして石油由来の資材など
まだまだ二酸化炭素抑制に小さくても貢献できる部分にアプローチして行こうと思う。
そこで問題なのが、農家の過剰労働。
なぜ過剰労働になるのかは長くなるのでおいておくとして、
価値観の転換が起きない限りブラックからは解放されない。
ということは二酸化炭素抑制は価値観の転換が怒らない限りハードルが高い。
エシカルな栽培、そしてエシカルな消費を再確認しようと思うが、
20年以上目標として少しずつ変革した中で、
既存の流通に関わる人たちのエシカル度がセットになると前に進むことができない。
でも迷いを背負いながら36回目の農夫の仕事をこなして行きますので、
ご協力をお願いいたします。

河合果樹園

 

 

 

 

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