最速の梅雨入りに反して、空梅雨の日が続く。
植物たちは乾燥した風に喉が渇いた状態を強いられ、
河合果樹園でもこの時季鉢のレモンや苗木に灌水作業が日課となってきた。
一雨を待って少しずつ摘果作業を始めようと思うが、
どうも今年は遅らした方が無難な気がする。
雑草たちの成長も足踏み状態で、管理も後回しにしようと判断し、
一回り気になる悪の権化の草だけをかいてもらった。
まずは様子見が当分続きそうである。
今日は前から気になっていた物置北側のマテバシイを剪定しようと思ったら、
物置との間に大量の落ち葉が堆積していたので、
それを集めてみかんの苗木にしくことにした。
マテバシイの葉は厚く大きく敷落ち葉にはもってこいかなと、
環境負荷のない究極の循環農法を実践する。
ちょうど花が咲いていて、小さな実になっているものもあり、
今度実を採るのを楽しみに待つとしよう。
今まで観察不足でその価値に気がついていなかった自分の頭をたたいてみる。
というのは初恋レモンのラベルにも載せてある、
When life gives you lemons, you should make lemonade.
の道筋から離れてしまっているから。
とまあこんな具合にキュリアスキッズは学びのスパイラルに陥っていく。
また屋上農園関連でマテバシイを提案してみようと思う。
お世話になっているaomonoのサイト(https://aomonohanto.com/?p=1504)に
「屋上農園が描く東三河の未来」というコンテンツの中で
今里総料理長のインタビューが掲載されました。
「農業も美しさや芸術的なところがある。実っているとこも美しいし、
枯れていくところ、それも美しい。」
多くの人が気づかない本質を突いている表現に、私も心動かされます。
さてここ豊橋市にまた新しい風が吹くのを楽しみにしています。