果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

春の演出と日本タンポポ

2016年04月14日 08時17分59秒 | 日記
昨夜は夢の中で雨音が響くほど、春の植物を潤す潤滑水が多く降ったようだ。
草木は景色をちりばめる水滴を纏って、生き生きとしている。
菜ッ花園さんに昨年いただいたボロニアが、
手裏剣のような4枚の花びらといういで立ちで咲いてくれた。
このボロニアはミカン科なので、以前みかんの害虫がつくことを教えてもらったことがある。
蕾が出てくると一気に綺麗な様相になるから不思議だ。
庭のトキワマンサクも春の演出にはかかせないメンバーだ。
庭木としては人気があると思うのだが、自然界では絶滅危惧種のようで
環境省の絶滅危惧ENとなっているようだ。

この雨と暖かさで露地みかんの蕾は白化期に階段を駆け上がる。
花摘みといって、毎年なるように蕾や花を落とす作業をすることになる。
一月の寒波でみかんの木やレモンの木は種を残すために多くの花を咲かせる。
当然、ゆく川の流れに身を任せていると、一年おきに成る年と成らない年となる。
それはみかん農家にとっては、天国と地獄を意味する。
少し肉離れ気味になっている太腿の様子が気になるが、どうも楽はさせてくれそうにない。

先日、豊橋市の有名な某所に森の香りでリフレッシュするために行ってきた。
あたり一面に黄色の点をちりばめている、
ダンデライオンを接写していてあることに気が付いた。
ガクが反り繰り返っていないのだ。
観察すればあたりに外来種はないようにみえる。
牧歌的風景に、やはり和種だとわかると価値も上昇する。
我が家の周りやみかん園にはない価値がここにある。
駆逐されないように祈るばかりである。

河合果樹園 http://kawaikajuen.jp/






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