果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

初鳴きと収穫終了と種蒔く人

2022年03月02日 19時36分35秒 | 日記・エッセイ・コラム

暖かさが一気に前進して、少し汗ばむほどになってきた。
今年の冬の寒さは半端なく河合果樹園の柑橘類たちも
必ず目に見えない障害を負っているだろうと気をもむ。
河津桜も日に日に咲いてきて、1分咲きというところ。
かなりゆっくりとしたペースに目白の目には涙があるかもしれない。
こういった年の植物の生成するアントシアニンは、人間の目に濃く見える。
みかん畑のオオイヌノフグリの花もコバルトブルーが濃く、
まだまだ華やかさに欠けるみかん園を賑わせてくれている。
そういえば今日、鶯の初鳴きを聞いた。
我が家の梅の花も咲かぬうちに、鶯は嘆き気持ちかなと思った。

先週のメルマガで多くの方に買い支えてもらった無農薬フルーツレモン。
今日、すべての収穫を終えた。
寒さで立ち上がりが遅く心配が増幅したため予定を前倒しした。
発送できるものも残りわずかとなり、気持ちは少し柔らかになる。
夏用に冷凍して一年を素敵なレモンライフで過ごしてもらえればと思う。
私の予想では来シーズンは、今年の寒波の影響で全国的に不作に・・・。
ならないことを祈るが、こればかりは神のみぞ知る。

そしてそろそろ頼んでおいた苗木が届かないかと、また次の心配事。
ついついまた新たな種をまくために、買ってしまった苗木。
さて数年後を夢見てみよう。
先に種を蒔いたものが、毎年少しずつなり始める。
無農薬ライムはなんとかものになりそうな予感。
無農薬ベルガモットはまだまだ観察中。
定番でないものは販売に苦戦するけど、今の時代それも農業である。
マーケットを作るのは、レモン作りを始めた33年目の十字架である。
なんとかなるさといつも思う。

河合果樹園

 


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