果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

謹賀新年とべっぴんと優勝の条件

2017年01月09日 18時24分41秒 | 日記・エッセイ・コラム
遅ればせながら、あけましてめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

河合果樹園は4日から通常の作業に突入しました。
かなり過ごしやすい天候の正月は普段できないテレビ三昧。
カテゴリーはスポーツ、サッカー、駅伝、テニスetc。
とはいっても温室みかんの温度管理と見回りだけは朝のルーティーンだ。
頭の中はテレビ三昧の中でも、一部の機能は仕事のことを処理しているかのよう。
心配事はいつ霜が降りるかと最低気温がマイナスになるか。
というのは露地のレモネーディア露纏は、まだ樹上で必死で寒さに耐えていて、
寒さで凍ってしまうと中身がスカスカになってしまうから。
外観で判断できればまだしも、中には判断できない状態のものも。
早く収穫すればいいじゃないという意見もあるが、
このぎりぎりの状態がぐっとうまみを増す。

私の大好きなリスクの中にこそ、本物があるという考え方だ。
土曜日に真っ白になるほどの霜にあたってしまったので、今日慌てて収穫をした。
新年のチャレンジは、このぎりぎりのレモネーディア露纏での新商品開発を企画。
さて、豊橋発の言葉でいうと、「べっぴん」。
その商品がどんなべっぴんになるか楽しみである。

今日、全国高校サッカーで青森山田高校が初優勝した。
仕事で見ることができず、テレビをつけたときはすでに表彰式。
若いころ打ち込むことがあるのはいいことだなと、毎年思う。
打ち込むというレベルで言っては失礼なのは重々承知。
ベンチに入れる者とスタンドで応援する者、このドラマがいつも気になるが、
ひとつになって応援する様は新年の風物詩である。

そのドラマの差はほんのわずかの差だろうと、大河内傅次郎の言葉が浮かぶ。
私たちの生業のステージは、自然の中のピッチだといってもいい。
ピッチの中でベストを尽くすのは当たり前だして、ピッチの外でも「無技巧」が付きまとう。
無意識にこれを醸し出すには、潜在意識の中に常に働きかけていないといけない。
サッカーの指導者もしかり、約束の時間に平気で遅れてくるということは絶対にないはずだ。
優勝の二文字はそんな積み重ねの中にあると思う。


河合果樹園 http://kawaikajuen.jp/

画像は毎年初詣に行く豊川稲荷の霊狐塚




コメント
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