遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

土曜のお昼はGreen Cafe

2012-06-23 17:59:20 | 日々のあれこれ
前からバスから見て気になっていた
「Green Cafe」
今日はお昼を食べにいく。








毎日のお弁当作り
夕飯作り
土日の昼食作りと

ちょっと作るのにも飽きた。

お店は程よいナチュラル感のあるインテリア








窓の外には緑しか見えないがいい。

ここはもともと自転車屋さんだった場所

ランチメニューで
旦那はハンバーグ
息子はエビフライ





私はローストビーフがのっかてる
オムライス







たっぷりの量のサラダ












と三種類のサラダドレッシングが








ついてきてサラダのおかわりまでOK

あと少しですがアミューズということで

                


あったかいパンが2人にはついていた。
私にはスープ

とても薄味でボリュームあり
お腹いっぱい

お水を何杯もおかわり

食べ終わる頃には
テーブルはほぼ満席でした。


下階では無農薬野菜とケーキを
売っていました。




出張あるいは小旅行

2012-06-23 17:43:45 | 仕事
昨日は朝出張
距離的には近いが
どうにも交通の便が悪い所への出張

職場の人に勧められて
渡しを利用することに

自転車で渡しの乗り場まで
待合室があり
そこで自転車の人が何人か待っている。
そこへ船の登場

自転車ごと乗り込める。

「お金100円くらいかな?」と
ポケット中で100円硬貨を握りしめる。

昨日の雨があがりさわやかな青空が広がりつつある。

ものの3分で向こう岸に着く

えっ?無料? ただなんだ。
後で聞くと橋を架ける費用を考えると
この方が安くつくということだった。


そ遊歩道などを自転車で走る。
ゴージャスなホテルのようなマンションの横を通り
工場の横を通り
20分ほど走ると目当ての出張場所にはたどり着いた。

帰りの渡し船の上で
暑くなった日差しを眺めながら
ふとヴェネチアを思い出した。


シャガールの寂しさ

2012-06-23 17:00:12 | 美術教育
1年の授業 
今年初体験の教科書の見開きページで
シャガールの「旅する人々」を使って鑑賞授業をする。



まずは、ワークシートを使って
あるものを書きだしていくように指示する。

何も先入観をもたず
ひたすら9つの○の中に描かれているものを
書いていく。

人、馬(ロバ)、月、ギター、羽の生えた魚

魚の中に描かれた2人の人物像を「こけし」と
言った生徒がいて笑った。

真ん中の群像の人々が持って円形の物も
「お皿」「灰皿」「お盆」「タンバリン」と
多彩に出る。

今回「これはなんだろう?」と盛り上がったものは
右の羽の生えた白い女の人が持っている丸い物体
「やかん」? ボール
球体の物ではないと指摘するとやっと出てきた
「パレット」

そのうち周りに描かれている階段状の座席にいる
たくさんの人物を
「劇場の観客」「サーカスを観に来ている人」
「裁判所」といろいろ出てくる。

そこで教科書を使って、簡単にシャガールの
人生を簡単に触れる。

ロシアで生まれたこと
パリに渡ったこと
同郷の恋人と結婚したこと
ユダヤ人であるために
ニューヨークに渡ってそこで
最愛の妻を病気で失ったこと
最後はフランスに戻ってたくさんの
教会のステンドグラスや装飾を制作したこと。

そして気がついたらこの絵の中に入っていたら
どう思うか?という問いに
「なんだか怖いから早く帰りたい。」
「怖いけどおもしろそう」
「たくさんの物があるな」

当然
「ここどこ?」という言葉
私なら当然そう思う。

次の問い
「この絵を観てどう思うか?」

色々出たけれど
あるクラスでは
「なんだか寂しい。」
とか
「死者を弔っている。」
「死者を祝っている。」
という言葉が出る。
劇場鑑賞に見えたこの絵も
「死んだ人々を見守っている。」
という答えまで出てくる。

こどもってすごい!
このシャガールの1枚の絵から
そこまでメッセージを受け取るなんて
シャガールにしては珍しいこの白を基調に
した絵を観てシャガールの底知れない寂しさを
感じとっていた。

その後、シャガールの他の絵





やステンドグラスの
作品の写真で構成したパワーポイントを見せる。


   





    


      




        


        


この鑑賞から文化祭作品の窓を飾る
ステンドグラスを制作すると繋げていく

ユダヤ人虐殺を扱った
アウシュビッツ収容所の動画も中に挿入してある。
BGMは白鳥英子さんの歌う「アメージング・グレイス」
教室はシーンとなった。

このおびただしい無念の生を突然絶たれた
人々の鎮魂歌の絵だったんだ。
この絵は天国に向かって旅する人々を描いた
作品だったんだ。
と改めて生徒に教えられた。