遊びをせんとや

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ケイト・ブランシェット 七変化

2017-06-25 08:22:50 | 舞台、映画、DVD
最近、帰宅して一人でご飯を食べることも無きにしもあらず、
旦那は9時半や下手をしたら8時半に寝るので、
huruで観ていたSUITSも5シーズンを観てしまい、テレビには見るべきものもなく
ということで家にある〇屋なみのDVDをぼちぼち観ることにする。
3日で1本という感じで。

まずは、「シッピングニュース」



アメリカンビューティーのケビン・スペイシーが主人公を演じる。
ニューファンドランド島の不思議な家の話

旦那がマンチェスター・バイ・ザ・シーに話が似ているというのが観たきっかけ。

ジュディ・ディンチも叔母さん役で出てる。


恋人役で出てくるジュリアン・ムーアも好きだけど

典型的なアメリカのあばずれを演じるケイト・ブランシェットがまあ、少ししか出ないんだけど素晴らしい。



この目つきがすごい!



もともと素晴らしい女優さんだけれど、演じる役のふり幅が大きくてすごい!まさに七変化。

英国女王を描いたエリザベス2部作でがぜん、演技派女優として成長したと言われる。






ということで前置きが長くなったけれど、

観たのは「ヴェロニカ・ゲリン」



この赤いパッケージに恐れをなしてなんとなく観るのを敬遠していたのだが、、、。

アイルランドの首都、ダブリンに蔓延る麻薬組織に敢然と立ち向かう女性新聞記者を演じていた。

まさに現代のジャンヌ・ダルク



予想した通り、映画は終始、地味な色調で続くのだけど

ストーリーが素晴らしかった。ヴェロニカ・ゲリン、この女性のおかげで今のアイルランドがあるみたいな感じだ。

こういうジャーナリストの役は本当にケイトの知的な部分とマッチする。
シンプルで地味な服装なのにケイトは本当に何でも着こなし美しい。

ジャーナリスト役の最新作は「ニュースの真相」(原題 Truth )




これは映画館で観ました。よかったです。

そうかと思えば、現代アメリカのいかれてしまった困った女性の典型の
「ブルージャスミン」のケイト



このミッソーニのニットカーディガンを着ているところがなんとも好きです。

あばずれから女王まで

果てはシンデレラの義母まで

何でもこなし、どんな時も美しく、茫然とするほど素晴らしい演技力のあるケイト。

あー、尊敬します。

御年、48歳 まだ50前なのだ。

うまく年を取った女優さんです。メリル・ストリープのあとを継ぐのはまさに彼女です。