遊びをせんとや

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直島、豊島アートの旅 その③ ~杉本博司「時の回廊」、ベネッセハウスミュージアム~

2023-03-24 08:35:42 | 美術館、博物館
チェックインしてしばらくたってからホテル内の杉本博司の作品が展示してある「時の回廊」のギャラリートークがありました。
30分くらいだと言うので参加してみました。
説明を聞くと作品のバックボーンがよく解りまた観方が変わります。

部屋の対面に大阪茨木市にある光の教会の写真と9.11グランドゼロのビルが並んで展示してあったのが印象的でした。

  


この写真が実物の景色ではなく、剥製の動物や鳥を用いたジオラマだったというのは驚きでした。
何故か杉本さんの作品の写真を撮り忘れたのでHPよりお借りしました。


これは撮影しました。京セラ美術館で観たのと同じお茶室です。
雨の中も風情がありました。

夕食はフレンチ。
隣のテラスレストランでいただく。
海岸の眼の前のお席。

魚とお肉が両方付くコース。
お肉がミディアムレアでとても美味しかったです。


 

夜8時を過ぎてから外国人の団体がどっと入ってきて食事をしてました。パークに泊まってはったと思います。
どおりで予約の時にパークの部屋は満室になってました。

朝食は普通のバイキング。ご飯はない洋食メイン。
オムレツはその場で焼いてくれます。

 

朝食後にチェックアウトまで十分時間があるのでベネッセハウスミュージアムまで歩いて行く。
わざわざ玄関からつつじ荘まで行って歩いたら、地図を見ると私たちの泊まっていたビーチの部屋から行くとすぐだったんだと後で判明する。


入り口


2Fのテラスにある大竹伸朗の「シップヤード・ワークス 船底と穴」

1Fの京都近代にも作品があるリチャード・ロングの「瀬戸内海のエイヴォン皮の泥の環」

「瀬戸内海の流木の円」


B1Fの外にある安田侃の「天秘」

晴れていたらこの石の上で寝転がられるようだ。残念。きっと気持ちいいだろうに。


考えさせられた柳幸典「ザ・ワールド・フラッグ・アント・ファーム1990」
世界はこうやって繋がろうとしているのか。

ゲルハルト・リヒター「ベティ」


ジェニファー・バーレット「黄色と黒のボート」

向かいの窓の外には同じ風景が


私が一番感銘を受けたのは
円筒の吹き抜けに設置されたブルース・ナウマン「100生きて死ね」

天窓から光が差し、まるで教会の祈りの場のようだった。贅沢な見せ方。
それぞれ「〇〇and DIE」「〇〇and LIVE」と言う言葉が100イルミネーションになって順番に光る。
最後は全部が光る。
今まで文字を使って表現するのは邪道だと思いこんでいたけれど、これは心にそのまま沁みた。
光も美しい。
「よし、生きてやるぞ!」と元気が出た。

外の作品
片瀬和夫「茶のめ」


ウォルター・デ・マリアの「見えて/見えず知って/知れず」

崖に飾られた杉本博司の作品

美しい海岸


砂浜の大竹伸郎の作品「シップヤード・ワークス 切断された船首」


この地で観てこその作品群。
堪能しました。
チェックアウトして海岸沿いをバス停に向かいます。ニキド・サンファールの楽しい作品群


 

  

草間彌生「南瓜」黄色カボチャ




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