3月は楽しい事月間
中旬の直島旅行も控えているし、今週末はお芝居が2本。
昨日は京都南座へ。
晴れていたら着物で出かけようと意気込んでいた。
前々日に名古屋帯のお太鼓の結ぶ練習を動画を見ながらやってみた。
さすがに柔らかい名古屋帯を購入したのとすごく解りやすい動画で今一位置が解らなかったところがとても丁寧に説明してあってあっけないくらい結べた。
前日は着物を着ての復習。
当日、十分時間はあったので動画を見ながら着付ける。
帯を結ぶ。完成。旦那に写真を撮ってもらって確認。
少し早めに家を出た。
履いた草履は確か結婚した時に母にもらって2、3回履いたことのある朱の草履。
色も合う。
勇んで出かけたら途中で左足を鼻緒にぐっといれるとまさかの鼻緒が切れる。
「えっ~!」となる。
昨日に限って家の鍵を持ってくるのを忘れる。家に電話しても旦那のスマホに掛けても出ない!旦那はすでにいつもの一万歩散歩に出た後。しかも私は一緒に観劇する友人のチケットも持っている。オーマイゴット!
よく時代劇に出てくる町娘が鼻緒を切って困っているといなせな若者が出てきて自分の懐から手拭を取り出し歯で嚙み切ってひも状にして挿げ替えていたのが脳裏に宿った。
不幸中の幸いと言うか昨日はいつものタオルハンカチの他に薄い普通のハンカチも持参していた。
道の端で何とか歯でハンカチを切り裂き、紐を作り結んでみる。
だが、2、3歩歩くと外れる。電車に乗れば何とかなると思い黄色いエコバックを左足に巻いて駅まで急ぐ。
左足に黄色いエコバックを引きずった60歳過ぎの朱の和装コートを着たおばあちゃんが走る。
恥ずかしいとかなんとか言ってる場合ではない。来た電車は予定していた電車だ。
電車の座席で再度ハンカチを切り裂き結び直す。足をぐっと踏みしめなければどうにか大丈夫。
右足も切れたら終わりだ。
そろそろ歩いてエレベーターを駆使し乗り換え、京都行の特急の座席に座れた時は心底ほっとした。
という訳で無事余裕で友人と南座の前で出会え、三階からゆったり観劇を楽しんだ。
お芝居の話は、また後日。
観終わって、草履を何とかしなければならず、使くの袋物のお店に行くが「草履はおいてない。」とのこと。
橋を渡った専門店に行くが、なんともお高い。しかもすごく気に入りではない。
向かいのデパートに飛び込んだ。
ここも何ともお高い。レンタル着物のコーナーで今まで見た中で一番お値段お安い物を見つけるが、どうにも若者向けで私の好みではない。
ちょうど、鼻緒と草履の本体を組み合わせて売るコーナーがあって、そこに草履を修理する職人さんがおられた。鼻緒だけを購入して付け替えてはという店員さんの天からの声。
履いていた草履は気に入っていたし手持ちの着物にも合う。願ってもいない申し出。
当然、お値段も一番控えめ。
同じ色味で濃い感じの朱にした。
出来上がりは
かえっておしゃれ。
鼻緒代8000円、踵の滑り止め500円、鼻緒挿げ替え代1000円。+全体の消費税。
結構なお値段となったが、気に入らない草履をこれ以上の値段を出して買うよりも随分納得した。
それから歩いて三条の橋のたもとの河津桜を見に行き
満開でした。2本しかありませんが。
小川珈琲でアイスラテを飲んで長い一日を締めくくりました。
帰ってから取った写真
友人のお母様の着物を頂きました。気に入ってます。
余談:学生時代に東京に遊びに行った際、どこかの地下鉄の駅を上がったとたんに履いていたブーツの踵がかくっと取れた。その頃あった靴磨きの叔父さんに頼んだら、踵の裏からコンコンと木槌で打って「はい。50円。」と言われたのを思い出した。
よくよく出先で足元をすくわれることが多いもんだと思った。
中旬の直島旅行も控えているし、今週末はお芝居が2本。
昨日は京都南座へ。
晴れていたら着物で出かけようと意気込んでいた。
前々日に名古屋帯のお太鼓の結ぶ練習を動画を見ながらやってみた。
さすがに柔らかい名古屋帯を購入したのとすごく解りやすい動画で今一位置が解らなかったところがとても丁寧に説明してあってあっけないくらい結べた。
前日は着物を着ての復習。
当日、十分時間はあったので動画を見ながら着付ける。
帯を結ぶ。完成。旦那に写真を撮ってもらって確認。
少し早めに家を出た。
履いた草履は確か結婚した時に母にもらって2、3回履いたことのある朱の草履。
色も合う。
勇んで出かけたら途中で左足を鼻緒にぐっといれるとまさかの鼻緒が切れる。
「えっ~!」となる。
昨日に限って家の鍵を持ってくるのを忘れる。家に電話しても旦那のスマホに掛けても出ない!旦那はすでにいつもの一万歩散歩に出た後。しかも私は一緒に観劇する友人のチケットも持っている。オーマイゴット!
よく時代劇に出てくる町娘が鼻緒を切って困っているといなせな若者が出てきて自分の懐から手拭を取り出し歯で嚙み切ってひも状にして挿げ替えていたのが脳裏に宿った。
不幸中の幸いと言うか昨日はいつものタオルハンカチの他に薄い普通のハンカチも持参していた。
道の端で何とか歯でハンカチを切り裂き、紐を作り結んでみる。
だが、2、3歩歩くと外れる。電車に乗れば何とかなると思い黄色いエコバックを左足に巻いて駅まで急ぐ。
左足に黄色いエコバックを引きずった60歳過ぎの朱の和装コートを着たおばあちゃんが走る。
恥ずかしいとかなんとか言ってる場合ではない。来た電車は予定していた電車だ。
電車の座席で再度ハンカチを切り裂き結び直す。足をぐっと踏みしめなければどうにか大丈夫。
右足も切れたら終わりだ。
そろそろ歩いてエレベーターを駆使し乗り換え、京都行の特急の座席に座れた時は心底ほっとした。
という訳で無事余裕で友人と南座の前で出会え、三階からゆったり観劇を楽しんだ。
お芝居の話は、また後日。
観終わって、草履を何とかしなければならず、使くの袋物のお店に行くが「草履はおいてない。」とのこと。
橋を渡った専門店に行くが、なんともお高い。しかもすごく気に入りではない。
向かいのデパートに飛び込んだ。
ここも何ともお高い。レンタル着物のコーナーで今まで見た中で一番お値段お安い物を見つけるが、どうにも若者向けで私の好みではない。
ちょうど、鼻緒と草履の本体を組み合わせて売るコーナーがあって、そこに草履を修理する職人さんがおられた。鼻緒だけを購入して付け替えてはという店員さんの天からの声。
履いていた草履は気に入っていたし手持ちの着物にも合う。願ってもいない申し出。
当然、お値段も一番控えめ。
同じ色味で濃い感じの朱にした。
出来上がりは
かえっておしゃれ。
鼻緒代8000円、踵の滑り止め500円、鼻緒挿げ替え代1000円。+全体の消費税。
結構なお値段となったが、気に入らない草履をこれ以上の値段を出して買うよりも随分納得した。
それから歩いて三条の橋のたもとの河津桜を見に行き
満開でした。2本しかありませんが。
小川珈琲でアイスラテを飲んで長い一日を締めくくりました。
帰ってから取った写真
友人のお母様の着物を頂きました。気に入ってます。
余談:学生時代に東京に遊びに行った際、どこかの地下鉄の駅を上がったとたんに履いていたブーツの踵がかくっと取れた。その頃あった靴磨きの叔父さんに頼んだら、踵の裏からコンコンと木槌で打って「はい。50円。」と言われたのを思い出した。
よくよく出先で足元をすくわれることが多いもんだと思った。