阪神快進撃 ～私の密な推し～

８月になってこの暑さの中、死のロードと言われるホーム甲子園を明け渡しての阪神の連戦。
いつになく強い。

物心ついてからの阪神ファンなので、嬉しい限りである。
いつもそうすんなり勝たなくて、プロ野球中継を旦那がずっと見ているけれど、私は終盤ハラハラしだしたら本を読んだりお風呂に入ったり、試合時間が長くなったら先にお布団にはいったり。
それでもお布団の中でスマホで試合経過を確認する。
ここ３試合は「えっ？」と言う感じで勝ってるやんとなる。

密かに２か月前から応援している選手がいる。
中継ぎの島本投手だ。
３０歳。一見するとおじさんポイが（失礼）でてきたら必ず押さえる仕事人である。
８月に入ってからはかなり難しい場面にピンポイントで押さえる。
当初当番した時には今は亡き志村けんさんに似ていたので我が家では「アィーン」と命名していた。
少したれ目と帽子の下からのぞく後ろ長髪のせいである。

あまり感情を表に出さず、ひょうひょうと投げて仕事を完遂する姿はかっこいいのである。

あくまでも私だけの考えだが、「プロ野球選手３２歳限界論」だと思っている。
近年どんどん若い選手がのびのびプレーするので（森下選手みたいにね）プロ野球選手の現役期間が短くなっているような気がする。
そんな中でも島本選手の地味だが着実なプレーはいぶし銀のようだ。

阪神のファンは明るく応援しているし、負けても凹まない。
ベンチもすごく生き生きして見える。特に今年は。

岡田監督が現役時代、私は大学生でプロ野球と歌舞伎にはまっていた。

久しぶりの「あれ」に遭遇するようにひそかに「アィーン」を推す日々である。