遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

健康について思う事 日本の医療制度のすばらしさ

2024-10-20 06:52:28 | メリハリ充実年金生活
今回の自分の血液検査と旦那の人間ドッグの結果、そして、実家で片付けをして亡き父の血液検査の結果などを見てしみじみ思う事。

今年は6月にコロナに罹患し、その後遺症とも言えるが夏場の暑さで免疫力が下がり、帯状疱疹になりかかった。
そして秋の血液検査の結果がとても良かった。
血圧は今年の夏、真面目に隔日で降圧剤を飲んだのでしごく安定していた。
涼しくなって毎日にした。
それ以外はもともと肝臓の数値と血糖値は良かったが、コレステロールの値がぐっと下がった。
そして、白血球の数も格段に増えた。
なんでだろと考えてみると、昨年と大きく違うのは週一で通うヨガが定着したことだ。
食べる総量も確実に減った。フラ印のポテチも買わないようにした。
定期的な適度な運動と、食事に尽きるなとしみじみ思う。

旦那は油断して好きな和菓子を解禁にしたとたんに体重が若干増え、案の定すべての数値が悪くなった。
体重、肝臓、糖尿。少しだが確実に悪い方に傾いた。

先日父の血液検査の書類も処分したが、晩年はやり、糖尿、コレステロールの値が悪かった。
さすがに肝臓の数値は立派なもんだったが。

これから察するにやはり、食べ過ぎはあかんのである。
野菜や果物をしっかり食べて、量は自分が本当に満足した量で止めるべきなのだ。
それが、勢いで食べたり、雰囲気で食べたりするから身体にガタが来る。
昔の日本人の食生活に少しお肉を足したら最強である。
この習慣はこれから年齢が行くにしたがってとても大きいと思う。
節約の一番大きな部分を占めるかもしれない。
幸福度の一番大きな部分を占めるだろう。
年上の友達が「病気したらお金かかるでー。」と言っていた。確かに。

それと、日本の医療制度のすばらしさは実感した。
幸い3割負担。年金生活でも調子が悪ければすぐに医療を受けることができる生活に感謝しかない。
5年前に左手首を骨折した時も手首の専門家と言われる先生に執刀していただいたし、コロナ禍でかなり金具を抜くに年数はかかったが、全く後遺症もない。冬場に痛むとかもないのである。骨折したっけって言う感じだ。
今の内科のホームドクターも丁寧に説明してくれるのですごく安心。

これからも、健康第一で肝に命じて、毎日を過ごして行こうと改めて思った。

ついでに、私は過去3年。旦那は過去5年の人間ドッグの資料を残して後は全部始末した。すっきり。

昨日の晩御飯は足がつるのでビタミンB補給、豚カツ。サニーレタス、パプリカ、セロリ。アボガドの白和え(実験してみた。木綿豆腐で和えた、美味しかった)辻仁成レシピの大根と梅干のデトックススープ。


飛行機を観に 伊丹スカイパーク 

2024-10-19 07:16:23 | 旅行
久しぶりに車で帰ってきた娘が「伊丹スカイパークに行きたい。」
お天気もよくせっかくだからとお昼前から出かける。
幸い、我が家から伊丹市立美術館へ行くバスの途中。
慣れた道なので、電車とバスを乗り継いですぐに着いた。
外でご飯を食べたいからと近くのコンビニでサンドイッチ、巻きずし、サラダなどを買う。


結構日差しが厳しいので日陰の芝生に座って

 
飲み物も
青空の元、食べるお昼ご飯は美味しい。
子供たちが小さい頃はよくこういうところに来ていた。

着陸した飛行機

伊丹空港の西側に滑走路に沿って広がる細長い公園。
入場無料。
途中にテイクアウトのカフェもある。
噴水や滑り台の遊具もある。

 
   

    
      

遠くから飛んでくる飛行機
眼前の山並みに向かって飛び立つ飛行機
どこから来てどこへ行くのか。
旅の郷愁にかれらる。

そこからバスで伊丹空港まで。
4階の展望台に上がって、アイスを食べる。

吉本コーナーなどがある。


ちょっとした小旅行。




健康が一番! 検尿で血尿が出た!

2024-10-18 06:39:08 | メリハリ充実年金生活
ここには書かなかったが実は一週間ほど憂鬱だった。
去年まで夏に人間ドッグを受けていたが、あまりの高額に、今年は公営の健康診断を受けようと決意した。
まずは、肺のエックス線を無料で受けたが、これは至って簡単であった。
次に心電図、血液検査、検尿ともろもろを受けようと一覧表を見てこの前、コロナで受診した昔のかかりつけ医に電話したが、「日頃、高血圧で受診している人以外はダメ」だそうだ。市民病院も「コロナ禍」を理由にダメ。
一度も行ったことない所で受診するのはなんだかためらわれるので、結局元職場の近くのホームドクターの所で有料でお世話になる。

後は眼底検査は精密に通っている眼科ですませているので、
心電図、検尿、血液検査だけ。
全部ひっくるめても5000円満たない。
後はエコーだけだな。
来年はどうしよう。
子宮がんの頸部検査も毎年受けていたが、今年はパス。
人間ドッグを受けると、補助を受けても2万円以上かかるのです。

いつも夏だけれど、夏は体力がへこたれているので、産まれ月に受けた。
そしたら、即効、検尿で血が!
早朝検尿で再検。血液検査の結果が一週間かかるので、その日の起き抜けに採取せよとのこと。
そこで、引っかかったら泌尿器科で検査でどこから血が漏れているのかを突き止めるそうだ。
ひぇーとなった。

血圧も寒くなると上がってきたいたので「お薬を毎日にしましょう。」ということで隔日だったのを毎日服用するようになった。
血尿も気になるが、私、毎年の血液検査で白血球の数が2800、2600、2500と毎年減り続けていたのだ。
これが不気味で必ずCが付く。それでも昨年は「食べ物で治るわけではないのでね。」とお医者さんはスルー。
どんどん減ったらどうなるんだとドキドキしていた。

血尿が出た日から再検まで、すごく楽しい事目白押しだったので、なんだか、少しだけ気になって、、、。
楽しんだけれど。ちょっと損した気分。やっと暑さもましになったというのに。
あかんあかん、これからこんな時は気にしないで一日一日を楽しむことにした。
再検の日におしっこを無事採取して、クリニックへ。
そしたら、なんと「セーフ」血液検査の結果も白血球の数も3600まで増えて、コレステロール値も正常、全て正常値内。
快挙である。
考えたら、食べる量がちょっと減ったし、食べ過ぎたらすぐに体調が悪くなるのだ。体重は変わらないのに、口角が荒れたり、食べれなくなたりした。自分の身体が自然と拒否反応を起こすようになってきた。賢い素直な身体だ。
今まで総コレステロール値が高かったが、正常値に入った。全てAである。

というわけでなんで「早朝検尿」で再検かと質問すると、「年齢が行くと腎臓、子宮、膀胱の位置が下がり、起きて活動する間に腎臓が揺れて、出血する場合がある。」ということで所謂加齢ですね。「起き抜けは寝てる状態だからそれが起こりにくく、そこでも出血していたら本当に調べないといけない。」らしい。
それを聞いて私は背骨の脇に水風船のようにぶら下がっている二つの腎臓が膀胱に繋がれてブラブラ揺れているの画像が思い浮かんだ。何にもまして筋力だね。

減り続ける白血球問題も「2000も3000も一緒。白血球の成分が正常なら問題なし。」とのことであった。
晴れて二つの健康問題が片付いて気分すっきり。
やはり、健康が一番。

数年前までは観劇の時もお弁当をデパ地下で買っていったりしたが、最近はもっぱら、自作弁当である。
ちょっとしたおかずを冷凍しておいて、入れると保冷剤代わりにもなる。今回は鮭のバターソテーと蒸し鶏。

おやつは娘のリクエストで買った六花亭のバターサンド一つを保冷剤と共にジップロップの袋に入れてこれでちょうどいい。

娘に買ってもらった新しい塩田千春の手ぬぐいとよく似あう。

そういうわけで食べ過ぎないこともお金を掛けずに健康に近づく第一歩だな。
お茶もほんの少しの日本酒も持参。

ウェットティッシュが家になかったので途中のダイコク薬局の百均で買った。

これで110円。

人間ドッグもバラバラで選べるところもあるそうなので、来年はじっくり考えよう。
何でもメリハリ充実年金生活だ。

昨日の晩御飯は、サーモンのムニエル。空芯菜のバター炒め。グリーンリーフ、パプリカ、セロリのサラダ。冬瓜、シイタケのお汁。
最近美味しい蓮根のきんぴら。





十月大歌舞伎 市川團十郎白猿襲名披露(追記あり) 

2024-10-17 07:15:47 | 歌舞伎
今月松竹座 市川團十郎襲名披露 
京都は観たけれど、「大阪はまだやってんな」みたいな。

のっけから全面にビジュアル凄い。


劇場内も

前面大画面
迷ったけれど、口上は京都で観たし、連獅子はこれからも観れそうなので昼の部の雷神不動北山桜の通し狂言
これは結局、毛抜き、鳴神、不動と成田屋のお家芸がぶっこまれた作品だと言うことだ。
280年前に大阪で初演されたようだ。二世市川團十郎が。なぜ、上方?
いずれにしても市川宗家の團十郎襲名は神の誕生である。



いつものこれも今回は特に映える。



黒と金

飯田ホールディングスからの祝い幕

序幕は毛抜きである。
その前の場面から始まるので解りやすい。
團十郎がストーリーの説明をするので「男女の仲は現在と違うので」という断りがある。なるほどと後で思う。

写真はWebよりお借りしました。
久米弾正が美形の若武者にセクハラもどきの戯れをするのも、腰元に言い寄るのも、以前は違和感があったが、これって成田屋のおおらかな邪気のない家風と言う感じがした。こういうことね。團十郎が演じると嫌味に見えない。この嫌な感じがしないということが大切なんだなと思えた。
こんなに面白い幕だったのかと毛抜きに関しては思えた。一つのおとぎ話ね。

最後の立ち回りも気合が入って気持ち良かった。一門のチームワークの良さも伝わった。
傾斜のある屋根でのトンボとか本当に大変だと思う。
千秋楽までお怪我のないように。


最後の幕の前に引かれる村上隆作の祝い幕

不動ってこんな幕だったのねと。スモークがたかれ、宙に浮く團十郎演じる不動。何とも江戸時代の人達が望んだ実在の神の姿だったんだろうな。一気に江戸時代にトリップしながらも現代の風も吹く。
一本調子になり気味な今までの團十郎さんだったが、(あくまで素人の感想です)今回はエネルギーと集中と凄みを感じた。
圧巻であった。ありがたやー。

この日の着物は自分で裄直しをしたベージュの生紬の単衣の付け下げ

足元はちょっとした訳があって手に入れたカレンブロッソ樺色。秋らしい濃い色が欲しかった(言い訳です)

10月しか締められない柿模様の緑の名古屋帯。
無事見つかった指輪もして


観劇雑感
今回、3階の一番前、西よりだったが、左お二人は高齢の女性(私より10歳ほど上とお見受けた)開幕まではおしゃべりに夢中、始まったら私のすぐ左の人は私の方に寄りかかり気味に居眠り。ときどき、拍手。ほぼ99%寝てはった。それならどこぞの喫茶店でも行って美味しいものでも奮発してしゃべり倒したらいいのに、もったいないと本気で思った。
右側の御夫婦かな?(親子?)ペットボトルのお茶を飲んだり、飴を食べたりせわしない。後半、盛大な咳、マスクしてない。
序幕で一階で一度、終盤、上の方で携帯の着信がかなり長いこと鳴っていた。素直に電源を切っておけばいいものを。

終盤、煙と共に館内がかなり暑くなった。

帰り際に正面入り口右に團十郎のお母さま堀越希実子さんがおられた。真っ白なショートカットに落ち着いたお納戸色の付け下げ。
写真を撮ろうとしたらきっちり止められた。(当たり前か)見とれるほど綺麗なお着物姿だった。

昨日の晩御飯は、鶏もも肉を細く切って塩でマリネして片栗粉を着けて多めの油でピーマンと一緒に焼いた。トマト、ブロッコリ、渋かった柿をバターソテーして。朝から煮豆。白菜、シメジのお味噌汁。

親との付き合い方  秋祭りと誕生日会

2024-10-16 06:48:33 | 介護
娘が帰ってきたので改めて実家で母の傘寿祝いをすることにした。
デパ地下で好きな食べ物を買って、日本酒も買って実家へ。
事前に伝えておいたので、「今日は私の御馳走で。」
こういう時に母はとてもこだわるので、ありがたくいただくことにした。
どこかに食べに行ったりお料理を取ったりするよりも割安で無駄も出ないし、楽。

ロックフィールドのおかずになるサラダ二種、ちょっと珍しい握り寿司、ポットパイ、日本酒。
実家にあった野菜でサラダも作った。

行く道で近くの神社の秋の祭礼の行列に出会った。


 

獅子舞と共に

 
子供たちや若者が頑張っていた。

コロナの時期に祭礼はほとんど中止になっていたので、この季節、どこでも笛や太鼓が聞こえる。
みんなニコニコして行列していた。ずっと伝えられていた行事が復活し、人から人へ伝えられることはとても大切なことだ。
天気も秋晴れに恵まれ、良かった。

母もこの日は元気で、久しぶりに娘とも会えて、弟も早く帰ってきたので興奮していた。
このまま、元気で100歳まで頑張ってほしいな。

昨日の晩御飯は残り物のお刺身、生ハム。出汁巻き、大根おろし。小松菜の胡麻和え。豆腐、白菜、シメジのお味噌汁。
野菜が足りないので、前日の残り物のきんぴらも。





TRIO パリ・東京・大阪 モダンアートコレクション展 中之島美術館 glaf

2024-10-15 07:46:46 | 美術館、博物館
国立国際美術館の裏にあるデザイン事務所のカフェglaf

このように雑貨店の中にカフェがある。お天気がいいので外にテラス席が設置されていた。

ここにランチを食べに行く。11時30分まではカフェタイム。
幸い、空いていて、3人で落ち着いたテーブル席に座ることができた。
エスニック風の料理なので娘も気に入った。

私はデリプレート

旦那は定食、豚肩ロース

娘はフォー

飲み物はジャスミンティーや水出し台湾茶

ケーキも美味しいのでマスカットと葡萄のタルトを娘と二人で分けた。

中の生地が紅茶が練り込んであって美味しかった。

再び、中之島美術館へ
パリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、中之島美術館の所蔵品をテーマ別に並べた展覧会
どの作品もどこかで観たことがあるような。

一番、心に残ったのは
色彩の生命というテーマで

マーク・ロスコ ボトル・グリーンと深い赤 
冬のセーターのような太い横縞、何とも言えない暖かみのある深い赤とグリーン
平明なのに引きこまれるような奥行を感じさせる画面の糟かなマチエール。
どんな色を観ても、どんな作品を観ても、なぜ、この人も作品は単純なようで複雑な感情を引き起こすのだろう。
しかも、すごく安心。


そこに展示されていたのは セルジュ・ボリアコフ 抽象のコンポジション
着物の色合わせのような作品


辰野登恵子 UNTITLED 95-9
この色、すごく好きだ。

心惹かれるカルダーのモビールの均衡


焦点がぼけたような画面に何故か安らぎを感じる奈良美智 In the box

どんな道具で描いているのだろう

倉俣史朗 ミスブランチ

何度観ても感動してしまう


湯船の中の揺らぎと人物の骨格と髪型が凄い小倉遊亀 浴女 その一


シュザンヌ・バラドン 自画像
色とマチエールの凄みを感じさせる。


有元利夫 室内楽 神話上の人物のような

そして、何とも言えないエネルギーを発する萬鉄五郎

裸体美人

もたれて立つ人 


レイモン・デュシャン=ヴィヨン 大きな馬
キュビズムとフォービズムの違いも解った展覧会だった。

不気味な戦争の影を感じさせるシュールな作品 北脇昇 空港



吉原治良 菊(口) 戦争の本質を表しているような さすが吉原治朗の作品


心惹かれる日本画 池田遙邨 戦後の大阪


小品ながら存在感を放つ 松本俊介 並木道


美術の教科書に載っていてある時代の都市の空気感を表している ウンベルト・ボッチョーニ 街路の力

不思議と引き付けられた絵

アンドレ・ボーシャン 果実棚

始めて観る絵も、もちろんのこと、今まで観たことある絵も再び感動した。
対比も面白かった。

二つの展覧会。お腹一杯になったが、会期後半になると混むだろうな。


昨日の晩御飯は久しぶりに漆四角盆を出して、野菜中心に

蒸し鳥胸肉に梅肉ソース。ピーマンと豚肉炒め。人参、ゴボウ、小松菜のきんぴら。シメジ、玉ねぎ、白菜、木綿豆腐のお味噌汁。
冷凍してあったお赤飯。秋になるとこんな料理が食べたい。
















塩田千春 つながる私アイ 中之島美術館(追記あり)

2024-10-14 07:52:26 | 美術館、博物館
中之島美術館の塩田千春 つながる私アイ展へ満を持して行った。
娘と旦那と三人で。
思えばコロナ禍真っただ中の頃、岸和田まで観に行ったのが懐かしい。
2020年2月であった。もう4年も前。

赤い糸 ~塩田千春 岸和田~ - 遊びをせんとや

以前から、興味があった塩田千春の作品展が岸和田で開かれるという。岸和田は彼女の出身地だ。マドカホールという文化ホールで無料。娘が東京でやっていた森美術館の展覧会...

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この展覧会で衝撃を受けた。
現地で複数人で制作する赤い糸の作品。


今回、アプローチからすでに赤い糸。エスカレーターを5階まで登ってすでに赤い世界が迎えてくれる。


 
黒い服の人が多かったようなので、その人物の黒も作品の一部になるような色彩。
これは入り口の係員の人。

今回は赤い紬と黒地に赤いバラが描いてある自作の帯を締めようと意気込んでいたが、あまりの日中の暑さにめげた。
袷は無理なので友達から譲ってもらったシルクウールの単衣に織の赤~黄色の帯で。

暑さ対策に麻の長襦袢に縮緬のクリーム色の衿で。


巡る記憶 
一転、白いロープで蜘蛛の糸ような天井を張り巡らせて

川が現れる。上に管がめぐらされていてそこから水滴が落ちる。

 
画面では伝われないが、水滴の落ちる音が聞こえる。
川の表面に波紋が広がる。

振り返ると微かに赤い世界も見える。
なんだか、凄く生に関する根源的な物を感じた。

初期の油絵

 
大学では一旦絵を描けなくなったそうだ。
自分のやりたい表現を突き詰めたかった塩田千春さん。
ドイツの浴室で泥水を被ったり(バスルーム)血管を思わせる透明チューブに赤い液を巡回させて自分の身体に巻き付けたり(ウォール)直接的で根源的な表現を色々やってみて、自分の表現したい物に肉薄する。

たどり着いたには赤いロープ

アトランダムなようで凄く緻密で不思議とダイレクトに伝わってくる。


家から家

 
これは現場で観るより、今こうやって写真を整理してみるとなんだか感動する。
圧巻の赤。


多様な現実 長いドレスは彼女の皮膚だそうだ。


 
宇宙とつながるシリーズ

つながる輪

 
それぞれ事前に書かれた紙のメッセージを読むと本当に沢山の人の思いが込められている。
床に落ちる影も美しい。


 
   
他者の自分 不思議なフォルムに見入ってしまった。


第二の皮膚 珍しい黒のワイヤー

ショップの充実していた。

 
この手ぬぐいが素敵で娘が左下の手ぬぐいをプレゼントしてくれた。
彼女も立体ポスターと額を買っていた。


 

写真には撮れなかったが、読売新聞で連載していた多和田葉子「研修生」の挿絵もコラージュを多用したり、とても素敵だった。

映像で彼女の仕事を紹介したり、インテヴューや多和田葉子との対談の映像を流したり、解りやすい展覧会だった。
堪能した塩田千春であった。


お昼ご飯を食べて珍しく午後からトリオ展にも挑戦。

to be continued








生紬の付け下げの裄を伸ばしてみた

2024-10-13 07:57:31 | 着物
さて、以前オークションで買った今年度コンプリート生紬付け下げ。
どうにも62.8㎝の裄は短すぎる。

着てみたらこんな感じ。

動画を見ながら、果敢にも挑戦。
しかもずぼらに運針直線縫いの所はミシンで処理。
以前、唐津の旅行で買った生成りの絹糸がここで役だった。


まずは、解いて、身頃の脇もかなり解かないとあかんかった。
でも、単衣の着物の成り立ちが解って勉強になる。
綺麗に手縫いされている。
そこを素人の怖いもの知らずでどんどん、ミシンで縫う。

さすがに、くけるのは手縫い。
これがもうつってつって、不細工極まりない。


計5日くらいかかって完成。

まだまだ、暑いので単衣は重宝。
こんど團十郎公演に着て行こう。るんるん。

昨日は娘が来てので色々作った。

ポテトグラタン

アボガド、セロリ、トマトのサラダ

茹で鶏むね肉の梅肉ソース。

お赤飯、冷凍してあったキッシュ。パプリカ。

親との付き合い方 寝られらない

2024-10-12 06:50:14 | 介護
いつもの実家
かなり買い物をしていく。
週末は母も疲れている。
今回は特に「前の日に途中で眼が覚めて寝られへんかった。おじいさんが迎えに来たような気がする。」と言う。
気温の寒暖差が激しいので妙に夜中に蒸し暑かったりするからかも。
私もちょっと気に病むことがあって、重い荷物を持っていって、ちょっと一休みと寝ころんでいた。
スーパーに薄口醤油を買いに行く。
「スーパー休みかもしれへんで。」とまた何回も言う。
「休みは先週のあの時だけ。」と言っても聞かない。
つくづく、一旦情報が入るとそればかり気になるようだ。
冷蔵庫の中も野菜が満杯だった。パンは冷凍庫にもあった。
重なった野菜は持ち帰り。ピーマンだらけになった。

いつものお刺身も箸でつついてあんまり食べない。
クーラーをつけているので、消して窓を開けると(その方が涼しい)
「夜は湿気が来るから窓は開けない!」荒々しく母が言う。
「あんた、夜窓開けてたら笑われるよ。」と「誰に?」と心の中で思う。

なんだか言い争うような感じになってしまった。
こんな日に限って弟は帰ってくるのが遅い。

「もう疲れてるから歯を磨いて寝たら。」というと「そうするわ。」
とパジャマに着替えて、寝るかと思えば、またシンクの所に来て文句三昧。

いつものようにドアの所まで送ってくれて、手を振って「バイバイ」はする。

お互い疲れていてなんだかの一日だった。

リンドウと鶏頭がきれい

日本の伝統技術のすばらしさと変幻

2024-10-11 06:48:06 | 美しい物

朝日新聞のGLOBEに日本の西陣織とGUCCIのコラボバッグなどを特集していた。
京都の西陣織の生地をオリジナルで特注して新しいバンブーバッグを売り出したと。
今、京セラ美術館で開催されているGUCCI展にきっと展示されていると思うが、凄く似合っている。

他にも岡山のデニム生地とか



縫い目のない複雑な編み機など
ものすごく複雑なパソコン技術が必要だそうで、日本からその指導に行っているそうだ。

日本の元あった産業技術に難しい注文に対応できるような物を造りだしている。
要するに変遷して変幻していことができるのだ。
ここが日本の技術力の強みだと思う。
もともと、美に対する鋭いセンスと諦めない技術対応力が生きた結果だと思う。


川島織物、帯締め、組み紐の中森組紐の技術を使ったウイークエンドマックスマーラのバッグ。


日本の美を生み出す源泉と時代の要求に伴って変幻自在さを見た思いがした。

あかんのは政治だけだ。

昨日の晩御飯は1枚98円のほっけの干物、炒めパプリカ、蓮根きんぴら、大根おろし。蛸、茗荷。枝豆。大根、人参、シイタケのお味噌汁。干物はやっぱり安いだけあってあんまりでした。