遊びをせんとや

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大阪歴史博物館 心斎橋ときもの

2024-12-20 07:48:44 | 美術館、博物館
東洋陶磁美術館へ行く前に訪れた大阪歴史博物館

久しぶりである。快晴の空にそびえる歴博。何度訪れただろう。校外学習の下見でも。


10階に上がり、階段の踊り場から大阪城を見下ろす。

外国人観光客が訪れていたが空いていた。

私が観たかった特集展はこれ8階で催されている。

心斎橋ときもの ~小大丸260年のあゆみ~



リアルな鶴の向きを刺繍で表現した帛紗



千總にデザインの意向を伝えた資料

昭和17年、戦時中の打掛

こうやって見れば、本当に意匠、文様って時代をビビッドに反映していると感心する。この柄じたいを賛美はしないけれど。
日本人のその時代の空気をデザインに落とし込む能力は凄い。


同時代の振袖

丸帯、表、裏両面に柄がある。



孔雀の文様。この色は難しいが、デザインは斬新。


今でも通用しそうな婚礼の打掛。背中の黒の葉影のコントラストが美しい。


昭和時代の子供の着物。可愛い。


心斎橋筋商店街のキッチュなチラシ


全盛の頃の心斎橋筋。今残っているお店が何軒あるだろうか。


江戸時代に幕府に御用金を取られた証文
儲けのある呉服屋とかは狙われたらしい。「金と銀」でも出て来るお話。
後でほんのちょっとの金額を下賜されたらしい。今も昔も為政者のやることは変わりない。


お得意様の紋は木印にして保管

間違えたらえらいことになるし、何枚も紋の入った着物を作ったのだろう。


有職文様の生地見本。案外地味。


8階の半分のスペースだったが小説「金と銀」を読んでいたので、その世界観は感じられた。
小大丸も昔は大和屋という古着商だったのが、江戸時代後期、呉服・太物商へと発展していったのだ。まさに五十鈴屋。
大阪がもっとも繁栄した時代だろう。

上階の9階に戻り、常設展も観る。

江戸時代の船場の街もミニチュア。

レプリカの屏風。

7階の近現代、大大阪の展示フロアー

 
   
お芝居も道頓堀に五座あり、賑わっていただろう。

その頃の羽織は長かった。


 
  
すごい彫刻が施してある御座船
入館料は特集展も含めて600円。

下階のミュージアムショップには古着が売ってる。

帯も羽織も3000円。

1時間足らずでは時間が足りなかった。常設展はほぼ変わってなかったけれど。

昨日の晩御飯は、牡蠣の卵焼き、サニーレタス。ゴボウ、人参きんぴら。白菜、玉ねぎ、シイタケ、人参、里芋の豚汁。














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