里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

穫り頃の軟弱野菜

2022年12月14日 | 畑:葉菜類

軟弱野菜とは収穫後の傷みが早い主に葉物のこと。
冬場はホウレンソウやシュンギクなどが代表的な軟弱野菜ですが、それ以外にも幾つか作っています。
何れも9月末に播いたターサイ、チンゲンサイ、縮み雪菜、水菜
種播きが予定より遅れ、当地ではギリギリのタイミングでしたが、全般的に気温が高く、生育は順調。穫る方が思い通りに進んでいません。
ターサイ。


近くにケヤキやクリの大木があるため、一面落ち葉になっています。
バラ播きした後、株間10~15㎝に間引き。そこから抜き取り収穫をしながら、最終は30㎝くらいまで間隔を広げていくことにしています。
しかし、収穫が追いついていないため未だ密植状態が解消されていません。


一部に肥え切れの症状が見られます。
ターサイは濃緑で肉厚、栄養価も高い。


ターサイは気温が下がってくると次第に葉が広がります。
地面に這いつくばるようになってきました。葉は一層肉厚になり美味しい。


チンゲンサイ。


ターサイと同様の作り方です。
やはり密植になっています。


株間が広くなったところは、かなり大きな株になってきました。


厳寒期になると少し黄ばんできますが、甘味が増してきます。


正直なところ小生の味の好みはターサイ派でチンゲンサイにはあまり積極的でないのですが。
一般にはターサイは作っている方が少なく、チンゲンサイの方がずっと多い。
縮み雪菜。


ターサイとよく似ており、生育始めの頃は殆ど区別がつきません。
縮み雪菜はターサイの変異株から育成されたらしく、当然ともいえます。


生長するにしたがって違いがはっきりしてきます。
ターサイよりも葉が長めで、この時期になっても葉が立っています。


葉の縮みはターサイより縮み雪菜がより細かい。


近年は店にも縮み雪菜がよく出回るようになりました。
葉は濃緑で艶があり栄養価も高そう。ターサイより収穫後の調製もしやすいことは確か。
水菜。


こちらも目論みよりも大分穫り遅れています。


今頃は株間を広くし、もっと大株になっている予定でした。


ただ、大株よりもこのくらいの方が使い勝手は良いのかもしれません。


助っ人宅では水菜を鍋物などで食べているようですが、食べにくいという人間もいて評価が分かれています。
軟弱野菜と言っても、冬場は鮮度も落ちにくく傷みも少ない。消費も遅々として進みません。
今年は殆どの秋冬野菜が豊作の様相になっています。