里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ブロッコリーのビッグな側花蕾を穫る

2022年12月09日 | 畑:花菜類

ブロッコリーは2回に播いています。
1回目は種播き7月17日、植付け8月10日、追肥土寄せ9月10日。
2回目は種播きは8月7日、植付け8月27日、追肥土寄せ10月1日。
品種は何れも「緑嶺」。
1回目のブロッコリーは10月20日過ぎから穫り始め、11月上旬が頂花蕾収穫のピーク。
これが現在の姿。


2回目のブロッコリーは1回目のブロッコリーが11月半ばに穫り終えるのとほぼ同時に頂花蕾の収穫が始まり、11月下旬がピーク。
これが現在。


気温が下がってきたので2回目のブロッコリーの頂花蕾はまだ少し残っています。


そして、1回目のブロッコリーの側花蕾が穫れるようになりました。
それがビッグというわけです。
頂花蕾は11月半ばに穫り終えており、見えている花蕾は全て側花蕾です。


すでに普通の小さな側花蕾は11月中から穫れるようになっていました。
側花蕾とは側枝(わき芽)の花蕾のこと。
この「緑嶺」は側花蕾もかなり大きなものが穫れます。
しかし、頂花蕾のすぐ下から出るわき芽の側花蕾はそんなに大きくはなりません。
これがごく普通の側花蕾。この側花蕾でもこの時期のものは数株穫れば頂花蕾1個分になります。


目指しているのは根元から伸びた太い側枝に着く花蕾です。
この花蕾が頂花蕾並の大きな側花蕾になる可能性があるのです。
この花蕾がそうです。


何とか根元から撮れました。
中央の一番太い枝が頂花蕾の着いた主枝でその根元から太い側枝が伸びています。
一昨年は軒並みこのような側花蕾が穫れましたが、昨年は殆ど穫れず不完全燃焼でした。
今年はほぼ目論み通りになっています。
この株の左右の2個が大きな側花蕾。まだ生長途中。


中央に頂花蕾の穫り跡、そばに普通の小さな側花蕾が見えます。
茎を見ると、中央が主枝で地際から2本の太い側枝が出ています。このような側枝は葉の枚数が多く、一見主枝のように見えます。


このように大きな側花蕾が穫れるのは、主枝(親茎)から出る側枝(わき芽)が太くがっしりしたものだけです。
そこで重要な作業が追肥、土寄せで、少々こだわりをもってやっています。
畝の両肩に追肥した後、わき芽が出ている上くらいまで がっちりと土寄せしています。
今年は土寄せのタイミングも良く十分な効果が発揮できたようです。
このような側枝からは不定根が出て、それで養水分の吸収が良くなり、主枝並みに生長し、大きな花蕾が穫れるようになると考えています。
このビックな花蕾も側花蕾。


中央に頂花蕾の穫り跡、そばに小さな側花蕾が見えます。
この側花蕾の枝が右の枝。どちらが主枝か分らないくらい太い。


これを穫ってみました。


これほど大きい側花蕾は極めて稀で、これまででも最大級。直径15㎝あり3Lクラス。
並べて比べてみます。
右が太い側枝から出た側花蕾、中央が2回目植え付けの頂花蕾、左が普通の側花蕾の数個。


今の時期は普通の側花蕾でも十分に大きいので、右の側花蕾が飛び抜けて大きいことが分ります。とても側花蕾とは思えないでしょう。
さすがに2回目のブロッコリーの側花蕾は気温が低く無理のようです。