里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

干し柿づくり'22~贈答品を作る

2022年12月24日 | 干し柿づくり

干し柿の贈答品を作りました。
できれば、もう少し固まってからの方が輸送時の心配もなくなるのですが、今年も押し迫ってきたので、このあたりで贈ることにしました。
この時期に干し柿を贈るのは、相手方の年中行事にも殆ど組み込まれているため、なかなか止められません。
近くの親しい方には縄付きのまま直接届けるので、箱詰めにして贈るのは、遠方の親戚、知人あてのもの。
昔は、縄付きで数十個贈ったところもありましたが、今は20個程度で勘弁願っています。
その代わり、姿の良いものを選別し、体裁を整えて箱詰めにしています。
現在はこのように覆いをしている状態。


今回は横吊りにしている片方の覆いを外し、大玉を贈答にします。


ボリュームは十分で大きさは申し分ありません。
色上がりもよく、薄らと白粉も吹いてきたものもあり、見栄えは良さそう。
ただ、まだまだ軟らかく、贈答の時点としてはこれまでで一番軟らかいかもしれません。


箱の大きさとの関係で中玉も入れて調整します。それはこちら縦吊りにしている方。白粉がはっきりと吹いてきました。


一つ作ってみます。


やはり、例年よりはっきり軟らかい。手触りで分ります。
盛り上がるようになって押しつぶされそうなので、2列は中玉にしました。
見た目は悪くありません。
照明の関係か、カメラ性能の関係か写りが少し白っぽい感じになっています。


照明を消してフラッシュを焚いて撮ってみました。


どちらの写りも本物とは若干違和感があり、両方の中間くらいの色合いでしょうか。
しっとり感があり、若干湿気が戻っているのかもしれません。


もう一つ作ってみます。


ほとんど同様になりました。やはり軟らかく完全にあんぽ柿の状態です。


小生は白粉が回った頃が干し柿として外観も味も最も好きです。時期で言えば、年を越してから。
しかし、当地方では殆どあんぽ柿の状態で店に出回るので、大半の人はこのくらいで違和感ないでしょう。
もっと熟度が進んだ干し柿が好みの人は受け取ってから少し置いて食べてもらえばいいと思います。
蜂屋柿が大不作の今年としてはボリューム感十分の贈答品になったので安堵しました。
今年、我が家の畑では秋冬野菜が何れも豊作、ハクサイ大玉1個より干し柿大玉1個の方がずっと価値が高そう。