ナバナ類のうちでも花菜(はなな)と言われるもので、店で菜の花として売られるものは、大概この花菜です。
普通の花菜は春になって花が咲くナタネですが、これは寒咲きなので「寒咲花菜」と呼ばれます。
今は外葉が大きく茂っているため一見したところでは花芽は見えません。
普通の花菜は春になって花が咲くナタネですが、これは寒咲きなので「寒咲花菜」と呼ばれます。
今は外葉が大きく茂っているため一見したところでは花芽は見えません。
主枝(親茎)のトウの収穫はかなり進んだものの一部はまだ終わっていません。
この株のように発芽不良で追い播きしたものや生育に遅れが出たものが残っています。見にくいですが主枝の花芽が見えます。
この株のように発芽不良で追い播きしたものや生育に遅れが出たものが残っています。見にくいですが主枝の花芽が見えます。
主枝はできるだけ数芽で切るようにしていますが、実際には下位の節が詰まっているため10芽くらい残ってしまうことが多い。
芽の数だけわき芽が伸びてきます
外葉を少し分けて見ると、それぞれの節からはわき芽即ち側枝(子茎)が伸びているのが分かります。
主枝の収穫は当然1株1本ですが、側枝は数本から10本くらいにもなるので収穫が盛りとなります。
花芽は、気温が低いため葉の中に蕾のまま留まることが多い。
花芽は、気温が低いため葉の中に蕾のまま留まることが多い。
葉をかき分けてみると先端に花芽が着いているのが分かります。
厳寒期になると花が咲くようなことはなくなるので、穫り遅れることもありません。
この株の側枝(子茎)を収穫してみます。
側枝をわき芽を2、3芽残して切ります。
切り跡が見えます。3本収穫しました。中央の変色した切り跡が主枝。
この側枝からさらにわき芽が伸び、それが孫茎になります。
これは最も収穫が進んだもの。助っ人が穫ったようです。
これは最も収穫が進んだもの。助っ人が穫ったようです。
しかし、上の3本ほどはわき芽を残していないのでよくありません。
下位の側枝が多いながらも、少なくとも1芽は残すべき。
数株穫ってみました。ボリュームは十分。
下位の側枝が多いながらも、少なくとも1芽は残すべき。
数株穫ってみました。ボリュームは十分。
この側枝(子茎)を穫る時期が収穫のピークです。正に厳寒期に向かうこれからが「寒咲花菜」の旬と言えるでしょう。
茎や新葉も余すところなく食べられます。
厳寒期に向かうので次第に黄ばんではくるものの枯れることなく穫れ続けます。
これから一層軟らかくなり風味が増し美味しくなります。
厳寒期に向かうので次第に黄ばんではくるものの枯れることなく穫れ続けます。
これから一層軟らかくなり風味が増し美味しくなります。