里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

山茶花とやぶ椿の花

2022年12月18日 | 

日本海側は大雪になりそうな予報ですが、太平洋側の当地方は青空が見えています。
今、庭ではサザンカが満開です。


植えて20数年になるでしょうか。
伸びすぎないよう強めに剪定しています。そのせいか昨年は咲きぶりがイマイチでした。
今年はかなり咲いているので楽しめます。


昨年は数も少なかったですが、一つ一つの花が弱々しい感じでした。今年の花はしっかりしています。


花弁も大きいように感じられます。


我が家のサザンカはこの1本だけで周りはツバキばかり。
ツバキとサザンカは似ていますが、小生にも違いの分かることがいくつかあります。
花では雄しべの形が大きく違います。ツバキは根元が筒状、サザンカは根元からばらばらになっています。


葉はツバキが大きく全体に丸みを帯びていますが、サザンカは明らかに小さく細身です。


花弁の枚数の違いはよく分りません。
このサザンカは5弁のが二重になっており10枚、我が家のツバキは一重も八重もありますが、自生するヤブツバキは5弁、サザンカで5弁の一重は見かけたことがありません。
大きく違うのが散り方。ツバキが花ごとぼとりと落ちるのに対し、サザンカは花弁ごとにバラバラに散ります。
すでに沢山散っており、一目瞭然です。


ヤブツバキも咲いています。


ヤブツバキは裏山に自生しており、この木はよく11月中から咲くことが多い。


日陰にもヤブツバキの花。


自生しているヤブツバキは沢山あるものの、いの一番に咲くのがこの木です。


今年も11月から咲き出したので本格的に咲くかと思いきや、12月初めにかなり強い霜が降りた後は停滞気味です。
咲く直前のような蕾はかなり見えるものの、昨年のように一斉に咲くことにはならないようです。

別のヤブツバキの木。


同じ程度に咲き始めました。


近くには最も大きなヤブツバキの木がありますが、そちらは咲く気配はありません。
当地のヤブツバキが盛んに咲くのは3月から4月で、年内に咲くのは特定の木だけのような気がします。。
ヤブバキの開花の生理については全く分らないので、これが普通のことなのかもしれません。自生している沢山のヤブツバキを春まで楽しめるのは嬉しい。