■■【時代の読み方】 期待と現実の落差が大きい朴槿恵大統領 2015/03/05
時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介しています。
■ 期待と現実の落差が大きい朴槿恵大統領 2015/03/05
大きな期待で就任した韓国の朴槿恵大統領ですが、一時は60%を超える支持率が、2014年4月の旅客船「セウォル号」沈没事故で、その対応の悪さから、強い批判にさらされ支持率は急降下しました。不透明な政権運営とか、“陰の実力者”による国政介入疑惑で29%にまで落ち込んだことはまだ記憶に新しいことです。
NHKの出石直解説委員の解説を中心にご紹介します。
出石解説委員は「これほど期待との落差が大きかった大統領も珍しい」と酷評とも言える論評をしています。それもそのはず、就任直前に行われた世論調査では韓国国民の80%が「パク・クネ政権に期待する」と答えていましたので、出石氏の論評は当然のことなのかもしれません。
氏によりますと、不人気の最大の理由は、コミュニケーション不足にあると指摘されています。「氷の女王」「お姫様」といったあだ名とともに、よく耳にするのが「不通大統領」という言葉です。
私は、「普通」を文字って「不通」と言っているのかと思いましたが、「意思疎通ができない」「何を考えているのかわからない」ということなのです。
「国民全員が幸福になる国を作る」という公約でしたが、経済だけではなく、社会全体が沈滞ムードに包まれています。若者の失業率が9%、高齢者貧困率が47.2%、自殺者が10万人当たり29人等々が挙げられます。
外交面でも、米中両面作戦をとっていましたが、”コウモリ外交”はいつまでも続きません。アメリカからは睨まれ、中国からは、ミサイル防衛ではどっちにするのか、選択を迫られるという難問にぶち当たっています。
ヨーロッパを始め、各国を訪問する度に日本非難を続け、当然のことながら日本から冷たい目で見られ、日韓問題を一層冷え込ませています。
「近くて遠い隣国」などと言われないように日米両者が積極的にコミュニケーションを図るべきでしょう。
3月には日中韓3国の外相会議がソウルで開催されます。まずはこれを足掛かりに3国首脳会議、そして日韓の首脳会談につなげていくというのが、改善の景気として期待したいところです。
■ ツイッターで知らないうちにスマホ情報抜き取り 2015/02/23
収益を上げているアメリカのICT大手が、公式アプリを利用している人の情報を、本人が許可した覚えがないのに吸い上げています。昨年、読売新聞がすっぱ抜きましたが、意外と浸透していないようです。
スマホからツイッターで呟く人が多いと思います。その場合に公式アプリを利用している人が大半でしょう。そのアプリを最初に起動したときに「ツイッターは、端末にインストールされているアプリを使用します」という、意味がよくわからないメッセージが表示されます。このメッセージを何気なく閉じると、自動的にスマホ端末内にインストールされているアプリ名がツイッター社に知らされる仕組みです。
ツイッター社では、その情報をどの様に利用しているのかわかりませんが利用者の趣味や消費の傾向を分析するような用途に用いていると思います。これは、少なくてもプライバシー侵害になると私は思います。
注意喚起の、このメッセージからは、端末内のどの様な情報が吸い上げられているのかわかりません。それも情報が吸い上げられているという認識を持たせるような表現になっていないメッセージを表示しただけで、利用者が同意したと見なす方法は、承服できません。
確かに、一度吸い上げられても、そのあとで吸い上げられないように設定を変更すればその後、吸い上げられることはないようです。しかし、少なくても一度は吸い上げられていることになります。また、ICTに習熟している人でさえ「設定変更がわかりにくい」と言っています。
さらに許せないのが「目立つように通知しており、いつでも設定を変更できるので、利用者の理解は得られる」とツイッター社の日本法人が臆面もなく言っていることです。その後、どの様に同社が対応しているのかわかりませんが、著名な企業が堂々とこのようなことをしているということは、氷山の一角で、他にもあるかもしれません。
例えば、最近SIMフリーの安価なスマホが出回っていますが、その中に組み込まれていれば利用者はわかりません。2012年に中国のバイドゥの日本語変換ソフトを利用している人の入力文字列が同社に送信されているという事件もあります。
誰もが安心できるICT社会にするということは難しいのでしょうか
■ 国家予算が映像でわかる
国家予算というような重いテーマはとりつきにくいですね。平成26年度補正予算案及び平成27年度予算案について説明した動画が公開されています。
平成26年度補正予算案及び平成27年度予算案の閣議決定を踏まえ、予算案の内容について、担当者が直接、分かりやすく説明ています。http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/2015/150123yosanan.htm" target="_blank">映像
■ 憲法改正は国民のためになるのか? 2015/02/20
安倍総理が、憲法改正に積極的な発言をしていますが、NHK番組の安達宜正解説委員のお話を興味深く見させていただきました。以下、氏の論評を中心にご紹介します。
安倍総理大臣は先週、国会の施政方針演説で憲法改正に向けた国民的議論を呼びかけました。憲法改正の発議には衆参両院の3分の2の賛成が必要です。しかし参議院は与党だけではこれに達しないために、公明党は基より、維新や次世代の党の協力を積極的に求めています。
足元の公明党は、戦争放棄を定めた憲法9条の改正には慎重で、いまの憲法に新たな権利などを書き込むという立場で、環境権や緊急時に権利制限などに絞り込むという案でいます。
以下は私見ですが、大阪都構想への賛意という餌をぶら下げられたこともあり、維新の党は、改正に積極的です。民主党の岡田代表は安倍総理のもとで憲法改正の議論を行うことに慎重な考えを示し、共産党や社民党なども強く反対しています。
肝心な国民は、憲法改正がどの様な意味合いなのか、表面的な安倍政権の説明を鵜呑みにしているように思えます。
「戦争放棄」という素晴らしい思想が盛り込まれている第九条は、世界に誇れる憲法と考えています。
■ アップルの企業イメージアップ作戦
昨今ではアップルを知らない人はいないといっても過言ではないほどです。そのアップルが、企業イメージアップを”自然に優しい企業”という面でも行おうとしています。
西部アリゾナ州に建設するデータセンターの稼働に必要な電力を、すべて再生可能エネルギーで賄うと発表しました。地球温暖化の防止に取り組む姿勢を積極的にアピールする狙いです。映像
■ 人間の寿命は1日5時間延びている
なんと、人間の寿命は、現在は一日5時間ずつ延びているというのです。科学技術の革新がもたらす産物の一つです。このまま行きますと、30年後には、人間の平均寿命は100歳を超えるそうです。
NMNという7種の眠っている遺伝子を活性化するだけで、加齢速度を抑えることがすでにマウスの実験で実証されています。それを日本の食品会社がすでに量産化を始めています。<関連情報>
■ 映像に見る「ホンダがF1に戻る」
ホンダといえば、自動車レースの最高峰であります「F1」を連想する人は多いと思います。経営上の問題から出場していませんでしたが、7年ぶりに復帰することが発表されました。
しかも以前からタグを組んでいました、イギリスのレーシングチームであります「マクラーレン」にエンジンなどを供給する形での復帰です。最新技術を搭載し、「マクラーレン・ホンダ」として、ふたたび活躍してくれると良いですね。
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