経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

【あたりまえ経営のきょうか書】 ビジネスパーソン成功術 3-401 自分の専門外でも会話の輪に入ってみる

2024-10-30 12:03:00 | 【心 de 経営】 あたりまえ経営のすすめ3 ビジネスパーソン

【あたりまえ経営のきょうか書】 ビジネスパーソン成功術 3-401 自分の専門外でも会話の輪に入ってみる


 20世紀後半から、ICTの技術革新が急速に変化するようになり、それに伴いニーズの高度化や多様化がますます大きくなり、経営環境は、「日進月歩」から「分進秒歩」の変化へ、さらには”光速化”へと、大きく変化してきています。

 時代の変化は大きく、速く、グローバルに展開されています。学歴や職歴など、過去の知識や情報がそのまま活かせる機会は、年々減少してきています。

 一方で、成長過程やビジネスを通じての経験は、それを礎として、現在でも、将来にも活かせるでしょう。しかし、使い方次第では、陳腐化してしまい、かえって新しい時代の足かせにもなりかねません。

 とりわけ「思考法」は、時代に即したスキルを身に付けていきませんと、「過去の延長線上での判断」に繋がってしまい、時代に即した意思決定ができなくなりかねません。

 このような経営環境の急速な変化の時代ですので、ビジネスパーソンも、過去の延長線上での発想では、生き続け、成長していくことは困難でしょう。

 新しい時代の生き方について、原点に戻って、考えてみませんか?

 *

■ 3 ビジネスパーソンがめざす一歩上の発想とスキル

  時代に即したスキルを磨きながら、業務に活かし、自分の更なる成長に繋げるにはどうしたらよいのでしょうか。その方法は、多岐にわたると思います。

 他の人と、同じやり方をしていては、どんぐりの背比べになってしまいます。存在感を示すためにも、自分自身を「差異化(差別化)」しましょう。

 それが、ご自身の成長に繋がるでしょうし、ビジネスパーソンとして元気に生きて行くことができるようになるでしょう。

 それをどの様に身に付けて、どの様に活かしていったら良いのでしょうか。自分自身で立ち止まって考えてみることも重要です。

 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズの第三章として、経営コンサルタントという仕事を通して、感じてきたことを、ビジネスパーソンに共通する面を中心にお話しています。

 そのヒントの一助になるように、40年余の経営コンサルタント歴からお話して参りますので、参考にしてくださると幸いです。

3-400 ビジネスパーソンのレベルアップ
 成功しているビジネスパーソンと、そうでないビジネスパーソンとはどこが異なるのでしょうか。
 半世紀にわたる経営コンサルタントとしての経験から、両者の違いはごくわずかだと見ています。しかし、「ごくわずかな違い」が、活かし方で大きく異なった結果をもたらしているように思えます。
 その「ごくわずかな違い」で気がついたことを、徒然に記述してまいります。

3-401 自分の専門外でも会話の輪に入ってみる
 私の知り合いの税理士ですが、いろいろな会のメンバーになっています。彼は、自分の専門外の人達と話をすることは、刺激にもなり、情報収集にもなり、なによりも人脈作りに繋がると常々話しては、後進にアドバイスをしています。
 雑談中などで、話題が自分の専門外の話だったりすると気後れしてしまい、できればその場から逃げ出したくなりますが、上述の税理士の先生はむしろ積極的に、その輪に加わります。からは、自分が門外漢であっても、しり込みしないのは、その輪のなかに入っていきませんと、いつまでも自分の既知の世界から外に出て行けないからだといっています。
 アレの専門は、いうまでも税務ですが、企業は税務だけではなく、経営全般の問題を抱えています。他のコンサルタント・士業がクライアント開拓に難儀していますのに、税理士は、すでにクライアントを持っています。そのクライアントの経営全般の支援をすることにより、その企業の経営者には大きなプラスとなります。それだけではなく、税理士自身にとっては、付加価値を高めることによるコンサルティング・フィーを付加できるのです。

 私達コンサルタント・士業は、自分の専門分野を高く盛り上げるだけではなく、その周辺も補強し、更に関係ないことでも盛り上げて行くうちに専門分野も高くなったり、複数の専門分野を持ったりすることに繋がります。
 アメリカのプリンストン大学で心理学教授を務めていた、ダニエル・カーネマン博士(1934〜2024年)は、自分の専門は心理学であるにもかかわらず、2002年にノーベル経済学賞を受賞したことは有名な話です。
 彼は経済学を心理学の面からアプローチを試み、「不確実な状況下における人間の意思決定」について理論化しました。かれにとっては、心理学とは異なる新分野である行動経済学という分野に進出し、この成果に繋がったのです。

コーヒー

■【あたりまえ経営のきょうか書】

  https://blog.goo.ne.jp/konsarutanto

 

 第一章 経営トップは、このようにして変身せよ
 第二章 プロの管理職の発想と行動
 第三章 ビジネスパーソンのあるべき発想とスキル
 第四章 戦略思考で経営者・管理職のレベルアップを図る 戦略・経営計画
 第五章 プロが実践する問題発見と課題解決力
 第六章 プロに不可欠な論理思考
 第七章 進捗管理で企業力強化 管理会計の実践
 第八章 四字熟語に学ぶ経営
 第九章 経営雑学を経営管理の潤滑油に活かす

なお、並行配信しています「徒然なるままに日暮パソコンにむかひて」シリーズも大変好評ですので、そちらも併せて、是非ご愛読をお願いします。

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/eb88c477696adc4e2e78376c81b7274b

 

【 注 】

 「あたりまえ経営のきょうか書」は、上記のようなシリーズになっています。

 第一章から順に掲載するのではなく、感じたとき、思い立ったときにランダムに記述し、お届けして参ります。

 途中欠番もありますが、各章の中の「節」の切れ目の関係で連番が府連即となっていることがありますので、ご承知おき下さるようお願いします。


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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 10月29日 ◇一芸に秀でる ◇美しい日本語 ◇江戸の良い亭主の条件 23

2024-10-30 08:03:00 | 【小説風老いぼれコンサルタントの日記】

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 10月29日 ◇一芸に秀でる ◇美しい日本語 ◇江戸の良い亭主の条件 23 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

10月29日

 早朝ウォーキングのコースに、オリーブの木が二本、鉢植えで育てられています。

 大きな鉢ですが、オリーブの木が大きく育っていますので、なんとなくかわいそうな気がします。

 そのうちの一本は、実も黒く熟し始めています。

 気温的には、温暖化の進む日本でも育つのでしょうが、湿気の多い日本で元気に育っているのが健気ですね。

 刈り取りは、いつ頃になるのでしょうか。

 せっかく実らせているのですから是非、収穫してほしいですね。

 かねてから興味を持っていた江戸庶民の生活、江戸から学ぶことが多く、時々、江戸に関する書籍を手に取ります。

◆【杉浦日向子の江戸塾】 江戸の良い亭主の条件 23

 江戸時代の長屋では朝ご飯は亭主が準備をしました。ご飯が炊けると「おっかあ、飯が炊けたぞ」と奥さんを起こすのです。ご飯、すなわち炊きたての銀しゃりに買ってきたお総菜を付けて食べたのです。

 今日、モーニング・コーヒーをご主人が立てるお宅がありますが、最先端を行っているのではなく、江戸時代の二番煎じなのです。

 当ブログでも紹介しましたが、亭主が仕事に出かけると刺身で一杯やるのがおっかあの一日の始まりです。

 では、何故江戸の男はそこまでやるのでしょうか。

 答えは・・・・・

 江戸時代は、女性が強かったということは、三行半は男からではなく女性からたたきつけるものだと言うことを紹介したとおりです。すなわち、女性に尽くさないと、女性の方がサッサと家を飛び出して、男は捨てられてしまうのです。

 おっかあに、他の男へ乗り換えられないように、江戸っ子はおっかあに尽くしたのです。すなわち、江戸の亭主の条件は、ご飯が上手に炊けることなのです。

 それだけではありません。おっかあを丁寧にマッサージするのも亭主の役目ですし、子育ても上手でないといけません。

 江戸は、女性にとっては天国だったのかも知れませんが、江戸のおっかあは、長屋から出ることはほとんどなかったようです。

 あなたは、どちらが良いですか?

■ 「杉浦日向子の江戸塾」バックナンバー ←クリック

 杉浦日向子女史の江戸塾は、江戸時代のエコ生活から飽食時代を迎えている我々に大きな示唆を与えてくれます。

■【今日は何の日】

 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

■【今日のおすすめ】

  【心 de 経営】 美しい日本語再入門 104 意見を通したいときの一言 6-127-4a04

 「日本語の美しさ」といいますと、源氏物語など、有名作家の作品を連想する方が多いでしょう。

 昨今、日本語が乱れています。

 私のいいたい、ビジネスパーソン向けの「美しい日本語」とは、日常会話やビジネスパーソン商談などの場で、聞き手が、「何か違う話し方」と感じてくれるようなコミュニケーション法です。

 美しい日本語に興味を持っていただけませんか?

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

  一芸に秀でる者は多芸に通ず a29

 平成18年度の東京大学大学院入学式総長式辞で小宮山宏早朝の訓示に、「一芸に秀でる者は多芸に通ず」という言葉が使われたことは有名です。

  この言葉は、それ以前にもどこかで聞いたことがあります。一つのことを究めた人は、他のことにも長けているという意味です。このことから、一つのことを極めると、ほかの多くのことも比較的容易に身につけることができるということを小宮山総長は言いたかったのでしょう。

  私の顧問先の社長さんには、東大出の人が結構いました。その大半は、能力的だけではなく、人間的にもすばらしいモノをお持ちで、こちらが学ぶことが多かったと言えます。

  ところが、彼らを慕ってやってきた人達の多くは、博識ではありますが、実務的な思考力や判断力、時には人間性に首を傾げたくなるのです。小宮山総長は、その様な人に対して、この言葉を訴えかけたかったのだろうと推量しています。

  一方、経営コンサルタントの世界では、かつてはオールラウンドな能力や知識を持ち、経営全般にわたってコンサルティングができることが望まれました。ところが今日、経営の高度化が進むとコンサルタントも高い専門性を要求されます。

  多芸に通じるコンサルタントは難しいので、コンサルティングはチームで対応することが多くなりました。内閣府認証特定非営利活動法人・日本経営士協会では「共業・共用・共育」と言っています。

  しかし、個性派の多いコンサルタントがチームでうまくやって行くためには、それをコーディネートするチーフコンサルタントの力量が成否の分かれ目となります。

 経営者・管理職にとっても、経営コンサルタントに取っても難しい時代になりました。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

  >> もっと見る

■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 


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■【今日は何の日】 10月30日 宇宙戦争の日 アメリカが宇宙軍を創設

2024-10-30 00:03:00 | 【今日は何の日10月】

 

  【今日は何の日】 10月30日 ■初恋の日 ■宇宙戦争の日 アメリカが宇宙軍を創設

 一年365日、毎日が何かの日です。

  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

■ 宇宙戦争の日

 1938年10月30日、アメリカのCBCラジオで、オーソン・ウェルズが演出した「宇宙戦争」というSFラジオドラマが放送されました。ラジオドラマの中で「火星人が攻めてきた」という臨時ニュースのシーンで、本物のニュースと勘違いをしたアメリカ国民がパニック状態に陥りました。その数120万人といわれます。

 迷惑な話ですが、それほど真に迫っていたし、演出が上手だったのでしょう。これを記念して10月30日を「ニュースパニックデー」「宇宙戦争の日」と制定しました。

 オーソン・ウェルズ(GeorgeOrsonWelles、1915~1985)はハリウッドを代表する俳優さんで、映画監督、演出家、脚本家としても有名で、ヒゲもじゃの晩年の顔写真はどこかでご覧になったことがおありでしょう。

 チタという楽器の映画音楽「第三の男」は有名ですが、この中でハリー・ライムに分する探偵作家として、オーソン・ウェルズが出演しています。

 自分とは別な人物であるハリーとして、ウィーンに呼び出されたのですが、ハリーのお葬式から映画が始まります。ところが、ハリーという男は死んでいなかったのです。どうしてその様なことになったのか、なぞが始まるストーリーには引き込まれました。

 俳優としてのうまさは、上述のラジオドラマ時代から光るものがあったのでしょう。

 話は変わりますが、トランプ大統領が宇宙軍創設を発表しましたね。

 ただし、闘う相手は、宇宙人ではなく、地球上の国際緊張関係からの発想です。

 それだけ、サイバー戦争が激しいということなのでしょう。

■ 【今日は何の日】その他

◇ 夢窓国師(天竜寺開山)忌

(ドアノブ)

趣味・旅行のブログ

 


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