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経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

【心 de 経営】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 第52段 仁和寺にある法師

2024-10-06 20:03:00 | ◇経営特訓教室
■【心 de 経営】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 第52段 仁和寺にある法師    
  「徒然草(つれづれぐさ)」は、吉田兼好による随筆集の冒頭の文章です。作者は、兼好であるという明確な証拠はないようです。おそらく大半の方が、何らかの形で、この文章に接しているのではないでしょうか。
 徒然草といいますのは、清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』とならび日本三大随筆の一つといわれています。
  高校生時代に戻った気分で、また、社会人として人生を歩み、自分の高校時代には理解できなかったり、誤解していたりすることを発見しながら、独断と偏見に満ちた、我流の解釈を僭越ながらお付けしました。
 徒然なるままに、日暮パソコンに向かいて、よしなしごとを、そこはかとなく書き付けてまいります。
 お届けも、徒然なるままにアップロードしますので、読者の皆様も、日暮パソコンに向かいて、末永く、徒然にご覧下さるよう、お願いします。
◆第52段 仁和寺にある法師 
 仁和寺は、京都市右京区にあります真言宗の古刹(こさつ:由緒ある古い寺)です。
 私の好きなお寺さんのひとつで、何度も訪れています。御所を移転した「御室御所」は、庭園もさることながら、その建物や内装には、魅入られます。御室桜が有名ですが、御衣黄という薄緑色のサクラの花びらの発祥の地としても知られています。
  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/kyoto/kyoto-ninnaji.htm
 兼好は、仁和寺(にんなじ)の近くに住んでいた期間が長いようで、徒然草の中にも時々登場します。
 第52段にも登場しますが、高校の教科書の多くに掲載されている、人気の高い段です。ここでの教えも、私は、経営コンサルタントという仕事柄、講演や執筆におきまして、挿入話としてしばしば採用します。
【原文】 仁和寺にある法師
 仁和寺にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ、心憂くおぼえて、 あるとき思ひ立ちて、ただ一人徒歩よりまうでけり。
 極楽寺、高良などを拝みて、かばかりと心得て、帰りにけり。
 さて、かたへの人に会ひて、「年ごろ思ひつること、果たしはべりぬ。聞きしにも過ぎて、尊くこそおはしけれ。
 そも、参りたる人ごとに、山へ登りしは、何事かありけむ。ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず。」とぞ言ひける。
 少しのことにも、先達はあらまほしきことなり。
【用語】
  かたへの人: そばの人 → 同僚
  ゆかし: 見たい、知りたい
  先達: 案内をしてくれる人、指導者
【要旨】
 仁和寺のある僧が、かねてより行ってみたいと望んでいました石清水八幡を一人で参詣しました。
 ところが、附属の極楽寺・高良神社を本殿と思い込み、拝んでから帰宅しました。このような貴重な機会を持つことができたとありがたく思って、同僚に話していたそうです。
 兼好は、早合点や思い込みに対する警鐘を発してくれているのです。
【 コメント 】
 仁和寺という格式あるお寺の僧侶ですから、きっと賢い方なのでしょう。老齢になるまで持ち続けていた念願でありました石清水八幡の参詣がようやく叶いました。当時のことですので、当然、「徒(かち)」で行くのですが、同じ京都市内にあるのですから、行こうと思えばいつでも行かれます。
 念願は長年持ち続けてはいたものの、決心がつかずにいつづけることは誰しもにあることです。
 私など、東京に3四半世紀も居住していながら、日本経営士協会関西支部の支部長が上京するまで、東京タワーに登ったことがありませんでした。しかも、その1回だけです。東京スカイツリーときましたら、まだ、一度も昇っていません。おそらく終生、昇る機会は訪れないでしょう。<笑い>
 仁和寺という古刹の高僧ですら、そうですので、凡人の私などと比較してはバチが当たってしまいますね。
 誰かが背中を押してくれたり、何かが契機となって一大決心したりしない限り、中々実現しないことというのはありますね。

 思い込みや早とちりというのは、これも誰しもが経験することです。
 仁和寺の、この僧は、極楽寺・高良神社を拝みましたが、自分では、石清水八幡宮の全てを参拝したと思いこんで、本来の目的であります、山上にある八幡宮本殿を拝まないで帰ってしまったのです。
 他の人達が、山の方に昇っていくのを見てもまだ、自分は、目的を全て果たしたと思ったのです。思い込みが、「正常化バイアス」を働かせてしまうのですね。
 同僚に「長年の念願でありました石清水八幡の参拝を果たしました。八幡宮は、噂以上に荘厳でした。それにしても、参詣者の皆さんが、山の方へ登って行きましたが、何かそちらにあったのでしょうかネ。でも、私は、八幡宮の参拝が目的でしたし、それを果たせましたので、山には登りませんでした」と、本殿を参拝するという本来の目的を達成していないのに、まじめな顔をして話したといいます。
 なにごとでありましても、軽く見ずに、兼好が言うように「案内者がいるほうが、大失敗を避けることに繋がる」ものなのでしょう。
 私達、経営コンサルタントの立場でも、多くの経営者は、「経営コンサルタントなどいなくても、これまでもやってこられたので、これからもやって行けるはずだ」と、私達におっしゃったり、自分自身を納得させていたりするのです。

 このように、私達は「○○のつもり」ということが多々あります。これを私は「つもり症候群」といい、研修等で、しばしばお話をします。この第52段は、その時の引用として紹介します。
* 
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【経営コンサルタントへの道】1-3 経営コンサルタントになる前に考えよう 実務経験をしてからでも遅くない

2024-10-06 12:03:00 | 【専門業】 経営コンサルタント成功法

  【経営コンサルタントへの道】1-3 経営コンサルタントになる前に考えよう 実務経験をしてからでも遅くない

 私は1970年代から、「経営コンサルタントとはお節介焼き」「当たり前のことが当たり前にできる企業作り」「現場を重視」「管理とは温かいもの」をモットーとして経営コンサルタントという職業に就いてきました。

 経営コンサルタントになってから、いろいろな人から「なぜ経営コンサルタントになったの?」「経営コンサルタントになるにはどうするの」あるいはすでに経営コンサルタントになっている人からは「経営コンサルタントとして成功するこつは」などと聞かれてきました。

 経営コンサルタントを目指す人の大半が、世の中に漂う“常識”的な方向定めと方法で準備を開始しています。しかし、経営コンサルタントへの道は厳しいですが、成功法による近道もあります。

 経営コンサルタントを目指す人が一度は辿るこの道に、正しい回答になるかどうか、お役に立つかどうかはわかりませんが、独断と偏見をお許しいただき、以下のようにまとめてみました。ご参考にされ、皆様の自己責任でもって判断し、行動して下さい。

 

■1 経営コンサルタントになる前に考えよう 

 経営コンサルタントになる方法は、経営コンサルタントとして何をやりたいかによって選択が異なると思います。

 実務経験をしてからでも遅くない 

 学生さんや若い方から「経営コンサルタントになる近道は」という問い合わせを受けますが、「実務経験を積んでから経営コンサルタントへの道を歩んだ方が、実績を上げられる経営コンサルタントになれますよ」とアドバイスをすることにしています。

 実務経験というのは、必ずしもコンサルタント実務ということではありません。むしろ、コンサルタント実務ではなく、企業におけるビジネスパーソンとして経験を差しています。

 若くして経営コンサルタント会社に入った先生方の多くが、中堅・中小企業を相手にしたときに、頭でっかちのアドバイスしかできないために失敗しています。社会人としての経験が浅く、理屈で経営が行われていると錯覚してしまっているので、中堅・中小企業のように「人」が中心であることを軽視しがちです。

 私は、経営というのは心でするもので、頭でするものではないと考えています。自分が社会人として苦労してきていれば、経営コンサルタントという業務についても人の心の痛みがわかるコンサルティングができるのです。

 大学生・大学院生・高校生へ 

 学生にとっての「経験」とは何か 
 経営コンサルタントになるためにどのような準備を
 経営コンサルタントを目指して公認会計士資格取得を目指す大学生  
 経営コンサルタントを目指す大学生の進路
 経営コンサルタントを目指す大学生の就職先は大企業か中小企業か
 大学生に求められる社会人としての常識とは 

■【経営コンサルタントへの道】 バックナンバー


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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 10月5日 ◇一念発起 ◇元気な会社 地域連携で佐賀の「食」を発信 2126-3a05

2024-10-06 08:03:00 | 【小説風老いぼれコンサルタントの日記】

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 10月5日 ◇一念発起 ◇元気な会社 地域連携で佐賀の「食」を発信 2126-3a05 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

 早朝ウォーキングの途中で寄る小公園でザクロが朱くなり始めていました。

 つい先日までは、青かったのに・・・

 青いザクロは、表面がつやつやしています。

 朱くなってから、まだら模様になるようで、表面の光沢が少なってきます。

 私のウデの写真では、その違いを上手にカメラに収められないです。

■【今日のおすすめ】

  【経営四字熟語で目から鱗が落ちる】3-01 一念発起 過去の延長線上で思考しない 過去の言動・思考をを改めて、別の課題達成を決意する

  四字熟語には意味深長で、視点を変えて見ると、意味が異なって見えることもあります。

 経営コンサルタントの視点で見た四字熟語を「経営四字熟語」と勝手に命名して紹介しています。

 本日は、「一念発起」という、日常生活の中でしばしば使う経営四字熟語をご紹介しています。

 私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、顧問先に活かしたいという考えのようです。

 今回は、佐賀県の会社で、飛んでいくわけにはいかず、スマホで社内を案内していただきました。

■【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 地域連携で佐賀の「食」を発信 2126-3a05
 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた分野の一つが農業だ。飲食店の休業・営業時間短縮により、外食需要が大幅に減少したのに加え、特に2020年3月から6月頃にかけては小中学校の休校に伴う学校給食需要が激減。全国各地で農作物の廃棄を余儀なくされた。こうした状況を解決するため、立ち上がった企業も多い。創業は1892年(明治25年)と100年以上の歴史を持つ食品製造・卸売業の冷凍食品もその一つである。
 始まりは佐賀県立佐賀農業高校の生徒たちの「思い」から。同校が所在する佐賀県白石町は、全国的にも有名な「白石玉ねぎ」の産地。需要激減で苦境に立たされている農家の話を聞いた生徒たちは、廃棄を避けるため、クラウドファンディングも活用しながら白石玉ねぎの冷凍商品化を企画した。同社は食品製造・流通のプロとして、小売業の仕組みから価格構成、パッケージング、表示方法などを生徒たちに伝え、一般家庭向けのカット野菜として共同で商品化した。
 同社は「おいしい、地元食材、安心」をテーマに、これまでにも佐賀県内の農業生産者と連携して「佐賀牛ハンバーグ」「レンジDEステーキ」「おもてなし寿司」など、付加価値の高い冷凍商品づくりを追求してきた。ただ今回のコロナ禍を機に、地元の飲食店と宅配冷凍商品を共同で開発。「自宅でプロの料理が味わえる」と好評で、すでに3店舗と共同でスタート。今後さらに5店舗と共同プロジェクトを始める予定だ。
 その基盤となるのが、2017年に佐賀市に完成・稼働させた自社新工場である。食品安全の衛生管理手法であるHACCPにいち早く対応し、食の安心安全を意識した厳しい納品先の水準にも耐えうるレベルを担保する。同社はさらに一歩進んで、国の事業再構築補助金の第1回公募に採択された「プロの強みを集めて作る食の創造集団と商品開発体制の構築事業」を推進する計画だ。
 この事業は、複数の飲食店や菓子店とタッグを組んで「食のモノづくりプロジェクト」を進めることが一つ。もう一つは、本社敷地内に「セントラルキッチン」を新設し、連携する飲食店の冷凍食品やローカルフーズを発信するアンテナショップ的な小売店舗を開設する予定だ。その前提として、地元の農業生産者や食品製造業者とともに「協同組合佐賀の善食くりや」を設立し、バイヤーが求める商品をタイムリーに開発・提案し、売り場活性化に貢献しようとしている。
 同社社長が、ここまで「地域連携」にこだわるのは訳がある。先代の父の急逝に伴い、代表者に就任したのは22歳の時。以来46年間経営に携わり、「先代や先々代が築いた人脈やのれん、さらには周りの方々に助けられて、ここまで事業を進めてこれた」という思いがあるからだ。「事業環境が日々刻々と変化する中で、地域に目を向け、支え合いながら、繋がりを大事にして、ともに成長していく」ことを目指している。
  出典: e-中小企業ネットマガジン

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

■ ユーレイルパスの想ひ出 1005

 鉄道の時刻表は、日本ではすでに1894(明治27)年に出版されていたのですね。

 私もかつては、日本全国を飛び回っていましたので、時刻表は必需品でした。

 近年では、ネットで路線検索が容易になり、鉄ちゃん以外は余り利用しなくなったのではないでしょうか。


 1980年代は、一年の内の三分の二くらいは海外を飛び回っていました。

 会社勤めなら、会社が高額な旅費を支払ってくれますが、小さな経営コンサルタントファームを預かる私としては、できる限り出費を抑えなければなりませんでした。

 幸いヨーロッパは、ユーレイルパスというやすい鉄道切符がありましたので、それをよく利用しました。

 アメリカは99日199ドルでした。

 ユーレイル(Eurail)とは、加盟する鉄道会社の鉄道や船便を、乗り放題の切符です。

 当時30日有効切符が1万円台だったように記憶しています。

 TGVなど、当時はありませんでしたが、結構快適でした。

 イタリアとスイスを結ぶ氷河特急は何度も乗りました。

 チェルノブイリ原発事故の時は、デンマークにいました。

 人魚像を見ているときに、にわか雨に遭いましたので、放射能を少し浴びたかもしれません。

 その後、スエーデンまで寝台特急で連絡船に乗って移動しましたが、いつ連絡船に乗ったのかわからないくらいスムーズでした。

 あの頃の鉄道の旅は、仕事で行っていたにもかかわらず楽しい思い出です。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

  >> もっと見る

■バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 


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■【今日は何の日】 10月6日 ■ 国際協力の日 JICAの活躍に期待 ■ 役所改革の日 マツキヨの創業者

2024-10-06 00:03:00 | 【今日は何の日10月】

 【今日は何の日】 10月6日 ■ 国際協力の日 JICAの活躍に期待 ■ 役所改革の日 マツキヨの創業者

 一年365日、毎日が何かの日です。

 季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

 これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

 独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

 

■ 国際協力の日 JICAの活躍に期待

 外務省と国際協力事業団(JICA)が、1987(昭和62)年に制定しました。

 前後の向背から立ち直った日本が、1954(昭和29)年10月6日に、初めて援助国としての国際協力に参加しました。

 途上国への技術協力のための国際組織「コロンボ・プラン」に加盟もしました。


 コロンボ・プランとは、戦後最も早期に組織された開発途上国援助のための国際機関の一つです。

 主に技術協力を通じてアジア太平洋地域諸国の経済・社会開発を促進し、その生活水準を向上させることを目的としています。

 正式名称は「アジア及び太平洋の共同的経済社会開発のためのコロンボ・プラン」でM事務局は、スリランカのコロンボにあります。

 1950年1月にコロンボで開かれたイギリス連邦外相会議を源としており、1951年7月に活動を開始しました。当初イギリス連邦諸国のみを加盟国としていたのですが、その後その他の各国も加わり加盟国は増加しました。

 しかし現在は、二国間のODAの方が金額的に多く、コロンボプランとしての活動はそれほど活発ではないようです。

 某超大国のように、お金にモノを言わせて、無理な援助をして、その返済に窮すると、港を長期咀嚼をするなどして、国際協力とは主旨も目的も異なる、なりふり構わないことをしている苦にもあります。


■ 役所改革の日 マツキヨの創業者

 10月6日は「役所改革の日」です。

 1969(昭和44)年10月6日、当時の松本清市長の発案で千葉県松戸市役所に「すぐやる課」ができました。「すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものは、すぐにやります」をモットーに、何かことがあるとすぐやる課が主導しました。

 それまで役所の縦割り行政のために対応できない仕事が結構あったのが、すぐに対応できるようになり市民から大変感謝されているようです。

 この時の市長であった松本清さんといえばドラッグストアチェーン店の「マツモトキヨシ」の創業者です。

 株式会社マツモトキヨシは、ドラッグストア(薬店)チェーンの日本最大手企業となりました。本社は千葉県松戸市にあります。

 おとり廉売からブランドを守る目的で、指定再販商品でかつては保護されていましたが、徐々に解除され、1997年3月には最後まで残った一部の化粧品と医薬品の指定が廃止されました。今日、価格競争の激しい業界のひとつで、その中での全国展開にはナミナミならぬ努力が影でなされていると思います。

【経営コンサルタントの独り言】

 「お役所仕事」とという表現があります。
 どの企業・組織でも、風土というのがあると思いますが、お役所にはお役所の風土というのがあるようです。
 お役所では、法律が原点です。
 法律を犯さないように自分達も仕事をし、来た人や関係者にも法律遵守を求めます。
 「ものさし」に当てはまらないことは、彼等にとってはやってはならないのです。
 その結果、冷たさを感じることがしばしばあります。

 一方で、法律や規則に反しないように、できるだけ、自らが積極的に新たなことをしない方針のようです。
 いわれなければできるだけやらない、やらなければミスが発生しない、ミスしなければ出世の道はある。
 だから、できるだけ仕事をしない。

 すべてのお役人がそうだとは言いませんが、その様な人が多いような気がします。

 

■ 【今日は何の日】その他
◇ 国際文通週間 
◇ 大興禅師(葦航)寂

(ドアノブ)

 【経営者・管理職の皆様へお勧めブログ】 

 ◇ 心 de 経営

 ◇ 経営マガジン 

 ◇ 経営コンサルタントの独り言

 ◇ 経営四字熟語

 ◇ 経営コンサルタントの使い方 

 ◇ 経営コンサルタントからのメッセージ

 ◇ 経営トップ十五訓

 ◇ 杉浦日向子の江戸塾

 ◇ ニュース・時代の読み方

 ◇ 時代の読み方・総集編

 ◇ 経営コンサルタントの本棚

 ◇ 写真・旅行・趣味

 ◇ お節介焼き情報

 ◇ 知り得情報

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 ◇ カシャリ!一人旅


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