【日本庭園を知って楽しむ】5-02 庭園を見る視点・要素 自然風景式庭園 中島(なかじま)
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
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旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。
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日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。
下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。
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■■5 庭園を見る視点・要素 自然風景式庭園
庭園を鑑賞するにあたり、庭園を構成するものが、どの様な意味合いを持つのかを知っているのと、そうでないのとでは、鑑賞の度合いが大きく異なります。
ここでは、自然風景式庭園を構成するものについて、その鑑賞のための基本的な知識を持っておきたいと考えます。
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■5-02 中島(なかじま)
池の項でご紹介していますように池には島を浮かべることが多いです。その理由の一つとして、日本は四方を海に囲まれた島国であることに起因していると考えられます。
記録には、「海の様を学ぶ」「海の様を模す」という記述が多数見られます。海の風景を写すことが理想と考えられていました。
また、仙人が住むといわれる中国の蓬莱山を池の中に作ることによって、庭園に神秘性を持たせるということにも通じるようです。
すなわち、「中島(なかじま)」は、池泉につくられた島のことで、半島を示す出島と区別するために用いられる名称といえます。
浄土式庭園では、極楽浄土を表す三神山(さんしんざん)と呼ばれる3つの中島が作られます。三神山とは、中国の古伝説で、東方絶海の中にある三つの島のことで、そこには、仙人が住んでいるといいます。三つの山というのは、「蓬莱山」「方丈山」「瀛州山(えいしゅうざん)」のことです。
ちなみに「作庭記」には、中島は盛り土によって作ってはならないと述べられています。あらかじめ、その部分を残して池を掘らないと侵食されて崩れてしまうことあるからだと説かれています。
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(【Wikipedia】、宮元健次氏、重森完途氏・コトバンクを参照して作成)
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■ 日本を代表する庭園
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ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】
写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。
静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm
【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています